マレーシア航空ビジネスクラス(KUL~SYD)搭乗レポ!フルフラットベッドの寝心地を確かめる

今年5月にシドニーへ行く時に搭乗したマレーシア航空A330ビジネスクラス。クアラルンプール発シドニー行きは深夜便で機内泊となりますが、エアバス330のビジネスクラスシートは、私の様な神経質な人間でもきちんと眠りにつけるのか?その寝心地を確かめてみました。

ちょっと問題アリの優先搭乗…

クアラルンプール発のシドニー行きは23:45発。にも関わらず、チケットには1時間前となる22:45ゲートオープンの表示が。

クアラルンプール空港ゲート

1時間前とは流石に早すぎやしないかと思って、それから15分後くらいにゲートへ向かった所、この通り既に大行列!クアラルンプール国際空港では搭乗ゲートの直前に手荷物検査があるので、ゲート通過に時間がかかってしまうんですね。

クアラルンプール空港手荷物検査

ここでのゲートは3つ。ビジネスクラスやワンワールド上級会員向けのファストレーンがあるのかと思いきや、その様な表示は無く一般レーンのみ。3つもレーンがあるのだから、一つくらいビジネス用に空けておいても良いと思うのですが…。

マレーシア航空123便

ボーディング開始は23:15。優先搭乗のアナウンスが入るのですが、この時ゲート前でチケットのチェックが全く行われていないので、対象者以外でも誰でも入れてしまう状況…。この辺りはもう少しきちんとして欲しいものですね。

5Kの独立シート、足元のスペースは…?

マレーシア航空ビジネスクラスA330シドニー行きの独立シート

さて、今回のビジネスクラスは窓側5Kの座席。前回の成田~KLでは一番先頭の1Kをアサインしましたが、今回も同じく広いスペースを誇る独立シートです!

マレーシア航空ビジネスクラスA330シドニー行き座席の足元

1Kとの差は足元のスペース。先頭席はファーストクラスを思わせるくらい広いスペースを有していましたが、やはり一つ前に席がある事でかなり窪んだ形になっています。特に窮屈な感じはありませんが、自由に身動きが出来た1Kよりかは動きが制限される感じです。

マレーシア航空ビジネスクラスA330シドニー行きの機内

しかしビジネスクラスのエリア全体が見渡せるこの5Kの席の方が、開放感はあると思います。またこっちの方がCAさんと目が合い易いので、料理やドリンクの注文も容易?尚、1Kの座席については「マレーシア航空A330ビジネスクラス搭乗記!成田~KL①」の記事をご覧下さい。

「エクスプレス・パス」が配られる

離陸してベルトサインが消灯後、オーストラリアへの入国カードと共に配られたのが「エクスプレス・パス」。

シドニー空港エクスプレスパス/マレーシア航空ビジネスクラス

これは、シドニーの入国審査場で行列の少ない特別なレーンへ進む事が出来るパスで、ビジネスクラス搭乗者にのみ配布されます。前回の成田~KLでは忘れられていたのかこの様な優先レーンのパスが貰えず、KLの入国審査では大変な思いをしました…(参考:クアラルンプール入国審査でプレミアレーンに入れなかった話)。

シドニー空港エクスプレスパスの裏側

裏面の隅にはシリアルナンバー入り。また表裏共にmalaysia airlinesの印字があるので、今回使わずに次回他の航空会社で訪れる時の為に取っておいても、使えないのかもしれません。紙はペラペラですが、光沢のある上質紙。でも所々シワが付いていて、使い回した感があります。

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KL発のサテーは美味いか?

マレーシア航空ビジネスクラスA330シドニー行きのドリンクサービス

入国カードとエクスプレス・パスが配られた後は、ドリンクサービス。このフライトは深夜便なので、離陸後はドリンクと軽食のみ、本格的な機内食は到着2時間前のみとなります。

マレーシア航空ビジネスクラスA330シドニー行きのシャンパン

ドリンクの銘柄は成田便と一緒。赤・白ワインは7種ほど用意されていますが、ここはやはりシャンパン択一がベスト!前回もお伝えした通り、このDUVAL-LEROYという銘柄は羽田空港ファーストクラスラウンジにも採用されている銘柄で、沸々と沸き立つエネルギーを感じるなかなか美味しいシャンパンです。

マレーシア航空ビジネスクラスA330シドニー行きの機内食メニュー

さて、KL~シドニーの機内食メニューがこちら。先ず初めにサテーが出された後、“DINE ANYTIME”の中から軽食メニューを選ぶ様です。流石に寝る前だし、あまり食べる気もしなかったので“Cookies”だけ頂く事にしました。

マレーシア航空ビジネスクラスA330シドニー行きのワゴンサービス

すぐさまサテーが運ばれて来ます。こうしてワゴンに乗せられてその場で盛り付けると、ちょっとワクワク!

マレーシア航空ビジネスクラスA330シドニー行きのサテー

寝る前なので、ビーフとチキンを1本ずつ頂きます。見た目は成田便で食べたものと全く変わらないのですが、心なしか成田便の時よりも温かく、肉も柔らかで美味い!機内食の味って、その出発地の工場によって結構変わってくるものですが、やはりマレーシア航空の本拠地KL発は質が良いのかもしれません。

マレーシア航空ビジネスクラスA330シドニー行きのクッキー

その後、運ばれてきたクッキーがこちら。見た目も味もごく普通のチョコチップクッキー、サイズは昔のカントリーマァムくらい(笑)。

フルフラットシートの寝心地は?

軽食が終わると、機内が暗くなって消灯。シドニーまではおよそ8時間あるのですが、サービスの時間を鑑みると、睡眠時間に割けるのは3~4時間程度です。

マレーシア航空ビジネスクラスA330のシートをベッドに

座席をベッドにしてみると、スペース的にはJALのSky Suiteとほぼ同じくらい。寝返りは難しいですが、余程の大柄な人間でなければ仰向けで眠る事は苦にならないと思います。

マレーシア航空ビジネスクラスA330のシーツ

尚、マレーシア航空には、JALのエアウィーヴの様なマットレスは無く、白いシーツを座席全体にかけるだけ。それだとクッションが無いので寝心地悪いのではないかと心配しましたが、背中や腰が痛くなる事はありませんでした。

これで寝てみたところ、2~3時間は意識が飛んで眠る事に成功!普段はノイズキャンセリングのイヤホンを付けて寝るのですが、A330はボーイングと違って低周波の騒音が少ないので、何もつけずにいても眠る事が出来ました。

マレーシア航空ビジネスクラスA330ベッドの足元

ただ、やはり足元は窮屈かな…。寝ていても、常に足が壁に当たっている状態です。これはJALのSky Suiteに軍配が上がりますね。

マレーシア航空ビジネスクラスA330シドニー行き

と言う訳で、目覚めると飛行機は既にオーストラリア上空!機内食レポートは次回お伝えします→マレーシア航空ビジネスクラス機内食レポート!KL~シドニーの朝食

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