Chef-on-Call(シェフオンコール)のメニューを食べ比べ!マレーシア航空ビジネスクラス機内食

今年5月に利用したマレーシア航空ビジネスクラス。その機内食のオーダー式メニュー「Chef-on-Call(シェフ・オン・コール)」は、どれも味のレベルの高いものばかりでした!

今回は、そんなマレーシア航空ビジネスクラス機内食Chef-on-Callの食レポのまとめと、予約の仕方について見ていきたいと思います。

Chef-on-Callの予約方法

「シェフ・オン・コール」は、マレーシア航空ビジネスクラスの機内食事前予約サービス。機内食の内“メイン”料理のメニューを、事前に選択して予約しておく事が出来ます。

マレーシア航空機内食chef-on-callメニュー

通常、メイン料理は4種類ほど用意されていて、その中から当日選択すれば良いのですが、シェフ・オン・コールを利用するとそれ以外のメニューからも選ぶ事ができるのです。JALでも機内食の事前予約サービスはありますが、予約をしなければ食べられないメニューがある点はJALとの大きな違いですね。

マレーシア航空機内食chef-on-callの選択メニュー

シェフ・オン・コールのメニューは、マレーシア航空のHPから参照出来ます。今年の5月の時点では各路線とも10種類以上から選べたのですが、現在は4~5種類のみ…、だいぶ改悪されてしまった様です。

申込は、マレーシア航空HPに記載のアドレスに必要事項を記入してメールを送信します。本来はHPから簡単に選択できる様なのですが、現在システムメンテナンスの為、一時的に利用出来ないとの表示が…。

  • 氏名
  • メールアドレス
  • Contact No.(自分の電話番号)
  • Eチケットに記載のBooking Reference number

私は上記の項目と、シェフオンコールのメニューをオーダーしたい旨を“英語で”記載してメール送信、すると二日後に“了解した”との返信がありました。メール送信のテンプレート等は無く、形式も自由で構いません。

当日は特に何も伝える必要は無く、機内食サービスのメイン料理の時になると勝手に持って来てもらえますが、CA全員が把握している訳では無い様で、たまに間違って普通のメニューの選択を迫られる事もあるので、その場合は「スペシャルメニュー」をオーダーした事を告げればOK!

美味しいメニューはどれか?

それでは、私が実際に食したシェフ・オン・コールのメニューを順に載せていきたいと思います。

一般的に機内食の味は、そのフライトの出発地によって味の善し悪しが異なると言われていますが、マレーシア航空に乗った限りではそれほど大差は感じませんでした。味付けも安定していて、レベルは高い方だと思います。

chef-on-call「Seafood Coconut Curry」

先ずは「Seafood Coconut Curry」(成田→KL)。具は柔らかい白身魚とプリップリの海老、ピリ辛ですがココナッツミルクのまろやかさもあってGood!色々な人の口コミを見ても、この味を善しとする評価は多く、なかなかの人気を誇るメニューです。この食レポ詳細は→マレーシア航空A330ビジネスクラス搭乗記!成田~KL②機内食レポート

尚、選択できるメニューの数は変わってしまっていますが、このココナッツカレーは現在(10月現在)でも成田発の便で選択可能です。

chef-on-call「Oven Baked Lamb Loin with Pumpkin」

続いて、クアラルンプール発の料理を2つ。1つ目は「Oven Baked Lamb Loin with Pumpkin」(KL→シドニー)。ゴボウの様に硬い(ちょっと言いすぎ…)ラム肉は、機内食用の切れにくいナイフを入れるにも苦労するほど。しかし柔らかくて甘いカボチャは絶品で、トマトソースとの相性もベスト!この食レポ詳細は→マレーシア航空ビジネスクラス機内食レポート!KL~シドニーの朝食

現在、ラム肉を使ったメニューはあるものの、“Pumpkin”の入ったメニューはKL発からは無くなってしまいました。

chef-on-call「Nasi Lemak with Prawn Sambal and Ikan Bilis Sambal」

KL発のもう一つは「Nasi Lemak with Prawn Sambal and Ikan Bilis Sambal」(KL→成田)。見た目どおり、辛さはこれまで食べた機内食の中でピカイチですが、その奥にしっかりと旨味を感じられるのがマレーシア航空機内食の良い所!肉厚の海老と甘味のある小魚、ビーンズ。KL市内でもなかなか味わえない、美味しいナシレマでした!この食レポ詳細は→機内食レポート!マレーシア航空ビジネスクラスKL~成田

残念ながら、現在のシェフ・オン・コールメニューからは無くなってしまいましたが、私が搭乗した時はシェフ・オン・コールではない普通の選択メニューの中にもあったので、現在でも食べられるかもしれません。

chef-on-call「Grilled Filet Mignon」

最後に、シドニー発「Grilled Filet Mignon」(シドニー→KL)。オーストラリアと言えばオージービーフという事で、テンダーロインステーキを選択。柔らかさと適度な歯応えを兼ね備えたステーキです。しょう油ベースの味付けもGoodで、機内食で出て来る肉料理としては大満足!この食レポ詳細は→マレーシア航空ビジネスクラス機内食レポート!シドニー~KLのランチメニュー

現在、テンダーロインステーキは無くなってしまった様ですが、リブステーキを使ったメニューは残っているので、試してみる価値はありそうです。

アラカルトメニューとサテーの味

マレーシア航空機内食「Egg Noodles」

シェフ・オン・コールの他、好きな時に注文できるアラカルトメニューも、マレーシア航空ビジネスクラスは味のレベルが高いです。例えばこの「Egg Noodles」。麺は完全なインスタント、スープも凄く薄味ですが、魚のつみれや鶏肉、海老などの具材がたっぷり入って良し!食べ応えがあって、なかなか美味しいです。

マレーシア航空ビジネスクラス「Chicken Tandoori Baguette」

マレーシア航空機内食「Chicken Tandoori Baguette」

他にも「Chicken Tandoori Baguette」はジューシーなタンドリーチキンでGood!出発地によってバゲットや野菜が異なるので、同じメニューでも色々な路線で試してみると良いかもしれません。

レベルの高いビジネスクラス機内食

マレーシア航空ビジネスクラスのサテー

今回、複数の路線でマレーシア航空ビジネスクラス機内食の味を確かめてみましたが、味の好みはあれど「美味しい」と感じるメニューに幾つも出会う事が出来ました。機内食の一番初めに出て来る「サテー」も、いつ食べても安定した美味しさですし、機内食を目当てにマレーシア航空を選択するのも十分アリでしょう。

一連の事件・事故の影響もあって就航路線が大幅に減ってしまったマレーシア航空ですが、年に1~2回開催されるビジネスクラスの激安セールもありますし(参考マレーシア航空の格安ビジネスクラスはストップオーバーも可能?シドニー行きで発券してみた)、高い金を払ってJALに乗るよりよっぽど満足度は高いです。是非、参考にしてみて頂ければと思います。

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