ウィーン空港アクセスはCATよりRJがおススメ!15分4.1ユーロの実力とは?

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オーストリア・ウィーン国際空港から市内へのアクセスについては、シティー・エアポート・トレイン(CAT)の利用が思い浮かびますが、片道€11という高額な運賃が嫌気されていますよね。

同じ区間を普通列車(Sバーン)を利用すれば€3.9で済ませる事が出来ますが、2015年に開業したウィーン中央駅へ行く場合なら、同じ価格で特急列車RJ(レイルジェット)にも乗る事も可能!

今回は、そんなウィーン空港アクセスについて、私が利用した「S7」と「RJ」の所要時間や乗り心地、切符の買い方などについてご紹介したいと思います。


割高な特急列車「CAT

CAT(シティー・エアポート・トレイン)と言えば、ウィーン国際空港から市内のターミナル駅Mien Mitte(ウィーン・ミッテ)までを16分で結ぶ特急列車ですが、その割高な運賃が度々懸念されていますよね。

vienna-airport-accessのCAT

CATは大型の荷物棚もあって確かに空港アクセスに特化した列車ではあるのですが、現在の運賃は片道€11。私の記憶では、数年前まで€10→€11→€12と年々値上げされてきたと思うのですが、不人気も相成ってか€11に落ち着いた様です。

それでもÖBB(オーストリア連邦鉄道)の列車であれば€3.9で行けてしまう所に、所要時間も大して変わらないのに3倍もの運賃をかけるのはもったいないですよね。

ウィーン国際空港からSバーンに乗る

そこで今回はCATを使わずに、往路はSバーン、復路はRJ(レイルジェット)を利用しました。

ウィーン国際空港の列車乗り場

先ずはウィーン国際空港からSバーンでウィーン・ミッテ駅へ向かう場合。到着ロビーから列車のマークに従って、長いスロープを下って進んで行くと、やがて鉄道駅へと辿り着きます。

ウィーン国際空港の券売機

駅構内へ着くと券売機が3つ並んでいて、この内右側の赤い2つの券売機がオーストリア連邦鉄道(ÖBB)の券売機で、S7はこちらに対応します。左側の緑の券売機はCATの券売機。

ウィーン国鉄券売機タッチパネル

券売機はタッチパネル式で、クレジットカードにも対応。英語への切替も可能で、一番上の“Wien Mitte-Landstrasse Bahnhof”をタッチするとウィーン・ミッテ駅へ向かう直近の列車が表示されます。

ウィーンミッテへの所要時間

ウィーン・ミッテへ直通するのはSバーンのLine 7(S7)。所要時間と到着時刻も書かれているので親切です。希望の列車をタッチすると決済の画面に移るので、現金(€10札以下)かクレジットカードで決済すれば完了!

OBBの切符

この様な紙の切符が出てきます。QRコードが書かれていますが、改札も無ければ車内検札も無いですが、たまに車掌が検札に来る場合があるので無くさない様に。

ウィーン国際空港OBB電光掲示板

ウィーン国際空港駅のホームは1~3。S7は、ウィーン市内中心部とは逆方向へ行く列車もあるので、間違えて乗ってしまわない様に要注意!電光掲示板には細かい停車駅が書かれているので、良く確認して乗る様にします。

スーツケース置き場に困るSバーン

ウィーン空港からSバーンに乗る

Sバーンは特急列車ではなく、在来線の普通列車。でも日本の通勤電車とは違い、ハイデッカーで重厚な車両です。

Sバーンの車内

車内はお見合い式のクロスシート。網棚はありますが、大型のスーツケースが持ち上がるはずも無く、かと言ってCATの様な荷物棚は無し。

Sバーンのシートピッチ

仕方なく座席の所に置いておこうと思ったのですが、シートピッチが狭いので私の持つ90ℓのスーツケースはこのスペースに収まりません…。

Sバーンの跳ね上げ式シート

ただ、ドア付近はこの様に跳ね上げ式のシートになっているので、座っている人が居なければここへ置いておくと邪魔にならずに済みます。でも混雑時に人が沢山座っている様な場合は、ちょっと辛いかもしれませんね。

