成田空港からマレーシア航空ビジネスクラスを使ってクアラルンプールへ到着しましたが、何事も無く入国してさっさとホテルへ向かおうと思っていたところ、思いの他入国審査場は大混雑!
しかし今回はビジネスクラス利用なので、入国審査はプレミアレーンを使えるはずなのですが、あるアクシデントによって一般のレーンに並ぶ羽目に・・・。
入国審査場の大行列
私が乗ったマレーシア航空は、ほぼ定刻どおりにクアラルンプール国際空港へ到着しました。
今回はビジネスクラスの先頭の席に座っていた為、誰よりも先に飛行機の外へ出ることが可能。私自身、KLへの渡航は3度目くらいなので空港内もある程度分かっていますし、誰かに付いていかなくても平気なので、真っ先に飛行機の外へと降りてイミグレーションへと向かいました。
飛行機が到着したのはサテライト。入国審査場のある本館へはエアロトレインに乗って移動します。先頭をきって出てきたので、誰よりも先に本館へ移動、このままスムーズに行くと疑いの念は全くありませんでした。
しかし、入国審査場へ着くと唖然…。なんと行列が審査場の手前にまで伸びている状況でした。これはいつかロンドンで見たのと同じ光景(参考→イギリスの入国審査を体験!質問の答えと対策)。私が4年前にクアラルンプールへ来た時は、今回と同じ時間帯であったにもかかわらず審査待ちをした記憶がありません。この4年間でこんなにも変わってしまったのかと…。
プレミアレーンのカードを貰っていない…
しかし、ビジネスクラスの乗客は行列の少ない「プレミアレーン」の利用が可能です。マレーシア航空のHPにも記載があるので間違い無いはず。
しかし色々とググッてみた所、プレミアレーンの利用にはレーンを利用する為のカード(オレンジ色)が必要になるのだとか。※その後、プレミアレーンチケットは廃止され、ビジネスクラスのボーディングパスのみで利用可能となりました。
それはチェックイン時や機内で配られるとの事ですが、今回私は成田空港のカウンターでも機内においても一切渡されませんでした…。ひょっとしたらシドニーへ同日乗り継ぎと勘違いされて、渡されなかったのかもしれません。
搭乗券だけでも見せてプレミアレーンに通してもらえるか聞いてみようかと思いましたが、既に通常の列へ並んでしまっていて自分の後ろにも既に大行列が出来ていた為、万が一断られた時のリスクを考えると…断念。このまま1時間15分にもおよぶディズニーランドの様な行列に苛まれる事になってしまいました。
そもそも私自身、クアラルンプールの入国審査がこんなにも行列ができるなんて、4年前からは想像もつかなかったので、プレミアレーンの利用に関してそれ程拘ってはいませんでした。「いつか貰えるだろう」程度に思っていたら、まさかの展開に…。やはり事前リサーチは欠かせませんね。
手荷物受け取りも大混乱!
1時間15分にもおよぶ入国審査待ちを終えてホッとするや否や、今度は手荷物受け取りに四苦八苦!入国審査に時間がかかり過ぎて、荷物が出てくるレーンの表示が既に消えてしまっています。近くに係員もおらず、仕方なく端のレーンから一つずつ見て行きましたが、流石に10を超えるレーン全てを確認するのは骨が折れる…。
結局私の荷物があったのは「F」レーンの所。たまたま通りがかった空港職員らしき人に尋ねたところ、既に表示の終わったレーンの荷物に関してはFレーンの所に居る緑のジャケットを着た職員に尋ねろと言われ、行って尋ねてみるとすぐに案内してくれました。
やっとの事で無事に開放…飛行機を降りてから1時間半も費やしてしまい、これだけで疲れ果ててしまいました。これでは何の為にビジネスクラスに乗ったのか分かりませんよね…。
何はともあれ、事前リサーチおよび確認を怠ったのが原因ですから、次回への教訓にしたいものです。
審査待ちを「番号札」制に出来ないものか?
それにしても、長い時間をかけて飛行機で到着し、それから1時間にもおよぶ行列というのは本当にしんどいものですね。私が並んでいる時、隣の列で白人女性が貧血か何かで倒れてしまう一幕がありました。こういう状況を見て、国や空港側は何を思うのでしょうかね?入国審査に時間がかかるのは仕方が無い事ですから、それならば日本のケータイ電話ショップの様に「番号札」を取る方法にすれば良いと思います。そうすれば椅子に座って待つ事が出来ますし、時間も自由に使う事ができる。こんなトイレにも行けない様な状況は(行くとまた最初から並びなおし)、早く打開してもらいたいものです。
と言うわけで、何とか無事にクアラルンプールへ到着しました。ここで2日観光した後シドニーへ移動、次回はシドニーからお伝えする予定です。