マレーシア航空A330ビジネスクラス搭乗記!成田~KL①広々シートとCAのサービス

今回お伝えするのは、先日のシドニー旅行で搭乗したマレーシア航空ビジネスクラス搭乗記!シドニーまでの往復で合計4回乗る事になりましたが、先ずは初めの“成田~クアラルンプール”のレポートです。

今回のビジネスクラスは、マレーシア航空の半期に一度開催される激安セールで手に入れたもの。シドニーまでの往復でコミコミ13.9万円でした!ワンワールドアライアンスなのでJALのマイルも貯まり、その額は18600マイル!大変お得なフライトとなりました!

そんなマレーシア航空ビジネスクラスの格安セールについてはマレーシア航空の格安ビジネスクラスはストップオーバーも可能?シドニー行きで発券してみた」の記事をご覧下さい。

早めのボーディング開始

成田10:30発のマレーシア航空クアラルンプール行きは、出発の40分前にボーディング開始となりました。いつも思うのですが、国際線のボーディング時刻って本当に早いですよね。エコノミークラスで座席上の荷物棚を確保しなくてはならない場合に、かなり早めに並ばなければならいので大変です。

成田空港93番搭乗口

でも今回はビジネスクラス!荷物棚確保の必要が無いのでボーディング開始時刻ピッタリに搭乗口へ着いたのですが、既に搭乗が始まっていました。エコノミークラスの列は30名程ありましたが、ビジネスの方は行列なし!尚、ワンワールド・サファイア以上のステータスがあれば、エコノミークラスであっても行列の無いビジネスクラスのレーンを使う事が出来ます。

マレーシア航空A330

今回搭乗するのは、エアバスA330-300という機材。マレーシア航空のA330のビジネスクラスと言えば、昨年2016年より新型のシートに生まれ変わって話題となりましたが、今回シドニーまでの往復で搭乗する計4回ともこの新型のシートへ乗る事が叶いました!

ビジネスクラス1Kの独立シート!

マレーシア航空A330座席図

マレーシア航空A330のビジネスクラスは全27席。前と後ろで互い違いに座るスタッガード方式の配列ですが、右端の窓側(画像上部)は1人がけと2人がけが交互に入れ替わる変則的なものです。

マレーシア航空A330ビジネスクラスのシート

今回私が指定したのは、先頭の1Kの座席。ここは座席の両側にテーブルを持つ、占有面積がハンパなく広いお得な席!ビジネスクラスの中でたった3席しかありませんが、運よく押さえる事が出来ました。

マレーシア航空A330ビジネスクラス1Kの座席

その中でも特に1Kは足元のスペースが更に広く、予約の前から目を付けていました。人の気配を感じず、ちょっとしたファーストクラスの様な気分です。

マレーシア航空A330ビジネスクラス2Kの座席

因みに私の後ろの席は、この通り2人がけになっているので、一人当たりの占有面積は半分しかありません。この様に、マレーシア航空のA330は同じビジネスクラスでも座席にかなり格差があるシートですので、座席選びは慎重に行いたいものですね。今回、シドニーまでの往復で色々な座席を指定して試してみましたが、その模様はまた別の機会にまとめてお伝えするつもりです。

マレーシア航空のBGMは「Peter White」

マレーシア航空A330ビジネスクラス・ウエルカムドリンク

さて、席へ着くと暫くしてウェルカムドリンクが運ばれてきました。オレンジ・アップル・グァバジュースからの3択です。インスタントの薄いものではなく、ちゃんとオレンジの果汁を感じます。ここでシャンパン等のアルコールが振舞われないのは、流石イスラムの国といったところでしょうか。

マレーシア航空A330ビジネスクラス機内の空調

この時、機内のスピーカーから流れるのは搭乗時のBGM。JALでは≪I Will Be There with You≫が流れますが、このマレーシア航空ではアコースティックギターを使ったちょっとオシャレな音楽。誰の何の曲だろうと思って聴いていたら、なんと私の知っている≪SAN DIEGO≫が聴こえてきました!

奏者はピーター・ホワイト(Peter White)。イギリス出身のジャズ・ギタリストで、主にアコースティックギターを使ったスムース・ジャズのジャンルで高い評価を得ている人です。1954年生まれの巨匠ですが、日本にも度々訪れて東京・丸の内のコットンクラブでたまにライブを行っています。

この≪サン・ディエゴ≫は彼の代表曲で、ライブでは大体いつも最後に演奏する人気の曲。リゾートチックなリズムと和声で、美しい砂浜に眩しい太陽を思い起こすステキな曲で、私もお気に入りの一曲です。CDは既に廃盤になっている様ですが、中古あるいは配信(?)でまだ手に入る可能性もあるので、是非聴いてみて頂ければと思います。(参考ドライブに最適!“アコギ”の魅力満載のスムースジャズ名盤3選

こんなステキな曲が搭乗時のBGMだなんて、マレーシア航空もなかなかイケてますね!

日本語が使えない?

ところで、この便は成田発なので、当然のごとく日本語を話すCAが居るはずなのですが、私の元を尋ねてくるCAは皆英語しか喋りません。私の身元は分かっているはずなので、ビジネスクラスなら尚更日本語で対応してくれると思っていたのですが、そこまで親切ではない様です。

マレーシア航空A330ビジネスクラス・新聞のサービス

しかも新聞のサービスで「Japanese!」と言って日経を受け取っているにも関わらず、その時の会話も英語…。どうやらこちらから日本語で話しかけない限りは喋ってくれない様です。しかしながら、結局どのCAが日本語対応なのか分からず、料理メニューの確認も含め終始英語での会話を強いられてしまいました…。

マレーシア航空A330ビジネスクラスCAのサービス

慣れない英語だと意志も伝わり難く、結構ストレスになるんですよね。しかもアジア系の女性CA(特に年配の人)は皆、こちらの言葉が聴き取り難くて聞き返す際に「あん?」と威圧的に聞き返してくる事が多いので、結構焦ります。

離着陸時に流れる「シートベルトをお締め下さい」という日本語のアナウンスも、生で喋っているのではなく事前に録音された音源が流れていたので、やはり日本語に対してはあまり積極的な対応が取られている訳ではない模様です。

離着陸時のシートベルト

この便は10:30定時に出発。滑走路への移動もスムーズで、出発から15分程度で離陸となりました。以前は成田の午前便ともなると、離陸待ちの行列でかなり待たされたものですが、やはり羽田への移管が大分進んだのだと思います(第3滑走路いらなくね?)

マレーシア航空A330ビジネスクラスのシートベルト

離陸時にシートベルトを付けるのは当たり前ですが、このビジネスクラスシートのベルトはなんと車を同じ3点式!飛行機でこんなガッチリしたシートベルトは初めて見ました。

マレーシア航空A330ビジネスクラスのシートベルトは3点式

しかしこの肩の部分は着脱式なので、これを外せば通常の腰だけのシートベルトになります。肩の部分までつけていると身動きも取り難いので、はじめ腰の部分だけ着けていた所、離着陸時だけは肩の部分も付けてくれとCAさんに言われてしまいました…。

例の墜落事故があっての対応なのでしょうが、そんな大事故の時に肩のベルト一つあっても無くても一緒なのでは…?

という訳で、順調に離陸!しかし今回クアラルンプールへの道中、気流がなかなか安定せずにベルト着用サインが点等・消灯を繰り返していました。そんな中、CAさんの対応もまた独特…。そんな様子と共に、次回は機内食のレポートをお伝えします→②機内食レポートとプレミアレーンのチケット

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