2017年2月末にリニューアルされた、沖縄・那覇空港のサクララウンジ。先日、宮古島へ行った際、JALで乗継の那覇空港で立ち寄ったのですが、リニューアルによって内装が刷新、座席数も増えたという事で、さぞ快適に過ごせるのかと思いきや、以前にも増して大混雑!ちょっと期待していたものとは違っていました。
※2019年12月にリニューアルされたサクララウンジ・アネックスについてはコチラ→意外と充実?那覇空港サクララウンジANNEXへ行ってみた!
長くなったアプローチ
那覇空港のサクララウンジの場所は、搭乗口へ向かう動く歩道の途中辺りにあります。改装前とほぼ同じ場所だと思いますが、以前は隣に免税店DFSがあった様な無かった様な…
エントランスはかなり刷新されましたね。この木目調のデザインは、最近のJALのトレンドです。
中へ入ると長い廊下。羽田空港のファーストクラスラウンジを思わせる様な造りですが、通路が狭いのでスーツケースを持った人がすれ違う時に、ちょっとぶつかってしまいそうです。以前は入口を入るとすぐにレセプションがあって、その先がすぐラウンジスペースになっていたのですが、随分と変わったものですね。
ここには喫煙所も設けられています。以前もどこかで述べましたが、ヘビースモーカーの友人を喫煙所の無いラウンジに連れていった際、喫煙所を求めてすぐ退室してしまった事があるので、これはタバコを吸わない私にとっても有り難い設備です。
夕方の混雑がスゴイ…
さて、ラウンジの内面図を見てみると、ラウンジスペースにダイニングと、かなり細かく区切られた区画になっている事がわかります。以前は窓のあるメインフロアと、窓の無い狭いエリアの2フロアのみでしたが、部屋数は随分と増えました。
レセプション横には、こんな案内板が…。このとき時刻は18時頃、搭乗口付近は大変な混雑振りでしたが、まさかこのラウンジ内も…?
その通り!ラウンジ内は大混雑!どのエリアも壁際のソファ席は満席で、中央のカウンター席が若干空いている程度です。
このラウンジ唯一の窓があるダイニングエリアも激混み!人気と思われる窓側の席も、もちろん満席です。
唯一空いていたのが、ダイニングエリア中央のカウンター席。しかしここも人の入りが激しい“下座”が数席空いているだけで、落ち着ける様な場所ではありません。
オリオンビール、泡盛は健在
それではここで、ダイニングのドリンクメニューを見てみましょう。国内線のラウンジという事でビュッフェ等は無く、アルコールを含めたドリンクとおつまみがあるだけ。
しかしコーヒーは、本格的なコーヒーメーカーが用意されていて、ブレンドコーヒーの他エスプレッソ・カプチーノ・ラテ、またアイスコーヒーにも対応していました。
ソフトドリンクは沖縄らしく、シークァーサージュースの他グァバジュースやウコン茶があります。グァバジュースは独特の苦味ですが、それほどクセが無くて私は好きな味です。ビールサーバーは2つともオリオンビール。以前のラウンジではプラスチックのカップしか無かったのですが、リニューアルされてきちんとしたビールグラスが用意される様になりました。
そして、那覇空港のサクララウンジと言えば「琉球泡盛」。これが飲めるのは那覇空港のラウンジならではですよね!街中の居酒屋で飲むよりも臭みが無く、味に深みがあって美味しいのですが、この後車を運転するので飲む事が出来ず…。それにしても、リニューアル後も変わらず提供されていて良かったと思います。
閉塞感のあるラウンジスペース
18時頃には大混雑だったサクララウンジ。しかしその後、次第に人が減って行き、18時20分頃には半分以上空席が出来る程までに混雑が緩和されました。混雑時間帯といっても、出発便によって大きく変動するのかもしれませんね。
空いてきたので、ラウンジ奥のスペースへ行ってみました。ここにはクッション付きの椅子が沢山並べられています。
壁際には個人用のソファー席。特にプライベート感のあるものではないですが、このラウンジ内では最も独立したシートです。
カウンター席のあるエリアとは、半透明の棚兼パーティションで区切られているのですが、これがこのエリアの閉塞感を高めている様な気がします。もしこのパーティションが無かったら、もっと開放感のあるリビングスペースになっていたと思うのですが…。
このサクララウンジ全体を見渡してみても、いたる所に半透明のパーティションがあってエリアが区切られているので、凄くせせこましい印象を持ちます。ただでさえ狭いスペースに多くの椅子とパーティション、満席の時は人の吐息から解放される場所を探すのが難しかったです。
綺麗なトイレは個室が4つ
そんな閉塞感のあるラウンジエリアとは打って変わり、トイレは広々で快適な空間に生まれ変わっていました。以前は男女共用(?)のトイレが1つのみだったかと思いますが、リニューアル後は男性だけでも4つの個室を備える広々トイレになっています。
個室も天井までパーティションがあるタイプ。ドアの部分だけは中途半端なサイズですが、それでも羽田空港のラウンジに匹敵するほどの静寂さです。
DPラウンジが出来るまでの我慢?既にオープン済み
※新たにオープンした那覇空港ダイヤモンドプレミアラウンジについてはコチラ→那覇空港DPラウンジ「タームあんぱん」が美味!軽食の日替わりメニューを調査
リニューアルされた那覇空港サクララウンジ。確かに総面積は以前よりも広く、座席数も増えてより多くの人が着席できる様になりましたが、混雑時の人口密度は以前よりも増して、息苦しささえ感じる事もあるくらいです。
“座席数を増やす”というのがリニューアルの主な目的だったとは思いますが、椅子を増やす為に壁を沢山設けたようなもの。むやみやたらと壁を作ってエリアを区切った事により、あるはずの寛ぎの空間が失われてしまった様に思えます。
国際線のラウンジではないのだから、そこまで仕切る必要も無いと思うんですけどね~。羽田空港のサクララウンジの様に、一続きの空間にすれば、開放感もあって良いと思うのですが。
この先、計画されているダイヤモンドプレミアラウンジが出来れば混雑はもう少し緩和されるとは思いますが、東京⇔大阪や福岡とは違ってダイヤモンド等のエメラルドステータス保持者が少ない路線なだけに、DPラウンジへ思った程シフトしないかもしれませんね…。いずれにせよ、完成が待たれます。※その後、2018年2月28日にDPラウンジが開業しました!詳細はコチラ→那覇空港DPラウンジ「タームあんぱん」が美味!軽食の日替わりメニューを調査
2019年12月にリニューアルされたサクララウンジ・アネックスについてはコチラ→意外と充実?那覇空港サクララウンジANNEXへ行ってみた!
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