先日の記事でご紹介したニッカウヰスキーに続き、札幌旅行では「サッポロビール博物館」にも訪れました。勿論お目当てはビールの“試飲”なのですが、この時出された「黒ラベル」の缶ビールが驚くほど美味しく、市販されている缶ビールとは思えない程でした。
私は以前からビールは“サッポロ派”なのですが、そもそも私がサッポロのビールを好きになった切欠は、以前事務所の出張でサッポロを訪れた際に、先輩に連れ立って立ち寄った居酒屋で飲んだ「サッポロクラシック」の生ビールでした。
“これでもか”と言うくらい麦の風味が口の中に(いや、体中に!)広がったのを覚えています。普段“取り敢えず”で注文する生ビールはグラス1杯程度なのですが、この時は余りにも美味しくてジョッキ2杯を一気飲みしてしまいました。
博物館の見学ツアー
この感動を再び味わうべく、博物館へと向かいます。この時参加した見学ツアーは、私達を含めて計5名程度と少なく、事前予約をして行ったものの、予約無しでも参加出来た様です。博物館一帯は、素敵な赤レンガの建物に囲まれていました。
尚、サッポロビール博物館のHPを見ると、2016年4月20日までリニューアル工事の為、現在のところ休館しているそうです。リニューアル後は見学ツアーの内容も変わってしまうのかもしれません。
驚きの“泡”と麦の風味
さて、見学ツアーでは製造工程などの説明の後は、美味しいビールの注ぎ方を伝授してくれるコーナーがありました。ガイドのお姉さん曰く、最初は少し高い位置から注いで“泡”を作り、その後ゆっくり注いで最後に泡を盛り上げるのだとか。
するとこんな感じになりました!凄いですよ、この泡!まさにホイップ!試しにお姉さんがグラスを斜め度に傾けても、泡は一切垂れてこないのが不思議です。
これを、客を代表して私が試飲する事になりました。とにかく驚いたのは、その余韻。華やかな麦の風味が何秒も続き、明るい桃色の花畑が広がっていく様な感覚を覚えました。飲み方のコツとしては、泡をなるべく口に含めず、最後まで残すように飲むのだそう。そうする事でビールを酸化から守り、尚且つ泡の苦味を感じにくくなるんだとか。いやぁ参りました!まさか缶ビールでこんなに感動するとは…。しかも「エビス」や「クラシック」の様な特別な銘柄ではなく、「黒ラベル」というエントリーモデルでこの味わいが出るなんて、思いもよりませんでした。
見学後に試飲(有料)したサッポロクラシックも美味しかったですが、やはり缶の黒ラベルの衝撃は忘れられません。あの後自宅で試してみたのですが、まぁ7割くらいは再現出来た様な気がします。流石にプロの様には注げませんが、この方法を覚えておくと、目上の人との飲み会で重宝しそうです。
来月、リニューアル後はどの様な内容に変わるのでしょうか?次に札幌を訪れる際にも、また行ってみたいと思います。
※今後の社会情勢によっては工場見学コースや内容に変更が生じる可能性があります。詳しくはサッポロビール博物館HPへ。