キャセイパシフィック航空A350ビジネスクラス搭乗記!ヘリンボーンシートを詳しく見る

今回の香港行きは、JALのマイルで取ったキャセイパシフィック航空のビジネスクラスを利用します!短距離路線という事であまり期待していませんでしたが、A350-900というキャセイの中で最も新しい機材に当たり、快適な移動となりました!

今回は、A350-900ビジネスクラスのシートを中心にレポートしたいと思います。

成田17:15発は超ガラ空き!

成田空港搭乗口

今回搭乗するのは、成田17:15発の香港行き。現地レポートの記事でもお伝えしましたが、GW明けという事もあってか空港はガラガラ、搭乗口も怖いくらいに空いていました!

成田~香港はキャセイパシフィック航空が毎日6便も飛ばしているドル箱路線なので、こうして閑散期になると一気に空いてくるものなんでしょう。

jal

その為か、特典航空券もすごく取り易く、私の乗ったCX521便は搭乗のおよそ3ヶ月前から直前までずっとビジネスクラスの空席がありました。もともと長距離路線に比べると比較的取り易い香港行きの特典航空券ですが、自在にスケジュールが組めるのもこの時期ならでは!

cathaypacific/分かれ道

今回の機材はプレミアムエコノミーもついていますが、何故かJALの特典ではキャセイのプレエコが取れない様になっています。距離的にはプレエコが一番コスパ良いのですが、まぁ仕方ないか…。

新型ヘリンボーンシート

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機材はA350-900。キャセイの中でも新しいタイプの機材です。中・長距離にも使われる大型機で、座席数はC:38/PY:28/Y:214の合計280席。

cathaypacific-businessclass-a350/シート配列

ビジネスクラスは1-2-1配列のヘリンボーンシート。今やどのエアラインでも定番の配列ですね。キャセイのビジネスはこれが初なのに、不思議と見慣れた感があります。

cathaypacific-businessclass-a350/窓側席

私の席は、窓側A列のシート。隣人との共有スペースの無い、完全独立シートです。これだけガラガラなのに、窓側の席は全て埋まるという人気振り!

cathaypacific-businessclass-a350/座り心地

座ってみると、足元のスペースは申し分無いものの、肘掛部分(特に窓側)が若干狭く、肩や肘がすぐ壁に当たってしまうのは否めないところ。シート幅は十分ですが、座席後方に向かってかなり先細りした印象を持ちます。

cathaypacific-businessclass-a350/中央のシート

一方、中央列のシートはこんな感じ。隣席と隣り合う形になりますが、座ってみると隣人の顔は見えないですし、サイドテーブルや足元に隣席との明確な線引きがあるので、一人で座る時もそれほどストレスは感じなくて済むはずです。

キャセイならではの特別仕様

cathaypacific-businessclass-a350/足元のスペース

ヘリンボーンシートという事で基本的な構造は他のエアラインと一緒ですが、キャセイならではの仕様だなと思ったのが、この足元の横にある台。これが奥まで繋がっている仕様は、他のエアラインではなかなか見ないですね。

cathaypacific-businessclass-a350/収納スペース

台の手前の部分は収納スペースになっています。でも底の部分が細まっているので、靴すら入れるのが難しい…。

cathaypacific-businessclass-a350/拡張部分

また、通路側には跳ね上げ式の拡張部分もあって、ボタンを押すとベッドと同じ高さにまで跳ね上がります。これはフルフラットベッドにした際に、かなり広いベッド幅になるのではないかと。

ただこの拡張部分、跳ね上げても固定されないので、上から押さえるだけですぐ沈んでしまうという何ともお粗末な仕様…。

cathaypacific-businessclass-a350/肘掛

この拡張部分の横には、収納式の肘掛。ドリンクホルダーがついているので便利ですが、離着陸時は収納しておく必要があります。

座席周りの設備

cathaypacific-businessclass-a350/モニター

続いて座席周りをチェック!まずモニターは収納式で、視聴する際はボタンを押して手前に起こして使用します。

cathaypacific-businessclass-a350/小物入れ

cathaypacific-businessclass-a350/サイドテーブル

三角形のサイドテーブルに、鏡やコンセントがついた収納スペース。個人的には、鏡の下についた網状のホルダーがなかなか重宝します!

cathaypacific-businessclass-a350/シートコントローラー

モニター付のコントローラーと読書灯。シートコントローラーは、各場所のつまみを操作すると当該の箇所が稼動しますが、その下のマークを押すと自動的にベッドやシートにチェンジします。

cathaypacific-businessclass-a350/パーティション

その他、顔の横の部分には簡易的なパーティションがついています。この部分が無いエアライン(カタール航空、エールフランスなど)もありますが、これがあると通路を通る人の風避けにもなるので助かります!

シグネイチャードリンクとシャンパンの味は…?

cathaypacific-businessclass-a350/ウェルカムドリンク

さてさて、搭乗して暫くするとウェルカムドリンクのサービス!シャンパンを含む4種類から選択出来ます。

cathaypacific-businessclass-a350/ドリンク

2つ貰っても構わないとの事なので、シャンパンともう一つ赤いドリンクを選択。どちらもウェルカムドリンク用の特別メニューではなく、機内食メニューに入っている銘柄と同じです。

cathaypacific-businessclass-a350/Oriental Breeze

この赤いドリンクは「Oriental Breeze」という名前で、サワープラム(梅の様な果実)とクランベリージュースをベースにしたノンアルコールドリンク。

ハチミツ、レモン、そしてローズウォーターも入っているそうですが、香りは石鹸、味は薄いアセロラドリンク…。個人的にはちょっと微妙かな…。

一方シャンパンの銘柄は、テタンジェ(Taittinger Brut Reserve)。ネットでもボトル4千円台で買える格安シャンパンです。味は値段相応、主張も少ないし余韻も無し、まぁこれはこの1杯で終了!

cathaypacific-businessclass-a350/機内食メニュー

と言う訳で、次回は機内食をレポートします!巷で評判の良いキャセイの機内食ですが、思っていた様な味ではなかった…。→機内食レポ!キャセイパシフィック航空ビジネスクラスCX521成田~香港

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