マレーシア航空ビジネスクラス(羽田行き)シート&機内食レポート!MH36

マレーシア航空ビジネスクラスシート

シンガポール&KL旅行の最後は、往路と同じマレーシア航空で日本へ帰国します!

KL→東京のフライトは深夜便である事が多いのですが、今回搭乗するM36便の羽田行きは、ちょっと珍しい昼行便。機内で眠る必要も無く(神経質なので眠れないw)、機内食もガッツリ食べられて、ビジネスクラスのフライトを思う存分堪能する事が出来ました!

昼行便のMH36便

マレーシア航空MH36便は、クアラルンプールを13:50に出発。真っ昼間の明るいサテライトターミナルから出発です。

KL空港は隔離式(ゲート前で手荷物検査実施)ですが、ビジネスクラスの優先レーンが無いのが正直辛いところ…。

この便の羽田到着は定刻22:00。最近は終電が早くなったのでフライト遅れたら嫌だなと思っていたのですが、無事に定刻出発になったので助かりました!

それにしても、待合室・機内ともに不気味なくらい日本人を見かけません。人気の羽田行きなのに何故…?

A350の窓側A列シート

この便の機材は、往路と同じA350。ビジネスクラスは変則スタッガード式で、窓側はA列とK列とで配列が異なります。

私の座席はA6。今回は割と直前(1ヶ月前)の予約でしたが、無事に窓側をGetしました!本当はサイドテーブルが両側についたK列のキングシートが良かったのですが、流石に空いてなかった…。

スタッガード式とは、シートとサイドテーブルが左右交互に配置された座席の事。シートを倒してベッドにした場合、自分の足が前の席のサイドテーブルの下に入る形になります。

何年も前に、同じマレーシア航空のA330で窓側に座った時は、窓際のスペースが極端に狭くて圧迫感を感じたのですが、このA350に限ってはスペースにかなり余裕があります。

同じエアバスでも、機材によって形状がかなり異なる様です。

その他、シート周りの機能については往路のK列、ならびに以前のA330と全く同じ。詳しくは過去の記事をご覧下さい→マレーシア航空ビジネスクラス一覧

ウェルカムドリンクとアメニティ

搭乗して暫くすると、CAがやって来てウェルカムドリンクのサービス。オレンジ、アップルの各ジュースに加えて、往路では無かったグァバジュースも追加されていました。

折角なのでグァバジュースを頂いてみましたが、何だかいかにも着色料で染めた様なピンク色で、味も殆どしない砂糖ジュース…。

これじゃ南国の航空会社の名が泣きますよ。那覇空港のDPラウンジで飲めるグァバジュースの方が断然美味しいです。

尚、その他アメニティは往路と全く同じ。アメニティグッズの入ったケースも往復でカラーが変わる事は無く、男女問わず黒1色しか無いのは寂しいですが、ソフトケースで造りもしっかりしているので、是非普段使いにも活用してみたいところ!

機内食はランチではなく“ディナー”

さてさて、定刻の出発して順調に離陸し、機内サービス開始!昼行便は景色を楽しみながら機内食を味わえるというのが最大の魅力ですね!

13:50発の便なので機内食はランチ…かと思いきや、離陸直後はサテー及びアラカルトのみの軽食扱いで、メインの食事は到着前のディナーになるとの事。

すぐにランチを食べる気満々でしたが…、でもラウンジでナシレマを食べてきたばかりなので、この方が私的には断然助かります!

サテーは、いつもどおりチキン2本とビーフ1本をチョイス!成田発と比べると肉がやや硬めに感じましたが、美味しいナッツソースは健在!この味、東京の新橋あたりで1本100円で売り出せば、かなり売れると思うんですけどね。

ちょっと高めの赤ワインが美味!

