昨日に引き続き、ドーハ発ウィーン行き「カタール航空ビジネスクラス」の模様です。ウィーンまではおよそ6時間、そんな近距離のフライトでありながら、美酒・美食、そして一流のCAによるお持て成しは健在!長距離路線と変わらない、上質なサービスに酔いしれました!
目次
機内食メニューとワインリスト
今回搭乗のQR185便は、夕方16時発のフライト。ウィーンまで5時間55分の所要時間です。
離陸して間もなく、窓の外を見ると中東らしい(?)景色が広がっていました!こういった特徴的な島々はUAEだけだと思っていたのですが、カタールにもあるんですね~。
さて、今回のドーハ~ウィーンの機内食メニューですが、距離が比較的短いという事もあって、選べるメニューの数は東京発着の半分程。スープ→前菜→メイン→デザートのフルコースに、チーズとパンのセレクト、だいたい1食分しか想定されていない様です。
ページ数を埋める為か、東京発ではワインリストに載っていたドリンクの一部が、機内食メニューの方に移っています。でもモクテルや各種ソフトドリンクの銘柄は殆ど同じ。
ワインリストは、2つのシャンパンと赤白計8種のワイン。銘柄も殆ど同じですが、赤ワインの内2種類が東京発と違っていました。
赤ワインが高級でビックリ!
食前酒、いつもはシャンパンオンリーなのですが、前回の機内食レポートでお伝えしたとおり、カタール航空のシャンパンは格安の銘柄で残念な味の為、今回は初めから赤ワインを頂く事にします。
チーフと思われる男性CAによるサーブ、銘柄の見せ方や注ぎ方、ナプキンの添え方まで全てが一流の所作で、この動作を見ているだけでも高揚感が湧いてきますよね~。
最初に頂いたのは、シャトー・ブラネール・デュクリュ2011(Chateau Branaire-Ducru)という赤ワイン。これは東京発着路線でも飲める銘柄なのですが、甘み・渋みのバランスが良く、自然に体の中へ馴染んでいく様な感じ。なかなか美味しい赤ワインです。
この時は特に値段など考えもせずに飲んでいたのですが、後から調べてみるとなかなかの高級品でビックリ!特にこの“2011”は、楽天でもボトル6千円を越える値段で取引されています。
シャンパンよりも遥かに高い銘柄を用意するとは、なかなかの力の入れ様ですね。
アミューズブーシュとブレッド
料理はアミューズブーシュから。3種のパンと一緒に運ばれてきます。
東京発と同様、今回もアミューズブーシュはメニュー表に記載されていません。「タンドリーチキンとサワークリーム」という事ですが、なかなかジューシーで美味しいチキン!
パンは、東京発とは異なる3種。今回もとてもよく温まっていますが、味はどれもそこそこ。単独で食べるよりは、スープやソースの残りにつけて食べるのが良いかと。
スープと前菜、そしてメイン
スープは“Soup of the day”ですが、東京発で出た「ローストトマトスープ」と全く一緒!でも心なしか、今回の方がトマトの甘みを感じられて美味しいです。
前菜は“Smoked salmon and cream cheese roulade”。香り高いサーモン、ねっとりとした舌触りの美味しいサーモンで、酒によく合いますが、いかにもプリン体が高そうな味。
メインは“Tofu in panko bread crumbs with curry sauce”。厚揚げ豆腐に枝豆とマッシュルームを添えてカレーソースを掛けたもので、選べる3つのメイン料理の中では最もB級な一品。
ですが、豆腐は濃厚で枝豆も風味豊か!またこのカレーソース自体がとても美味しく、良い選択だったと思います。見た目以上にボリュームがあり、この時点で結構お腹が膨れてきました。
赤ワインと上質なチーズセレクション
デザートへ行く前に、チーズプレートを頂きます。カタール航空のチーズセレクションは3種のチーズと杏子、ジュレ、野菜やその他クラッカー等が乗せられたもの。鳩のエサの様に物寂しいJALのチーズセレクションとは全然違いますよね(参考→機内食がヒドイ!JALビジネスクラスBKK~HNDシェルフラットシート)
味も上々!チーズはどれも濃厚で味わい深く、質の高さを感じます。種類は多くなくても、これくらいキチンとしたチーズを出してくれれば文句は無いのですけどね。
チーズに合わせて、ここでワインを別の物に変えてもらいます。“Luigi Bosca de Sangre 2013”という銘柄、ワインリストに「チーズプレートによく合う」と書かれていました。
味はかなり辛口。飲んでみると、凄い力強さが口の中に広がり、時には少々ヒリヒリするくらい。こんなパンチの効いた赤ワインを飲むのは初めてですが、クセになる美味しさ!
このアルゼンチンのワイン“ルイージ・ボスカ”は、市場価格3,500円ほど。上記のシャトー・ブラネールよりは割安ですが、なかなか上質なワインだと思います。
濃厚なアイスクリームとゴディバ
機内食のシメは“Gourmet ice cream”。バニラアイスとチョコアイス、どちらもミルキーで濃厚!付け合せの甘酸っぱいベリーのアクセントも良く、なかなか美味しいデザートでした!
食後にはお馴染みCODIVAのチョコレート。中身は東京発と全く一緒でした。
加えて、モクテルの“Apple cooler”を頂きます。アップルジュースにレモンジュース、これにミントの葉とライムが入っているものですが、味はアップルが殆ど。スッキリしていて、食後には良いのかもしれません。
近距離でも欠かさない上質なお持て成し!
今回のドーハ発ウィーン行き、6時間弱と比較的短いフライトでしたが、レベルの高い食事と上質なワイン、そして質の高いCAのお持て成し。長距離路線と遜色無い上質なサービスを受ける事が出来ました!同じ6時間のフライトでも、JALの東京~東南アジア路線の様な“格下”扱いをする航空会社とは雲泥の差!これぞ、5つ星エアラインの象徴ですよね。
以上、カタール航空ビジネスクラス(ドーハ~ウィーン)の搭乗記でした!昨日の記事も併せてご覧下さい→カタール航空ビジネスクラスB787-8座席図とアメニティ/ドーハ~ウィーン搭乗記!
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