マレーシア・クアラルンプールから先は、今回最後となるANAのフライトで帰国します!昨今は空前の円安&異常な物価高で世界中から日本人旅行者が消えたという話もよく耳にするのですが、このKL→羽田のANAに限ってはまさかの日本人だらけ!
久々に味わったアットホームなフライトでしたが、なんだかCAの対応も素っ気無くて、あまり心地良いものじゃなかった…。
目次
マレーシア航空のラウンジが使える
今回搭乗するのは、クアラルンプール14:15発のNH886便。この区間(KL→東京)は深夜便である事が多いのですが、この便に限っては昼に出発して夜に着くという超理想的なダイヤです。
マレーシア航空の本拠地であるKLからANAで飛ぶなんて赤組の私からすれば物凄くイレギュラーな事ですが、今回はビジネスクラスなのでラウンジが使えます!
ANAの指定ラウンジは、JAL等と同じマレーシア航空ゴールデンラウンジ。
ここはエントランスからしてラグジュアリーな空間。もちろん赤組の私はこれまで何度も訪れたラウンジですが、ここはほんと何時来てもテンションが上がります!



だだっ広いワンフロアに様々なタイプのソファーシートがあり、中央には多数のコックが腕を振るうビュッフェカウンターがズラリ!



ミールの種類も豊富で、マレー料理から中華、ウエスタン、またオーダー式メニューもあってラクサ等も食べられます。
ハード面でもソフト面でも、間違いなくアジアの中でトップ3に入るほど素晴らしいラウンジです!内装についてはコチラの記事でも詳しく解説していますので合わせてご覧下さい→改修でメチャクチャ綺麗に!KL空港「ゴールデンラウンジ」ANA指定で混雑は?
ラウンジも搭乗口も日本人だらけ!
そんなゴールデンラウンジですが、気づけばラウンジ内は日本人だらけ!昼間の時間帯は便数が少ない事もあって空いているのですが、13時を過ぎる頃には日本人以外見かけなくなる程です。
この後に向かった搭乗口も、ほぼ全員日本人!この前年に同じKL→羽田で利用したマレーシア航空では殆ど見かけなかったのに、なんかANAって色んな意味で凄いですね(笑)
そのせいもあってか、搭乗前の待合室のまぁなんと静かなこと!久しぶりに見ましたよ、この光景。みんな怖い顔して下を向いてスマホいじって…。
旅行なんだからもっと楽しそうに出来ないのかなぁと思うのは私だけ?これが今の日本の縮図なのかと思うと、ちょっと残念が気がしました。
B787-8の最も古い機材
さてさて、今回の機材はB787-8。ビジネスクラスはよくあるスタッガードタイプですが、偶数列の中央席(F)に限っては両側にサイドテーブルを備えるという、ちょっと珍しい配列になっています。
私の席は窓側の最前列1K。ここは前方に物を置ける(離着陸時はNG)スペースのあるオトクなお席ではあるのですが、同時に薄暗さと圧迫感があるので好みの分かれる所。
シートその他設備はもう十分見慣れたものなので解説は端折りますが、流石に古めかしさは際立ってきましたね。恐らくTHE ROOMの次はこの787ファミリーの改修に着手すると思われますが、今のANAの財政状況を鑑みるとまだまだ先になりそうな…
その他、プラスチックカップで提供されるウェルカムドリンクに袋詰めの分厚いお絞り。良くも悪くも安定のANAですが、マレーシア航空では貰えたアメニティグッズがANAでは貰えないというのは寂しいものですね…。
少しだけ豪華な機内食メニュー
この便の機内食ですが、離陸後すぐにメインのランチタイム、その後はお好きな時にアラカルトメニューから選択するシステムです。
比較的近距離な東南アジア路線の中でもハノイやマニラとは差別化されていて、アミューズから前菜・メイン・デザートまできちんとコースで出てくるのは素晴らしい!
ただ、アミューズとして出てきたプロフィットロール(プチシュー)は生地がパサついて全然美味しくない…。ANAのアミューズはいつもレベルが高いので期待していたのに、これはちょっと頂けないな…。
シャンパンは「CASTELNAU」
一方ドリンクの方は、シャンパンに加えて赤白ワインが2種類ずつ、ビール、日本酒や焼酎も複数種から選べる様になっています。
シャンパンは「CASTELNAU」。往路で飲んだドラピエとはまた違う初体験の銘柄です。
この「カステルノー」という名のシャンパン、異なる等級ではありますが調べてみたら結構良いお値段します!まぁ円安の影響もあるとは思いますが…。
飲んでみると、味も主張も大人しく平均的。もうちょっと輪郭がハッキリとする味なら好みですが、料理に合わせるなら良いかもしれません。
「洋食」の見た目は良し!味は…
機内食は「洋食」を選択しましたが、先ずは前菜とパンのセット。長距離路線と違ってテーブルセッティングではなく、トレーに乗せられての配膳です。
スモークチキンと帆立のマリネの前菜は、帆立の滑らかな舌触りと時たま鼻に抜けるチキンのスモーキーな口当たり。ちょっとクセのある感じは好みの分かれる所ですが、酒の肴としては優等生かもしれません。
ただ、このパンがとても残念…。粉薬を口に含んだ時の様なパサつき、オリーブオイルに浸して食べる事を前提としているのかも?どうしたらこんな食感になるのか製造法を教えてくれと言いたい…。
メインは白身魚のソテーを選択。付け合せのポテトも合わせてハーブの香りを売りにした料理ですが、まぁまぁ無難な味付け。魚の鮮度はイマイチですが、トマト風味はよく引き立っていて良いです。
最後に「パンプディング」という砂糖菓子のデザートで〆て終了。
何気に海外発のANAに乗ったのはこれが初ですが、日本発に比べて機内食の味は大分劣るなぁというのが正直なところ。マレーシアは決して飯の不味い国じゃないのに…。
なかなか美味しい赤ワイン!
機内食の味はイマイチでしたが、チーズのお供に頂いた赤ワインがなかなか美味しかった!
これは「Le Moulin Rose de Malescasse」というフランス・ボルドー地方のワインですが、口いっぱいに葡萄畑が広がる美味しいテイスト!
ビジネスクラスのワインなので市場価格は大した事ないですが、逆にこの価格でこの味ならばコスパ良いかもしれません。
いつも思うのですが、“安くて美味い”ワインを選ぶ腕はANAの右に出る航空会社は無いですね!
CAの品質低下が気になる…
と言う訳であっという間の6時間半。ビジネスクラスなので快適なのは言うまでも無いですが、気になったのはCAのサービス品質低下。
テーブルクロスを引く時も料理の配膳の時も、なんかいつも愛想は無いしやっつけ仕事という感じで、心が篭っていないのが見え見え。客としても気持ちよく無いです。
人員削減で忙しいのは分かりますが、JALと比べても明らかに対応の悪いANAのCA。これも今の日本を象徴しているのかな…。
最後まで不満タラタラでしたが、この旅ではANAとシンガポール航空合わせてビジネスクラス全6区間、存分に堪能することが出来ました!消費したANAマイルは63,000、詳しくはコチラの記事にまとめています→燃油サーチャージ半額!ANA特典航空券の賢いルーティング & 発券報告
円安・物価高も何のその!他にもお得な旅を見つけて、また挑戦していきたいと思います!
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