シンガポール・チャンギ空港でラウンジを存分に堪能した後は、再びマレーシア航空のビジネスクラスでクアラルンプールへ向かいます!
ラウンジでゆっくりディナータイムを味わえる様にと、今回は敢えて一番遅い最終便を選びましたが、これが最悪な事に大幅に遅延した上、シートはオンボロで意気消沈…。そんなマレーシア航空最終便のフライトをレポートします!
遅延の多いKL行き最終便
今回搭乗するのは、シンガポール21:20発のMH610便。KL行きの最終便なのですが、これが大幅に遅延して、結局のところ出発は22:50。
これでKL市内のMRTの終電に間に合わず、割高なタクシー利用決定!せっかく新規開業したプトラジャヤ線で安く行けると思っていたのに…その計画が全てパァ…。
元々このKL行き最終便は遅延が常態化しており、私が利用する以前の一週間のフライト記録を見てみると、1時間以上の遅延がほぼ毎日!時には深夜1時を過ぎて出発する様な日もあった位なので、1.5時間の遅延ならまだマシです。
LCCでなくとも、最終便はこういったリスクがあるという事を予め念頭に置いておいた方が良いのかもしれません。
旧型シートのB737-800
このKL行き最終便の機材はB737-800。往路で乗ったものと同じ短距離向けの機材です。マレーシア航空はエアバスのA318~A321を保有していない為、短距離路線はこのB737一択。
往路の乗ったものと同じ…はずですが、シートは残念ながらオンボロの旧型。2-2配列でビジネスクラス専用のガッチリした革張りシートではあるものの、何だかテンション下がります…。
新型シートと違ってリクライニングはシェル型ではなく、倒すと後ろの席へモロに影響が出ますし、肘掛下には邪魔くさいコントローラーの大きな出っ張り。こんなのまだ残っていたんだ…と思う位アンティークなシートです。
ただ、ゆりかごの様に座れるフットレスト付きレッグレストはしっかり備わっていますし、シート幅も目方で計って50cm程と余裕があるので、すわり心地は悪く無いです。
ブリティッシュエアウェイズやフィンエアーなど、世界にはエコノミークラスと同じ密度で詰め込むビジネスクラスもある位ですから、これで贅沢言ってはいけませんね。
尚、短距離路線なのでアメニティグッズは無く、ドリンクもシャンパンをはじめアルコールは一切ありません。
インド料理の機内食が美味!
さてさて、出発時刻は大幅に遅延したものの、新しい時刻からは遅れる事なくスムーズに出発。エコノミークラスはかなり混雑していた様ですが、ビジネスはガラ空きでCAのサービスにも余裕が見えました。
ベルトサイン消灯後、すかさず機内食がサーブされました!往路はチキンサテーでしたが、今回はチキンカレーとロティ・チャナイ、付け合せにBeryl’sのチョコレートとデーツ、おつまみにピーナッツのセット。
この「ロティ・チャナイ」というパンの様な食べ物、これはマレーシアでよく食べられているインド由来の料理で、練った小麦粉に植物油を練りこんで作られたものですが、モチっとした食感と香ばしい風味でなかなか美味しいです!カレーを付けずこのまま食べても十分に楽しめます。
もちろんカレーに漬けて食べると美味しさ倍増!このチキンカレーは真っ赤な見た目とは裏腹に辛さは控えめですし、チキンも繊維質が無くてGood!遅い時間帯ですし、ラウンジで腹いっぱい食べた後なので、量的にも丁度良いです。
古くても快適なフライト!
と言う訳で、24時丁度にクアラルンプール国際空港へ到着!オンボロシートとは言え、余裕のある2-2配列シートに美味しい機内食もあって、良いサービスだったと思います。
次回からは、マレーシア・クアラルンプールについて色々とお伝えしていく予定です。
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