スイス・ジュネーブ市街を縦横無尽に走るトラムやバス。ジュネーブ観光には欠かせない足ですが、なんとジュネーブへの旅行者は無料で乗る事が出来ます!
ただし、無料で乗れると言っても手続きも何もせずに乗ると罰金の対象になり兼ねませんので、今回はその辺りも含めて、路線MAP等も併せてお伝えしていきたいと思います。
ジュネーブの路線図
ジュネーブの路線図ですが、私はコチラのMAPを利用しました。ジュネーブ市街だけではなく、郊外のフランス領も含めた広域のMAPですが、路線が色づけされているので見易いです。
DL元のページを忘れてしまったので、直接PDFを貼っておきます→geneva-train-map
ジュネーブのトラムは「TPG(ジュネーブ公共交通)」が運営。私が見た所、トラムには2種類の車両がありますが、大方が低床の新型車両になっています。
トラムだけではなく、ジュネーブ市街にはトロリーバスや普通のバスも走っていて、いずれも同じTPGが運行。共通のチケットで乗る事が出来ます。トロリーバスとトラムが混在する街なんて、初めて見ました!
旅行者限定フリーチケット
さて、旅行者に嬉しいのがこのトランスポートカード(Geneva Transport Card)。これは旅行者に向けたフリーチケットで、ジュネーブ市内のトラムやバス、ボート、またスイス国鉄(SBB)の列車が乗り放題になるお得なチケットです。ジュネーブ市内のホテルへ宿泊すると必ず貰える様で、今回の旅で宿泊した2つのホテルでは、いずれもチェックインの際に渡されました。
カードの裏側には、滞在中のホテル名と滞在期間、そして氏名が明記されていて、本人以外が使えない様になっているので、利用の際は念のためパスポートのコピーを携帯しておいた方が良いかもしれません。
ホテルへのチェックイン時から最終日の終電まで有効なので、チェックアウト後に空港まで行く際にも使用する事ができます。
フリー区間は、ジュネーブ市内(上記MAPの白い部分)のみ。フランス領は含まれていないので、郊外へ出かける際は注意が必要です。
トラムの乗り方と車内の設備
続いてトラムへの乗り方ですが、システムはウィーン等とほぼ一緒。改札や検札は無く、有効なチケットを持っているだけで自由に乗り降りする事が出来ます。
ウィーン(オーストリア)やミュンヘン(ドイツ)等と異なる点は、車内に券売機が無い事。チケットを持っていない場合は、停留所の券売機で予め購入しておく必要があります。
乗降りの際は、扉のボタンを押して自分でドアを開けます。手すりに付いている降車ボタンもありますが、トラムやトロリーバスは基本的に全ての停留所に止まる様で、これを使っている人を見た事がありません。
停車駅は、車内のディスプレイで確認出来ます。車内放送もありますが、ほとんどフランス語オンリーなのでチンプンカンプン!
車内には多数の防犯カメラ。安全な国スイスですが、一応スリには注意しておいた方が良いでしょう。
1回利用の場合は1hチケットを購入
尚、ホテルへのチェックイン前にトラムを利用する場合等、旅行者でもチケットの購入が必要なケースもあります。その場合は、停留所に設置されたこちらの券売機を利用。
画面はタッチパネル式で、英語への切替が可能。恐らく旅行者が購入するのは、ホテルまでの片道切符くらいだと思いますが、その場合は「1h」と書かれた1時間券を購入すればOK。
価格は3フラン※価格は為替レート等により常に変化します。スイスフランの他、ユーロでも支払い可能で、クレジットカードも使えます!私の使っている三井住友エブリプラス(VISA)でも問題なく決済できました。
有効期間は、購入の時点から1時間。打刻をする必要は無く、これを持っているだけで有効となります。
無料チケットで楽々乗車!
と言う訳で、ジュネーブでのトラムの乗り方について見てきましたが、チケットさえ持っていれば改札も打刻も必要無いのでとても楽チン!交通費を少しでも節約する為にも、ジュネーブに着いたらなるべく早めにホテルにチェックインしてトランスポートカードを貰う様にすると良いでしょう。尚、チケットのシステム等は今後変更される可能性もあるので、渡航の際はTPGの公式HPで最新の情報を確認する事をおススメします。
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