“食の宝庫”と言われる香港。今回の香港旅行では、ひたすらローカル店ばかりを攻めてみましたが、果たして“安くて美味い”はあるか?
先ず訪れたのは「弥敦粥面家(Nathan Congee & Noodle)」という店、今回はこちらでお粥の味を調査してみたいと思います!
目次
佐敦にあるローカル店
今回訪れたのは、コチラにある「弥敦粥面家」という店。MTR佐敦駅のB1出口から徒歩3~4分の所にあります。
メインストリート「ネイザンロード」から一本裏通りへ入った所にあるのですが、古い建物が密集する混沌とした所にあるので、かなり分かり難い…。店名が分かっていても、何度か見過ごして通り過ぎてしまいました!
間口の狭い、いかにもローカルと言った感じの店舗。朝7時半から夜23時まで、基本的に毎日営業しています。
清潔な店内、新設な店員
店内は意外と広く、普通に座って30名、詰めれば40名くらい入れる程の広さ。2人掛けと4人掛けのテーブル席で、壁際は全てソファーシートという立派な仕様です。
店員は皆親切なおじさんおばさんばかりで、店に入るとすぐに席まで案内してくれました。
椅子やテーブル、床はだいぶ年季が入っていますが、一応清掃は行き届いている模様。調味料のべた付きも無く、店の印象としてはなかなかGood!
日本語メニュー有り!
この店のメニューがコチラ。店名にもある通り、この店はお粥と麵料理が専門の様で、お粥だけでも27種類もあります。
価格は一品$50(≠700円)前後と、思っていたよりもかなり割高…。しかしこの後に訪れたどのローカル店でも大体このくらいの価格だったので、これが香港のローカル店の相場なのかもしれません。
尚、この店には日本語メニューもあって、店員さんが私の事を日本人だと知ると持って来てくれました!若干怪しい日本語ではありますが、料理の説明もついています。
でも日本語対応のメニューは少ないので、慣れている人は広東語のメニューから選ぶのが吉。
柔らかビーフの「生滾牛肉粥」その味は…?
注文から僅か1分!注文したお粥が運ばれてきました。今回は日本語メニューから選んだ「生滾牛肉粥」、価格は$43。
具材はビーフと長葱のみですが、大口カットのビーフがゴロゴロ入っていて、どれも凄く柔らか!しかし肝心の“旨味”が殆ど出ておらず、なんだかちょっと味気ない感じ…。
お米の方も程良い塩加減で悪くはないのですが、やはり具材の出汁が滲み出ていないのが残念な所。別々に作り置きしたお粥と具材をただ合わせただけのファーストフード的な感覚です。
揚げパンは作り置き
もう一つ、お粥と一緒にどうか?と勧められた揚げパン。プレーンドーナツの様な味と食感で、これをお粥に漬けて食べるのが一般的ですが、やはりビーフの味が滲み出ていないお粥に漬けても、ちょっとイマイチ…。
ちなみにこの揚げパン、入口付近のテーブルに作り置きされたものをそのまま持って来ただけ(笑)。まぁこの辺がローカル店の醍醐味なので、別に気にはしませんが…。
良くも悪くもローカル店の味
お粥と揚げパンで、お会計は$54(≠756円)。ローカル店という事で400円くらいでこの味が食べられるなら納得ですが、ちょっと割高ですよね…。以前訪れたオーストラリア・シドニーのチャイナタウンでは、超絶品のお粥が食べられたものですが、本家のローカル店がこの程度の味だったとは…。(参考→激安!激ウマ!Super Bowlのお粥を食べに行く~シドニー・チャイナタウンの絶品グルメ!)
親切な店員に加え日本語メニューもあるので、気軽にお粥が食べたいという人には良いと思いますが、良くも悪くもローカル店の味。あまり過剰な期待はしない方が良いかも?
弥敦粥面家 Nathan Congee & Noodle
- 住所:854C+QQ Hong Kong
- 営業時間:7:30~23:00
★その他、香港に関する記事はこちらにまとめています→香港・マカオ