カキ氷の入った沖縄ならではのぜんざいで有名な「富士家ぜんざい」。店舗は那覇市内にありますが、那覇空港のゲート前にある売店でも食べる事が出来ます。
沖縄のぜんざいはカキ氷の入ったものを差す様で、常夏の島ならでは。ちなみに普通の温かいぜんざいの事は「ホットぜんさい」と呼ぶらしく、その辺は関東と関西で“おでん”の内容が異なるのと同じですよね。今回は、そんな沖縄ぜんざいの味をレポートしたいと思います。
出発ゲート前のショップ「Coralway」
那覇空港で富士家ぜんざいが買えるのは、JTA(JAL側)のゲートへ行く手前にあるショップ「コーラルウェイ」。ここにはお菓子やスイーツ、簡単な空弁などが店頭に並んでいる他、ブルーシールアイスや沖縄そば等のオーダー式メニューもあります。
「富士家ぜんざい」の大きな看板が目印。テイクアウトの場合は、カップでの提供となる様です。早速注文すると「今すぐ食べますか?」と聞かれ、Yesと答えると電子レンジで温められてしまいました。どうやら、冷凍庫から出したばかりの状態ではあまりにもカチカチの為、すぐ食べる場合は少し解凍させてから出すらしい。この様に、持ち運びしやすい袋に入れてくれました。飛行機に持ち込む場合、上空で食べる時間を逆算して解凍具合を調整してもらえる様、店員さんにお願いしてみると良いかと思います。
サクララウンジで泡盛と共にいただく
今回は搭乗まで時間があるので、近くにあるサクララウンジで頂きたいと思います。那覇空港のサクララウンジは、今年の春にリニューアルオープンしたばかり(参考→那覇空港サクララウンジが超混雑!リニューアルして何が変わったか?)
ここは羽田空港などと比べるとかなり手狭なラウンジで、時間帯によっては満席になる事もしばしば。でもこの時は出発便のピークを過ぎたばかりなのか、比較的空いていたので助かりました!
那覇空港のサクララウンジと言えば、この泡盛。“琉球泡盛”と書いてあるだけで何の銘柄かは不明ですが、リニューアル前からここの泡盛の味は好きでした。
口に含むと、奥に広がる余韻とやや強めの主張があって、相変わらず美味しいサクララウンジの泡盛!ややクセのある味なので、初心者には向かない味かもしれません。
独特の甘さと凄いボリューム!
さて、本題の「富士家ぜんざい」がコチラ!ズッシリと重たいカップの中には、白玉と大きな豆がゴロゴロ!豊潤な豆の香りが漂ってきます。
甘さはかなり控えめ。しかし黒糖っぽい沖縄独特の甘さをほんのり感じます。“おしるこ”に代表される本州のぜんざいとは一線を画していて、一般的なスイーツを食べている感覚ではないです。
大粒の豆がギッシリ!でも下三分の二はカキ氷で埋め尽くされています。豆の風味だけで余計な味付けは無く、その分かなりの薄味に仕上がっているので、これを味覚が鈍化する上空で食べたら、殆ど味しなくなってしまうかもしれません。
360円は確かにお得!
沖縄のご当地グルメの一つ「富士家ぜんざい」、大きな豆の入ったボリューム満点のぜんざいに、お腹いっぱいです!香り高い豆とこのボリューム、これで360円はかなりお得だとは思いますが、甘さ引き立ついわゆる“スイーツ”を求めていると、パンチの無さにガッカリするかもしれません。
那覇市内にある富士家ぜんざいの本店(泊本店)へ行けば、練乳のかかったミルクぜんざいや抹茶ぜんざい等が食べられるので、そういう人はそちらへ行くと良いかもしれませんね。私も今度、訪れてみたいと思います。
その他、那覇(沖縄本島)に関する情報や観光スポットについては、コチラをご覧下さい→【那覇・沖縄本島】記事一覧