BAの格安ビジネスクラスが酷かった…!E190シート&機内食レポート

チェコのプラハからロンドンまではブリティッシュエアウェイズのビジネスクラス(クラブ・ヨーロッパ)を利用しました!HPで見つけた格安運賃に飛びついて利用してみたものの、エコノミークラスと全く変わらない詰め込み式シートで最悪のフライトに…。

今回は、そんなBAビジネスクラスのシートや機内食をレポートしていきたいと思います。

ロンドンCity空港行き格安ビジネスクラス

今回搭乗するのは、プラハ14:55発BA7338便ロンドン行き。ヒースロー空港ではなく、ロンドン市街中心部に近いCity空港行きです。プラハ⇔ロンドンは1日に6便(2019年10月時点)飛んでいますが、その内City空港行きはこの14:50発の1便のみ。

何故私がこの便を選んだかと言うと、それはズバリ、ビジネスクラスが安かったから!10万円超えも珍しくない欧州国内線のビジネスクラスですが、この便に限ってはおよそ2時間のフライトで4,183CZK、日本円にして僅か18,000円弱というあり得ない程の安さです!

因みに、ヒースロー空港行きのエコノミークラス最安運賃は876CZK(≠¥3,800)。ほんと、BAに限らずプラハ発の航空運賃は安い場合が多いので助かります!

2-2の“激狭”詰め込みシート!

そんな激安ビジネスクラスですが、使用機材はE190SR。欧州国内線の中でも一際小さい98人乗りのタイプです。

座席は2-2配列、ビジネスクラスと言えどもエコノミーと全く変わらないシートですが、これは欧州国内線ではよくある事。3-3配列シートなんかだと、中央の席を空けて窓側と通路側のみ利用するというのが定番のスタイルなのですが…

しかし最悪な事に、この2列シートの場合は中央席が無い事から隣が空席にならず、エコノミークラスと同様に詰め込まれてしまいます!空いていればまだ良かったものの残念ながらこの便は満席…、気の強そうな若い女性が後から隣に来てしまった…。

それでも指定したのが先頭の1Aだった為、足元が広い分まだマシ。ただ、荷物は足元に置けない上、頭上の荷物棚には業務用品が入っているので、少し離れた所に荷物を入れる事を余儀なくされました。

コートも預って貰えないし、何だかビジネスクラスとは思えないほどの冷遇ぶり…、これじゃテンションも下がりますよ。

CAの対応は良し!

そんなロンドンCity空港行き、満席にも関わらずスムーズな搭乗で定刻に出発。遅延の多いブリティッシュエアウェイズにしては、かなり優秀ですよね。

ベルトサインが消灯するとすぐに機内サービスが始まりましたが、CAの対応は皆笑顔でGood!ネイティブな早口の英語で何言っているか分からない事もままありましたが、嫌な顔を一切せず丁寧に接してくれます。

おしぼりが配られた後、先ずはドリンクサービス…と思いきや、ドリンクの前に早くも機内食の配膳が始まりました。食前酒にシャンパンを、と思っていたのに…。

機内食は2種類、無難な味…?

機内食はチキンかベジタブルの選択、私はチキンを選びました!サラダとメインが一つになったプレートとデザート、バスケットから選べる2種類のパン、ジャムとバターも付いています。

メニュー表の配布はありませんが、CAに言えば見せてもらえる模様。

メインはローストチキンと、もう一つはパイに包まれた鴨肉?少し生臭さもありますが、肉質は悪くないです。でもこの肉に漬けるソースが変な味…、辛口で濃い目のケチャップの味がします。

2種類のパン、丸いのはレーズン入りのマフィンですが、パサパサの粉テイストで美味しくない…。

ただ、唯一の救いはこの「Wilkin & Sons」の美味しいイチゴジャム!イギリスの老舗メーカーですが、王室御用達という事もあって日本でも人気ありますよね。これが付いてくるのもイギリスの航空会社ならでは。

その他、デザートのチョコレートムースは濃厚な甘さがあるものの、嫌な甘ったるさは無くまともな味。フランスの様なおいしさはありませんが、甘党でなくても問題なく食べられるレベル。

シャンパンは「Nicolas Feuillatte

ドリンクは、勿論シャンパンを選択!ドリンクメニューは見せてもらえなかったのですが、シャンパンをはじめワインやブランデー等は概ね揃っている模様。

この「Nicolas Feuillatte」ですが、欧州国内線ではよく提供されている大衆シャンパンの一つ。JAL国内線ファーストクラスでも採用されている銘柄ですが、飲んでみると少しねっとりした口当たり。

主張はあまり強くないですが、安いのにそれなりの味が楽しめる高コスパ・シャンパンです!普段飲みには良いかもしれません。

City空港への着陸は景色がおもしろい

ところで、今回はヒースロー空港ではなくちょっと珍しいCity空港への着陸。先述の通り、ロンドンCity空港は市街地に近い所にある為、着陸時はなかなかスリリングな眺望を楽しむ事が出来ました!

その代わり、ボーディングブリッジが無いのでターミナルまではバスでの移動となります。それでも出口までの導線がヒースロー空港に比べて圧倒的に短い為、入国して短い時間で外に出られるのは嬉しい限り!

City空港での入国導線については、コチラの記事でレポートしています→イギリス入国審査が5秒で終了?自動化ゲートを利用してみた!

2-2ビジネスクラスや止めておいた方が良い

と言う訳で、格安価格に飛びついて利用したブリティッシュエアウェイズのビジネスクラスですが、ソフト面では問題無いものの、やはりあの2-2シートに詰め込まれる満席便の利用は絶対に避けたい所!

2時間のフライトで2万円を切るビジネスクラスは確かに安いですが、同じ区間を4千円弱で飛べるなら、明らかにエコノミーの方がお得ですよね。

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