JALファーストクラスで体験した羽田空港の「VIP導線」についての所管

ロンドンへ来ています。今回はJALの特典航空券を利用して、長年の憧れだったファーストクラスを体験する事が出来ました。

羽田空港が再国際化されて5年が経ち、アジア・欧州をはじめ多くの便が成田から羽田発着へと移りましたが、余りにも早い便数増に空港設備の整備が追いついておらず、これまで再三指摘してきましたが、羽田空港の国際線ターミナルは“日本の玄関口”として世界に胸を張れる空港では決して無い様に思えます。

そこで今回は、一応“VIP”待遇を受ける権利を有する「JALファーストクラス」での体験記を通して、現在の羽田空港の導線がどういうものであるか、見ていきたいと思います。

土曜日アクセスの羽田空港

私が土曜日の出発を選んだ一番の理由は、都心の通勤ラッシュを避けたかった事。11:20発のロンドン行きに合わせて羽田空港に9時頃到着するとなると、平日朝では耐え難いラッシュに見舞われてしまいます。

羽田空港のVIP導線 (5)

今回は、山手線から東京モノレールへ乗り換えて向かうルートを利用しました。最近は専ら“京急”利用が多いのですが、最速の「快特」が昼間しか走っていないため、それ以外の時間帯では使い物になりません…。

山手線は、平日に比べれば雲泥の差ですが、それでもスーツケースが置ける各ドアーの袖の空いている箇所を探すのに苦労する程で、大型スーツケースを抱えての利用にはストレスを感じます。

羽田空港のVIP導線

加えて東京モノレールは、特に「区間快速」の混雑が著しく、先頭車両を除いては入り口付近で押し込んで乗車するほど。空港快速は若干マシですが、土曜日ダイヤでも8時台に3本しか無く、なかなか乗車の機会に恵まれません。

羽田空港のVIP導線 (2)

何とか10分ほど待って「空港快速」への着席に恵まれましたが、やはり土曜日といえども“都心”のラッシュというのはある程度覚悟しなければならないんでしょうね。

羽田空港アクセスのデメリットに関しては「【羽田空港アクセス】は本当に便利?鉄道混雑が招く懸念材料とは?」にも詳しく記載してあります。

JAL First classカウンターの変化

羽田空港に到着、この日はロンドン行きの他パリ行きも含め、欧州線はどれも“満席”の状態だった為、空港もそれなりの混雑を予想していました。

羽田空港のVIP導線 (3)

が、しかし…、8時半頃チェックインしましたが、ファーストクラス・カウンターはおろか、JGCカウンターにも誰も並んでおらず、エコノミークラスに若干列が出来ている程度…、ちょっと拍子抜けしてしまいました。

ところで、4つあるカウンターのうち一番左のカウンターですが、少し前までは“First class”の表示がありませんでした。というのも、隣の“グローバルクラブ”カウンターと併用する形で、混雑時には双方のクラスの利用を見込んで、クラス分けの表示をしていませんでした。

そのため、絨毯もFirst classのものではなくGlobale clobuの絨毯だった為、First classチェックインをする者にとっては“ハズレ”のカウンターだったのです。私は以前「エメラルド」ステータスの時、心浮かせてFirst classチェックインカウンターへ向かった所、このハズレカウンターに案内されてしまって落胆した経験があります。

羽田空港のVIP導線 (3) - コピー

しかし、最近はこの様にFirst class専用になった様で、たとえ一番左のカウンターに連れて行かれても、損した気分にならずに済む様になりました。やはり私と同じ思いをした人が他にもいて、要望が出ていたのかもしれませんね。次回は「ファーストクラスラウンジ」のレポートをお伝えします。

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