「山崎ウイスキー館」でサントリーの歴史に触れたら、今後の販売戦略が見えてきた

「山崎ウイスキー館」でサントリーの歴史に触れる

昨日より、サントリー「山崎蒸留所」の訪問記をお伝えしています。蒸留所の見学ツアーに参加する前に、少し時間があるので館内の展示を少し見てみたいと思います。ウイスキー愛好家、ならびにジャパニーズウイスキーではサントリー派の私にとって、至福の時間となりました。

山崎ウイスキー館

「山崎ウイスキー館」でサントリーの歴史に触れる

蒸留所のレセプションで受付を済ませると、このウイスキー館へ行く様に言われます。ウイスキー館には、サントリーウイスキーの歴史を語る展示品やショップ、テイスティングカウンターがあって、蒸留所見学ツアーの集合場所にもなっています。

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中へ入るとウッディーな階段がお出迎え。小規模ながら、パリのオペラ座「ガルニエ」の大階段に似てなくもない…?

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山崎蒸留所建設は1923年。そう言えばウイスキー「山崎」のボトルにも、この数字が書かれていました。2023年には100周年を迎えるにあたって、何かイベントなどありそうですね。

サントリー創業期の物語

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大階段の横の先には、サントリーウイスキーの歴史と共にこれまで発売になった過去の銘柄がディスプレイされていました。

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「オールド」の初期ボトル。デザインは今も変わりありませんね。“特級”表示が無いのは、その酒税法制定以前のものなのかもしれません。

“ダルマ”と称される愛くるしい外観は今も健在です。低廉品ながら複雑な味わいが特徴で、私も愛用しています。

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こちらは「角瓶」。エントリーモデルながら最近値上がりしてしまいましたが、現在の角瓶はハイボールにしないと飲めたもんじゃありません…。

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コチラは「ローヤル」。近年はスリムボトルも出ていて価格も2千円台とお手ごろ。チョコレートに似た風味が特徴ですが、配合の原酒があまりにも若い為か、何だか味わいに深みが全然無くてあまり美味しくないです。羽田空港や伊丹空港のサクララウンジに置いてありますが、伊丹空港ではいつも「竹鶴ピュアモルト」に手が行ってしまいます(自分はサントリー派なのに…)。

継承と革新、匠の物語

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さて、2階へ上がると「継承と革新、匠の物語」としてウイスキー作りに対するサントリーの拘りなど共に、テイスティングノートや「山崎」の誕生秘話などが紹介されていました。

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中でも“見もの”はこの歴代「山崎」のラインナップ!1982年誕生当時の「山崎」に加え、今では終売となってしまった「10年」の他、滅多におめにかかれない「25年」などもあって、山崎ファンにはたまらない空間となっています。

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そして特別なガラスケースには「山崎12年」。大概こういう特別なディスプレイは、長期熟成の貴重なヴィンテージ品が展示されて然るべきと思うのですが、こういう点からもサントリーの主力商品である「山崎12年」への力の入れようが窺い知れますね。

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噂によると、最近サントリーは特に長期熟成原酒の配分を改めて、原酒のシフトを売れ筋の「山崎12年」に集中させていると聞いた事がありますが、それによって多くの銘柄で味が変わってしまわないか心配です。そう言えば最近Getした山崎12年のボトルを飲んでみると、以前と比べて少しアルコール刺激が強くなった様な気がしなくもないですが…。

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そしてこちらはサントリーのもう一つの主力商品である、ブレンデッドウイスキー「響」のラインナップ。最近発売された左下の「JAPANESE HARMONY」は、多くの愛好家に酷評を受けていますよね。それまでのエントリー品「響12年」が原酒の枯渇によって終売となり、代わりに出て来たジャパニーズ・ハーモニーですが、熟成の進んでいない若い原酒の配合があまりにも多いせいか、それまで作り上げられた“響”ブランドを壊しかねない、そんな感想が多く聞かれています。

私は今回、右上の最高級品「響30年」のテイスティングをする事が叶いましたので、その模様は次回以降お伝えしようと思います。

「山崎ウイスキー館」でサントリーの歴史に触れる

ウイスキーを見ていると時間が経つのを忘れます!あっと言う間にツアー開始14:50となりました。

次回は蒸留所見学ツアーの模様をお伝えします。


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