ドライブに最適!“アコギ”の魅力満載のスムースジャズ名盤3選

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今回は私がイチオシするSmooth Jazzの名盤、その中から特におススメの3曲をご紹介したいと思います。 ご紹介するのは、アコースティック・ギター奏者によるSmooth Jazzです。

“アコギ”の魅力は何と言っても音の透明感!ピアノと同じ減衰音の楽器ですが、1音につき3弦を鳴らすピアノと違って、音に混じり気が無くシンプル。代わりに音量が制限されてしまいますが、1本の弦が織り成す透き通る様な響きは、何物にも替え難い美しい音色であると思います。

そして更に、左手がネック部分を滑る際に出る、あの弦をこする音が含まれると、音の空間はさらに広がり、表現力が増してゆきます。これはピアノには決して表現できないカラーであり、私がアコギに抱いている最大の魅力でもあります。

Smooth Jazzの魅力

Jazzについて、多くの方はピアノトリオやビッグバンド等がテーマとインプロヴィゼーションを行うスタイルを思い浮かべる事と思いますが、Smooth JazzはそんなJazzの中でも、各奏者が己のプレイをあまり強く主張しない事も特徴の一つで、BGMに近い曲想を持つ事が多いです。発端は1980年代、アメリカのラジオ番組で使われ始めたのが契機となり、フュージョンやクロスオーバー、コンテンポラリージャズ等と同類と見なされる場合もある様です。

BGMに近いと言えども、主旋律がしっかりとしていて楽式的にも整っている作品も多く、私は特にそういった作品を気に入って聴いています。ですがBGMとしても耳に障らずドライブにも最適、幅広い聴き方が出来ると思います。

BLUE NOTO TOKYO (6)

以前ご紹介したfour playもイチオシのグループではあるものの、特に初期メンバーであるLee Ritenour氏がいた頃はアコギに特化した作品も多かったのですが、今のChuck Loeb氏に代わってからは1つのスタイルに捉われない総合的な芸術の作品も多く、今回のテーマでは扱わない事にしました。

イチオシの名盤・名曲3選

1枚目はPhil Sheeran(フィル・シェラン)。アコースティックギターの貴公子、現在はレコーディングエンジニアとしても活躍されています。

BREAKING THROUGH

おススメの名盤は「BREAKING THROUGH」。

(視聴)https://itun.es/jp/FrbMr

この中で特に聴いて頂きたい曲は、CDタイトルにもなっている≪Breaking Through≫です。D-MajorからB-minorへと変化するスケールに載せて奏でられるテーマは、何とも哀愁漂う名旋律で、聴いている者を静かな波の浜辺へと誘ってくれます。特にテーマのリピート部分(iTunesの視聴部分)はフルートが重なる事で、その魅力は一層増しており、特にイチオシの部分です。

終曲部はコーラスが入って、ますます良い雰囲気に。テンションコードが上手い具合に旋律を暈してくれます。

CDは既に廃盤となっている様ですが、それほどプレミアは付いておらず、中古であれば1,300円程で買えます。またMP3のダウンロードも可能ですが、アルバム単位での購入であれば、音質の問題もあって中古CDを買った方がお得かもしれません。

PERFECT MOMENT

2枚目はPeter White。巨匠ピーター・ホワイトは、これまで来日公演も多くこなしており、日本語サイトも存在するほどです。私は以前、東京・丸の内にある「コットンクラブ」でのライブを聴きに行った事があります。

そんな彼の名盤でおススメなのは「PERFECT MOMENT」。

(視聴)https://itun.es/jp/E5WXr

この中の≪SAN DIEGO≫は、恐らく彼の作品の中で最も有名な曲なのではないでしょうか。私が聴きに行ったライブでも、最後のシメに演奏してくれました。サンディエゴは基い、おおよそセブ島やパラオの様な、眩しい程にきらめく水面を思い起こさせ、リゾート気分にさせてくれます。

楽式としては、テーマとインプロヴィゼーションが交互に繰り返される、ロンド形式の様なスタイルです。

こちらも現時点でまだ購入は可能です。まだ在庫状況が豊富なのか、新品でも送料込み1,000円ほど。手に入れるなら今の内?

midnight in SAN JUAN

3枚目はEarl Klugh(アール・クルー)。おススメの名盤は「midnight in SAN JUAN」

(視聴)https://itun.es/jp/7neAu

彼のライブにも、これまでに2回足を運んだ事があります。いずれも「コットンクラブ」でしたが、洗練された演奏で感動した事を覚えています。そんな彼の名作は≪KISSIN’ ON THE BEACH≫。その名の通り、真夏のビーチを思わせる様な曲想です。上記のSAN DIEGOよりも若干テンポが速めな事もあって、よりアクティブな登場人物を想像します。どちらかと言うとグアムやハワイの様な、賑わいのあるリゾートが浮かんできます。

こちらも今なら新品・中古共に購入可能。アール・クルーは最近あまり来日しなくなってしまったので寂しい限り…。彼のライブは非常に洗練されていてレベルの高い演奏ですので、次回来日の際は是非行ってみては如何でしょうか?

海中道路

ちょっと季節が早いですが、これらの作品を真夏のドライブで聴けば、なんともリゾートチックな気分にさせてくれるものと思います。特に海が見える所…伊豆半島の「東伊豆道路」や沖縄本島の「海中道路」なんかで聴けるといいですね。

各プレーヤーの主張と調和のバランスが良いSmooth Jazzは、耳に心地よく届き、ドライブのBGMにピッタリ!この他にも、皆さんの名盤を是非見つけてみて下さい。


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