【ポルト】メトロの乗り方と券売機の使い方!空港アクセスにも使える

ポルトガルのポルト市内観光に便利な地下鉄「ポルト・メトロ」。今回は、その乗り方や券売機の使い方について詳しくご紹介していきたいと思います。1回€1.2から乗れる路面電車の様な地下鉄の様な、ちょっと珍しい市内交通システムは、空港アクセスにも使えて便利です!

トラム?地下鉄?ポルト・メトロMAP

porto-metro/地下鉄

ポルト・メトロは、ポルト市内を走る黄色いラインの電車。Metroとは呼ばれていますが、見た目はトラムそのもので、所によっては地上や橋の上を走る場合もあります。

porto-metro/Map

ポルト・メトロにはAからFの6つの路線がありますが、観光客の訪れる都市部はD線以外全て同じ線路を走ります。路線はエリアごとにZone分けされていて、都市部はZone PRT 1、空港はZone VCD 8。

このメトロMAPは公式HPからダウンロードする事が出来ます。

porto-metro/駅入口

porto-metro/地上駅

メトロの駅には色々なタイプがあり、普通の地下鉄の様な出入り口の駅もあれば、歩道にそのまま乗り入れる路面電車の様な駅もあって多種多様。地下駅であっても地上から浅い所にある場合が多いので、利便性は良好!使い勝手も良いです。

運賃とICカード「andante

porto-metro/Andante

ポルト・メトロのチケットは、全て「andante」と呼ばれる紙製のICカードタイプになっていて、初めて購入する場合はカード代(€0.6)が別途必要。2回目以降は、その同じカードを使えば運賃だけで乗車できるという仕組みです。

porto-metro/運賃

運賃はZone制で、幾つのゾーンを跨いだかで運賃が決定。主にAndante Azul(1回券)とAndante 24(24時間券)があって、1回券の場合2ゾーンまでが€1.2、3ゾーンまでが€1.6、4ゾーンまでが€2.0(Zone区分は上記のMAPを参照)。※価格は為替レート等により常に変化します。

市内中心部は1つのゾーン内に収まっているので、郊外へ行く用途が無ければZ2で十分。空港から市内中心部まではZ4です。

券売機でチケット購入

porto-metro/券売機

チケットは、駅に設置された券売機で購入できます。クレジットカードも使えますが、同じカードでもマシンによって使えたり使えなかったりと、結構クセがあるのが難点…。

porto-metro/券売機の英語切替

券売機は英語切り替え対応で、画面の周りのボタンを操作して進めていきます。

初めての乗車の際はBuyを選択してandanteカードを一緒に購入、2回目以降に乗車する際はReloadを選択して手持ちのandanteにチケット情報をチャージする形です。

porto-metro/ゾーン選択

porto-metro/利用回数選択

次に乗車するZoneを選択。1回券の場合は利用回数も選択します。10回乗車の場合1回分が無料で付いてきますが、24時間券の方が遥かに安いので、あまり利用価値は無いでしょう。

porto-metro/請求書

最後の画面ではオプションでInvoice(請求書)の有無を選べますが、必要無い場合はwithoutを選択すればOK。

porto-metro/チケット現金決済

porto-metro/チケットクレジットカード

決済は現金、若しくはクレジットカードで。現金の場合、お札は€5~€50、コインは5セントコインまで使えます。

porto-metro/券売機のカードリーダー

尚、andanteカードは1回券と24時間券で別々のカードにする必要があるので注意が必要。

例えば、1回券を使い終えた後に同じandanteカードに24時間券をチャージする事は不可能で、その場合は新たにandanteカードを買いなおす必要があります。カード代が€0.6と安いのでそれほど気にはなりませんが、これはちょっと不便ですね…。

簡易改札機にタッチ

porto-metro/簡易改札機

チケットを購入したらプラットホームへ。ホーム入口に黄色い簡易改札機があるので、これにチケットをタッチしてからホームへ向かいます。音が鳴って緑のランプが点滅したら成功、無効チケットだと赤いランプが点滅します。

porto-metro/残り時間表示

24時間券の場合、タッチするとその時点での残り時間が表示されるので、チェックしておくと安心です。降車時に改札は必要ありませんが、期限切れに気づかずに検察に遭うと罰金を取られてしまうので要注意。

porto-metro/中間改札

尚、D線とその他の線が接続するTrindade駅には中間改札があって、乗り換えをする場合はここでも改札機にチケットをかざす必要があるので、忘れない様に注意が必要。

プラットホームと車内

porto-metro/プラットホーム

さぁそれでは実際に列車へ乗車してみましょう!行き先を確認してからプラットホームへ。

porto-metro/電光掲示板

電光掲示板で、次に来る列車の行き先を確認。右側の車のマークは列車の編成の長さを表し、右端の数字はあと何分で到着するかが表示されています。

porto-metro/先頭の行き先表示

porto-metro/サイドの行き先表示

行き先は列車にも表示されますが、日本の様に新型のフルカラー表示では無いので、かなり見え難いです。

porto-metro/ドアボタン

乗車・降車の際は、ドアボタンを押して扉を開けます。この点は中欧諸国と一緒。

porto-metro/車内

メトロの車内は、外観同様トラムの様な座席配置。通路が狭いので、少しでも混雑すると乗降りに苦労します…。

車内アナウンスは英語でも案内がありますが、何を言っているのか分からないほど聞き取り難いので、あまりアテにしない方が良いかもしれません。

空港アクセスにも使える!

porto-metro/空港駅

尚、このポルト・メトロはポルト国際空港にも乗り入れているので、市内まで手軽にアクセスできて便利!到着ロビーからMetro(Light Rail)の表示に従って地下の方へ進むと乗り場があります。運賃は、4 Zone料金で€2(1回券)。

porto-metro/空港駅プラットホーム

空港乗り入れの路線はMAPで見ると「E」となっていますが、私が利用した時は何故かF線の終点「Fânzeres」まで直通する列車だったので助かりました!

ただ、距離はそれほど遠くない割にスピードが遅くて時間が掛かるので、市内中心部まで40分は見ておいた方が良いでしょう。

porto-metro

と言う訳で、手軽な空港アクセスにも使えるポルト・メトロ。ポルト滞在の際は是非活用してみて下さい!

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