ポルトガルのポルト観光で最初に訪れたのが、世界遺産エリアにある教会の一つ「サン・フランシスコ教会」。有名なポルサ宮殿の隣にある古びたゴシック教会ですが、中へ入ると金で埋め尽くされた超ゴージャスな内装にビックリ!
比較的人も少なく、ゆったり観光できるのでおススメです!
目次
13~15世紀に建てられたゴシック教会
ポルトにあるサン・フランシスコ教会、場所はドウロ川のすぐ近く、ポルサ宮殿の隣にあります。すぐ目の前に路面電車の停留所がありますが、ポルト・メトロとは接続していないので、アクセスはあまり良くないです。
教会の外観はゴシック様式。狭い所に建っているので全景がなかなか見え難いですが、古びたレンガの外壁が長い歴史を物語っていますね!
1245年に建築が始まり、1410年に完成、1833年のポルト包囲の火災によって一部が損壊しつつも、ファサードの一部は建築当時の状態を保っているのだとか。
すぐ横にポルサ宮殿があるという事もあって、周囲には沢山の観光客が居ましたが、このサン・フランシスコ教会へ入るひとはまばら。ポルサの影に隠れてあまり需要が無いのかもしれません。
チケットオフィス、ガイドブックは€1
“TICKETS”の表示に従って進むと、チケットオフィスがあります。料金は€7.5、最新のガイドブック(地球の歩き方)には€4と書いてあったのに、もう早くも値上げです…。※現在は€9へ更なる値上げ。価格は為替レート等により常に変化します。
尚、受付にはガイドブックの販売もあって、こちらは1冊€1。英語版で12ページの薄っぺらい冊子ですが、黄金に包まれた教会内部がフルカラー写真つきで紹介されています。安いので記念に1冊Get!
初めに展示室と礼拝堂
さて、このサン・フランシスコ教会の見学導線ですが、先ず初めにチケットオフィスと同じ建物内にあるミュージアムへ案内されます。ここには、過去これまでに教会へ寄贈された物を中心に、絵画や家具等が展示。
貴族の邸宅の様な内装の中、ちょっと目に留まったのがコチラの部屋の中央に置かれた「籠」の様な物。これはセダン・チェアと言って、19世紀当時、病人や怪我人を運ぶ為に用いられていたのだそう。
こういう文化が西洋にもあったとは、ちょっと意外です。
見学導線の途中には、ちょっと美しい礼拝堂もあります。祭壇には大きな宗教画、天井もなかなか洒落ていますね!
最後は黄金に包まれた教会へ!
ミュージアムの見学が終わったら、一旦外へ出てメインとなる教会の建物へ!板チョコの様な門から教会内部へ入って行きます。
中へ入ると、その豪華さにビックリ!壁や柱が金で埋め尽くされた超ゴージャスな空間!しかし煌びやかと言うよりも、重々しい重厚な内装です。
この教会はバシリカ式になっていて、身廊とその両サイドに側廊、天井付近には窓もあって自然光が入る様になっています。教会の大きさ自体は大した事無いですが、天井が高いので開放的!
側廊には、幾つもの聖人を祀った祭壇があります。それにしてもよくこれだけ細かい所まで全て金で塗りつくしたなぁと。
近寄って見てみると、これら金の装飾は全て木彫りの彫刻に金箔が塗られているのが分かります。修繕されていないのか、既にメッキが剥がれて下地の木目が浮き出てしまっている所も…。これらが金で塗り直されたら、さぞ輝かしい教会になるのではないかと。いずれ改修工事が行われるのかもしれません。
ポルトで必見のゴージャスな教会
と言う訳で、ポルサ宮殿の横に佇むサン・フランシスコ教会を訪れてみましたが、歴史の重みを感じるゴージャスな内装は必見!隣にあるポルサ宮殿と比べて人が少ないので、ゆっくり観られるのも良いですね。
St. Francis Monument Church
- 営業時間:9:00~19:00(7月~9月は20:00迄、11月~2月は18:00迄)
- 休業:12月25日
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