【ロシア個人旅行】ビザの手配と街の歩き方!極東・シベリア・モスクワなど

このページでは、私が実施したロシア個人旅行に関する旅の準備や、訪れた都市の様々な情報について、項目ごとにまとめています。

一昔前まではなかなか敷居が高かったロシアへの個人旅行ですが、近年は電子ビザの発給が開始される等、ますます身近なものになりました!ビザの取得からロシアの物価、食事事情に至るまで、詳しく解説していきたいと思います。

※2024年1月現在、社会情勢の悪化によりロシアへの観光目的での渡航は大変難しくなっています。外務省HP等でよくご確認下さい。

ロシア観光ビザと電子ビザ

2020年1月現在、ロシアへ観光目的で入国する為にはビザの取得が必要となっています。ビザの取得には少々手間と時間が掛かりますが、手順を追って一つ一つこなしていけば難しい事はありません。詳しくは以下の記事をご覧下さい。

ロシアを個人旅行で訪れる場合、避けて通れないのが観光ビザの取得。今回は、私が実践したロシアのツーリストビザの取得方法...

尚、2017年頃より電子ビザ(e-VISA)の発給が始まり、従来のビザよりも簡単な手続きで入国する事が可能になりました!しかし現時点では極東やサハリン、サンクトペテルブルク等の一部の地域、また単一都市への短期滞在(8日以内)に限られるなどの諸条件があります。

また、今後制度が頻繁に変わる可能性があるので要注意。詳しくは在日ロシア連邦大使館のHPをご覧下さい(メチャクチャ重いサイトなので表示に時間が掛かります)。

ホテルの滞在登録について

ロシアの各都市へ外国人が滞在する場合、必ず「滞在登録」の実施が義務付けられています。これは観光客を受け入れる側(ホテルなど)が手続きを行うもので、我々旅行者は通常通りホテルのレセプションでパスポート(ビザの手続きが完了しているもの)を提示してチェックインするだけOK。

ロシアホテル滞在登録

しかし余りにも格安のホテルだと手続きを行ってもらえない場合もある様なので注意が必要。3つ星以上のホテルであれば、ほぼ間違い無いと思います。

一部のネット情報には、手続きが完了したらホテルから「滞在登録証」が発行されるとの口コミもありますが、私が滞在したどのホテルでもその様な証明証の発行はありませんでした。

ロシア旅行パスポート

滞在登録が完了後、ホテルから外出の際はパスポートの原本を忘れずに携帯する事!他の国だと部屋のセーフティーボックスに預けてコピーだけを持ち出すケースも多いですが、ロシアでは外国人のパスポート携帯が義務付けられているので、万が一忘れて抜き打ちチェックにでも遭遇したらエライ目に遭います。

ロシア職務質問

私はまだ経験が無いですが、主要観光スポット等で外国人観光客と思われる人が警察官から職質を受けている光景をこれまでに何度も見ているので、あまり人事だと思わない方が良いかもしれません。

ロシアでの英語の通用度

ロシアにおける英語の通用度は、あまり高くありません。これまでの経験上、モスクワやサンクトペテルブルクではホテル・レストラン共に問題なく英語が通じますが、極東のハバロフスク等ではホテルのレセプションですら全く通じない所もありました。

Google翻訳ロシア語

私達日本人が幼い頃から知っている簡単な英単語ですら全く通じない人も居る位なので、Google翻訳は必須!予めオフラインでロシア語を読み込んでおくと、電波が届かない所でも困らないので安心です。

ロシアの物価は安い?

かつてロシアは物価の高い国として認識されていた様ですが、2015年辺りからロシアルーブルの為替レートが大きく下落。私が訪れた2019年は1 RUB≠1.7円程度で、物価は都市部でも東欧レベル、極東やシベリアだとそれ以下に感じる程で、思った以上に少ない予算で滞在する事が出来ました!

モスクワレストラン

例えば、モスクワにあるカジュアルレストランでのディナーの場合、3コースにドリンクをつけて3,000円程度。ランチタイムであれば、「ビジネスランチ」という名目で1,000円以下でたらふく食べられる所もあります。

地下鉄やバスの運賃も安く、1回乗車で数十円ほど。観光施設への入場料を含めても、贅沢しなければ1日当たり7~8,000円程度の経費で済ませる事が出来ます。

モスクワのホテル

ただ、ホテルの価格に関してはその街の事情によっても異なり、例えば極東のウラジオストクはホテルの数が少ない事もあって料金は割高、また逆に競合ホテルの多いモスクワでは、夏場であっても1泊8,000円程度でキレイな4つ星ホテルに泊まれる場合もあります。

今後、ロシアへのビザ緩和等の影響によって観光客が急増、それに伴い物価も徐々に上がっていく事が予想されるので、お得に旅行するなら今の内です!

ロシアの食事事情

ロシア料理

ロシアで食べられる料理は日本人の口に合うものが多く、代表的なロシア料理としては真っ赤なビーツのスープ「ボルシチ」や、牛肉とキノコをホワイトソースで煮込んだ「ビーフストロガノフ」。

街中にはジョージア(グルジア)料理のレストランが多くあって、「ヒンカリ」や「ハチャプリ」など伝統的なジョージア料理が楽しめます。どの料理もリーズナブルで美味しいものばかりですが、異様にパクチーばかり乗っているのが少々辛いところ…。

ロシアのフレーバーティー

また、ロシアは意外にも紅茶の文化が盛んで、レストランやカフェのドリンクメニューには様々な種類のフレーバーティーが揃っています。本格的な茶葉やフルーツをふんだんに入れたポットで提供され、500mlが5~600円程度と価格もリーズナブル!

Russiaスーパーの惣菜売場

食費を安く抑えたい場合は、スーパーの惣菜売場を利用するのがベスト!様々な種類のロシア料理が揃っていて、グラム単位で買う事が出来ます。500円も出せば腹いっぱい!味付けも良く、節約旅行の強い味方です!

ロシアのハチミツ

その他、忘れてはならないのがハチミツ。ハチミツはロシアの主な名産品の一つで、モスクワにはハチミツ専門のスーパーがある他、各地方都市の日曜マーケット等では農家直送の美味しいハチミツが驚く程安い値段で手に入ります!

天然のハチミツは種類豊富で味もGood!格安のパンも、これにつけて食べれば極上のスイーツに生まれ変わります!

ロシアの治安

sankt-petersburg・地下鉄

ロシア旅行において最も懸念されるのが治安。私がロシア5都市を巡った限り、極東やシベリアの田舎町では治安の悪さを感じる事は無かったですが、モスクワ等の都市部では特に人の集まる観光地でスリや詐欺が横行。地下鉄駅構内ではテロへの警戒が強化されていて、物々しい雰囲気の所ばかりでした。

鞄は前に下げるなど基本的な事さえ守っていれば過剰に心配する必要は無いですが、他のヨーロッパの都市とは明らかに違うという事を年頭に置いておくのが良いでしょう。

ロシア各都市の特集ページ

最後に、私がこれまでに訪れたロシア各都市についてまとめた特集ページへのリンクを掲載しています。各都市の概要から市内交通、レストランなど様々な情報を載せていますので、次の旅行にお役立て頂ければ幸いです!

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