サテーに合わせてドリンクのサービス。メニュー表のBeverages欄には何故かアルコールの記載が無いのですが、ビールからワインに至るまで一通り揃っています。

シャンパン(Duval Leroy)は流石に飽きたので(笑)、今回はすぐに赤ワインへ衣替え!赤ワインの銘柄を伺った所、この便では次の2種類が用意されてるとのこと。

  • Two Hands Fields of Joy 2018 / Shiraz
  • Chateau Aimee 2015 / Medoc

相変わらずマケマケに注いでくれるのがマレーシア航空スタイル(笑)!シラーズの方を頂いてみましたが、バランスの良い葡萄の風味でなかなかGood!マレーシア航空のワインはいつ飲んでも外れが無いですね~!

この豪州産のボトルの市場価格は2500円ほど。同じパッケージのボトルは日本市場での取り扱いが無い様ですが、同じTwo Handsシリーズを見てみると結構良いお値段します。

1,000円前後が相場のビジネスクラス・ワインにおいて、これはなかなかの高級品!

到着前の機内食

酒を飲んで寛いでいたら、あっという間に夕刻れ時!到着の2:40前、メインの機内食サービスが始まりました!

機内食は先ず初めに前菜とパン、デザートが1つのトレーに乗せられて配膳されます。JALやANAの様に、アミューズブーシュから1品ずつ丁寧に配膳されれば気分も高まるものですが、まぁそこは5つ星じゃないので仕方ないですね。

ただ料理の質が高いのはマレーシア航空の良いところ!前菜のSmoked Chickenは、やや硬めの肉質ながらオレンジの切り身と甘酸っぱいベリーのソースが良く合う一品!

栄養満点のキヌアもしっかり摂る事が出来ます。

パンは選べる3種類。エールフランスと比べたら劣りますが、パサつきもなく普通に美味しく頂けます。

デザートはバター風味のパイ風パンケーキ。りんごのフルーティさにミルキーなバニラソース、味は悪くないですが、盛り付けにもう少し工夫が欲しかったなぁと。

メイン料理は「シェフオンコール」

さぁそしてメインディッシュですが、今回は通常のメニュー表には記載が無い特別メニューの「シェフオンコール」を予約しました!

これはマレーシア航空が実施している機内食の事前予約サービスで、メイン料理に限り複数のメニューから事前に選んで予約できるのですが、何故か成田→KLでは予約出来なかった…。

予約の方法としては、Eチケットに記載の予約番号(数字とアルファベットの組み合わせ6桁)と氏名をマレーシア航空HPの“予約の管理”で入力し、表示された予約詳細から任意のサービスを選択。

JALのマイルで発券した特典航空券であっても、同様の方法で予約可能です。

今回はRed Snapper Curryというメニューを試してみました!鯛の大きな切り身とオクラが入った本格派インドカレーに、Poppadam(パーパド)という名のクラッカーが添えられた一品。

しっかりとした辛口カレーは仄かなココナッツ風味、鯛の外皮はパリッと中は柔らか身。日本人にはあまり馴染みの無い味かなとは思いますが、私的にはなかなかいける味!

付け合せのジュレもかなり特殊なマンゴー風味ですが、リンゴの様な隠し味もあって美味!辛口カレーの口直しにはピッタリです。

8万マイルのコスパは…?

と言う訳で、およそ7時間のフライトがあっという間!普段はエコノミークラスしか利用しない東南アジアへの往復で初めてビジネスクラスを利用してみましたが、余りにも“疲労”を感じなさ過ぎて、旅行の機運が無くなってしまう程です…。

コロナ騒動の終焉が近づく中、帰国前PCR検査の終了を見越してシンガポールにでも海外旅行へ行こうと思っているのですが、...

ただ、たかがシンガポール往復に8万マイルも掛かるJAL特典はやはり割高ですね…。マレーシア航空で発券すると燃油サーチャージが無料になってお得とは言え、ANAマイルなら63000で済んだ訳ですから、コスパとしては良くありません。

それでもこの物価高&原油高の時代に8万マイル+2万円でビジネスクラスに乗れたのは御の字かもしれませんね。

定刻の45分前、驚くほどスムーズに羽田へ到着!とっても快適なビジネスクラスのフライトでした!

次の旅行は・・・まだ未定。出来れば早くヨーロッパへ行きたいのですが、もう少し円安が落ち着いてくれないと、今のままでは破産します…。

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