ウィーン中央駅からRJに乗る

さて、次にSバーンではなくRJ(レイルジェット)を使った空港アクセスについて。RJは、ウィーンからオーストリアの各地方都市を結ぶÖBBの高速特急列車ですが、その一部列車がウィーン中央駅からウィーン国際空港まで直通していて、その区間だけ乗車する事も可能です。

ウィーン中央駅チケット売場

従って、市内のターミナルはウィーン・ミッテではなくウィーン中央駅となります。RJの切符売場は、コンコース1階グランドエリアにあるÖBB窓口の横。“TICKETS”と書かれた一角に券売機が並んでいます。

ウィーン中央駅券売機

券売機はS7等と全く同じ。空港と違ってマシンが10台くらい並んでいるので、待たされる事はほぼ無いと思います。また後ろに並ばれて焦る心配もなし。

OBB券売機のタッチパネル

タッチパネルの使い勝手も全く一緒。今度は空港へ行くので“Flughafen Wien”を選択します。

OBB券売機

すると直近の当該列車が表示されるので、希望の列車を選択。Sバーンで乗り換えても行けますが、レイルジェットなら直通で15分!

OBBレイルジェットで空港へ

レイルジェットには2nd、1st、Businessと3クラスのシートがありますが、短い区間ですので2ndで十分!運賃は、Sバーンと変わらず€3.9です。※2018年3月現在、€4.1に値上げされています

ウィーン中央駅電光掲示板

切符を発券後は、発着番線を確認してホームへ行き、あとは乗るだけ。でもウィーン中央駅はホームが10以上もあって、しかも停車位置がA~Eと分かれている為、電光掲示板でよく確認する様にします。空港行きは飛行機のマークが書かれているので分かり易いです。

2ndクラスでも快適!RJの車内

ウィーン中央駅からRJで空港へ

今回は18時丁度発のRJに乗車します。出発の7分前くらい前にホームへ着きましたが、既に入線していました。当然ながら始発ではないので、大勢の人が降りるのを待ってから乗車。

レイルジェット2ndクラスのシート

RJの2ndクラスは2×2の変則的クロスシート。長距離列車なので、シートピッチはそれなりに確保されています。

レイルジェットの荷物置き場

レイルジェットの網棚

網棚はやや狭いですが、大型のスーツケース置き場が1車両に2~3箇所あるので心配なし。RJの空港アクセスとしての利用は限られている為か、車内は大変空いていました。

レイルジェットの座席指定

座席は、空いている席ならどこに座っても構いません。もし誰かが座席指定している場合は、座席番号の横にその区間が表示されるので、一応確認しておくと良いと思います。

勿論、別途€3支払って座席指定しても構いませんが、せっかく€3.9(現在は€4.1)で行けるのに勿体無いですよね。

ウィーン中央駅まで15分RJ

ウィーン中央駅までは、ノンストップで15分!車内表示やアナウンスもあるので安心です。尚、この時は車内検札もありませんでしたが、上記の通りいつでも出せる状態にしておいた方が良いです。

RJの段差

RJの唯一の懸念は、乗降りの際に段差がある事。CATやSバーンはフラットのまま乗降り可能ですが、RJの場合は重い荷物を抱えて段差を上らなくてはなりません。今回私のスーツケースは30kgを越えていた為、なかなか辛いものがありました…。

絶対おススメ!CATよりRJ

レイルジェットで空港アクセス

とは言え、僅か€3.9(現在は€4.1に値上げ)で15分!荷物棚もある特急電車で、快適そのもの!ウィーン中央駅は地下鉄(U1)やトラム(D)も乗り入れているので、旧市街(リンク)へのアクセスも良好ですし、これじゃぁわざわざ高い運賃を支払ってCATに乗ってウィーン・ミッテまで行く事に、何の必然性も感じませんよね。

ウィーン中央駅~国際空港間のRJは、1時間におよそ2~3本走っているので、運行本数もまずまず。乗車機会のある方は、是非ともRJでのウィーン空港アクセスをおススメします!

ウィーンの観光情報については、観光ガイドのページも併せてご覧下さい→オーストリア・ウィーン旅行ガイドと“一人旅”体験レポート!