羽田空港のサクララウンジにはビールサーバーが4銘柄もあって、毎回飲み比べを楽しんでいます。各社のビールとも、サーバーで注ぐビールの味は家庭では決して味わえない格別なものですが、その味わいは銘柄によりけり。
好みにもよりますが、泡の立ち方や風味など銘柄によって随分と異なるものです。今回はそんなサクララウンジでのビール飲み比べレポートをお伝えします。
※2019年より期間限定(?)でハイネケンビールも飲める様になっています。
広々とした北ウイング
さて、今回ビール飲みくらべをしたのは、羽田空港北ウイングのサクララウンジ。ここは390席を誇る大空間で、フロアの端から端まで何メートルあるのか想像もつかない程です!
ただ内装に高級感はあまり無く、最近は特に古めかしく感じる様になりました。近年、特に海外に至ってはラウンジの高級化が進んでいますし、同じ羽田でもANAラウンジの写真なんかを見ると洒落た空間が写っていますから、JAL見劣りは明らかです。これだけ多くの人が利用するラウンジなのですから、そろそろ手を入れて頂きたいと切に願うばかり。南ウイングにも同じサクララウンジはありますが、この北ウイングに比べると狭いです。その理由は出発方面にあって、高いビジネス需要の大阪を抱える北ウイングと比べると南ウイングは観光路線が中心(福岡は別)の為、ラウンジを利用する上級会員も少ないのが理由です。
しかし最近は、同じ北ウイング利用の北陸方面が新幹線開業に伴う需要の低下によって利用客が減少したので、あまり遜色なくなったのではないでしょうか?以前、特に狭い南ウイングのダイヤモンドプレミアラウンジを早朝7時に利用した時は、空席を探すのに苦労するほど大混雑でしたし、そろそろ利用状況を踏まえた見直しが行われて然るべきですよね。
場所によって異なる銘柄
サクララウンジでビールサーバーが置いてあるのは「Bar」エリア。羽田空港のサクララウンジ内には2つのBarエリアがあって、それぞれにソフトドリンクやアルコール、おつまみ等が置いてあり、ビールは「アサヒスーパードライ」「キリン一番絞り」「サントリーモルツ」「サッポロ黒ラベル」の4銘柄が用意されています。
広いラウンジ内のどこにいても飲み物をすぐに取りに行ける様、それぞれのBarは相違の無い様にドリンクが置かれているハズなのですが、何故かビールサーバーだけは置かれている銘柄が異なっています。
例えば北ウイングのラウンジで言うと、「サッポロ黒ラベル」は入口に近い方のBarにしかなく、奥の方のBarには置いてありません。しかし「アサヒスーパードライ」は両方のBarに置いてあります。
ラウンジの入口は人通りが激しいため、私はいつも静かにリラックス出来る奥のエリアで寛ぐのですが、贔屓にしている「黒ラベル」が入口の方にしか無いので不便です。どうせなら両方のエリアに4つのサーバーを置いて欲しいと願うばかりです。
サッポロ黒ラベルがおススメな理由
上記の通り、私が4銘柄の中で一番好きなのは「サッポロ黒ラベル」。その理由は豊潤な麦の風味と濃厚な泡立ち!
口の中で華やぐ麦の風味、そしてその余韻は4銘柄の中でピカイチ!加えてクリーミーできめ細かい泡はグラスの中に長く留まり、ビールの味の放出を抑えてくれます。私はこの仕組みをサッポロビール工場の見学ツアーで学びましたが、別に営業戦略によって植えつけられたものではなくて、本当にこれが一番だと感じる様になりました。(詳しくは→サッポロビール博物館で試飲した“缶ビール”が美味しすぎた件)
ちなみにアサヒスーパードライをサーバーでついで席まで持って行き、一口飲んだ後の状態がコチラ。もう既に泡がほぼ完全に無くなってしまっています。別に泡が残るから旨いという訳ではありませんが、「辛口」と謳うスッキリとしたキレのある喉越しは、最初の一口以外はあまり感じられません。
好みの分かれるビールの味。ちなみに羽田空港のダイヤモンドプレミアラウンジでは「エビス」や「プレミアムモルツ」に加え、「ハートランド」「ブラウンマイスター」といった上位酒の飲み比べも出来ますから、機会があれば是非試してみたいところです。
※後日、DPラウンジで飲み比べをしました→5種類の【ビール】飲み比べ!羽田空港ダイヤモンドプレミアラウンジ
DPラウンジは国内線Fクラス利用で誰でも入れる事から、上級会員でない人にとってはそちらの方が馴染み深いのではないでしょうか?ビール好きの方は是非試してみて頂ければと思います。
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