沖縄本島の中部、美ら海水族館のある本部町には高台から海を見下ろせるオーシャンビューのカフェやレストランが幾つか存在していて、その内の一つが今回レポートする「亜熱帯茶屋」。
ここはSNS栄えの人気店としても有名なカフェで、これまで混雑を理由に二の足を踏んでいたのですが、コロナ騒動の今がチャンスという事で訪問!昼のピーク時でも待つ事なく入れて、しかもオーシャンビューの良い席をGet!
亜熱帯植物に囲まれた素敵な空間と遠くに海を見渡せる抜群のロケーション、そんな素敵なカフェをレポートします!
目次
本部町の高台にあるSNS栄えの人気店
亜熱帯茶屋の場所はこちら。美ら海水族館にほど近い本部町の高台にあります。
西海岸の県道から山道に入って5分ほどで着きますが、店の北側の道路はすれ違いも困難なくらい狭い道が続くので、店の南側から向かう事を強くおススメします!
駐車場は、店に向かって左側に10台+αほどのスペースがあるのですが、入口が狭くてやや停め難いというのが正直なところ。
ここから北へ100mの所にある「ピザ喫茶 花人逢」の目の前に広い駐車場があるので、少しでも混んでいる様ならそちらへ行った方が正解かもしれません。
店舗は沖縄らしい朱色の屋根の木造建築で、その周りを亜熱帯植物が多い尽くすという何とも南国らしい雰囲気のカフェ!店舗の裏側に美ら海が見渡せる東屋の席があるのですが、その模様はのちほど~
店の入口横には順番待ちの名簿があり、混雑時には名前と人数、席の希望(店内・屋外・屋外テラス)を記入して待つ形になりますが、この時は緊急事態宣言中という事もあって昼のピーク時(13時)にも関わらず待ち人なし!
長引くコロナ騒動の中、これこそせめてもの恩恵というものですね。
カントリー風の店内、海が見えるテラス席も
店内はウッド調で統一されたカントリー風のインテリアで、丸太を切って作った様なデザインのテーブル席が4卓。天井が高く、ほぼ全面に窓があるので明るくて開放的です。
店内からも海は見えますが、客の殆どが屋外の席を選ぶ様で、屋内には終始誰もいませんでした。屋内は靴を脱いで上がる必要があるので、その面倒臭さもあっての事かもしれません。
バルコニーにはカウンター席が10席あって、何れも遠くに海が見渡せるベストポジション!今回はたまたま空いていたこちらのカウンター席に案内されました。
ここから眺める景色がなかなか素敵!ちょうど美ら海水族館がある方角で、遠くには伊江島も望む事が出来ます。日ごろからこういう所で食事してみたいものですね~。
尚、カウンター席は屋外なのでクーラーはありませんが、風通しが良い事に加えて扇風機がガンガン回っているので、思った以上に涼しくて快適です。
その他、所々にハンモックの椅子も吊るされていますが、これは完全な遊び!流石にここに座っている大人は見かけませんでした。
絶景の中にある東屋の席
店内の他、特に人気があるのが屋外の東屋(あづまや)。エントランスの横から亜熱帯植物の生い茂る通路を進むと、東屋の席がある店の庭へ出る事が出来ます。
流石にここは暑そうですが、それでも終始満席という人気ぶり!
小道が整備された庭には6人程度入れる東屋が3つ、その他パラソルの開いた円卓やカウンター席も幾つかあります。東屋はグループ向けの席なので、余りにも小人数の場合は使わせてもらえないかもしれません。
言わずもがな、ここからの眺望は文句なしの一級品!空や海の青と亜熱帯植物の緑、このコントラストが何とも美しいですね~!
まさに天空からパノラマビューを眺められる特等席!直射日光がモロに当たるので今の時期はちょっと辛いですが、涼しい時期には是非とも大本命にしたい所。
東南アジアと沖縄をミックスした独自メニュー
さてこの亜熱帯茶屋のメニューですが、看板メニューは「ヤンバルハーブの鶏肉ガパオライス」や「島野菜のフォー」など、東南アジアと沖縄を融合させた店オリジナルのメニュー。
軽食としてトーストやサンドイッチの他、ドリンク・デザートも各種揃っています。
11:00~14:00LOに限ってはフードメニュー+ドリンクが若干お得になるランチメニューがあり、更に+440円でデザートを追加する事も可能。
ランチタイムにフード・ドリンク・デザートをセットで1,760円、沖縄の物価を考えるとかなり割高ですが、まぁ観光地プライスである事を鑑みるとこんなものか…?
とは言え、グァバやシークワーサーなど南国フレーバーのジュースが味わえるのも沖縄のカフェの楽しみの一つ!
パッションフルーツのジュースを飲んでみましたが、濃厚で甘酸っぱい風味とスッキリとした後味。夏にピッタリな美味しいジュースです!
目にも美味しいSNS栄えメニュー!味の方は…
料理の方は、ランチセットで「ヤンバルハーブの鶏肉ガパオライス」をチョイスしてみました!タイが本場のガパオライスにサラダ付き、赤いスイカや紫の花を添えた色合いも素敵な一品です!
ただ、味わいとしてはごくフツーのガパオライス。ご飯もココナッツライスではなく普通に炊いたご飯ですし、装飾がなければ都内でも700円程で食べられる味かと。
ココナッツの殻も期待して空けてみたら中が空洞でガッカリですし、分量的にも女性目線なのか若干少なめ。決して悪い味では無いですが、料理の質にあまり過度な期待は寄せない方が良いかもしれません。
デザートには「沖縄チーズケーキ」をチョイスしてみましたが、やはりこちらもフツーの味。紅イモ(?)の風味が引き立つ訳でもなく、かといってチーズの濃厚さやクリーミーさも無し。
こちらも決して悪い味では無いのですが…、あまり期待し過ぎない方が良いでしょう。
予約は不可、早めの入店が吉!
と言う訳で、沖縄本島でも屈指の人気を誇る亜熱帯茶屋。事前の予約が出来ないので、良い席で食事がしたい場合は開店と同時に入店がおススメです。
料理は観光地プライスである事は否めませんが、この雰囲気と景色に勝るもの無し!過剰なコロナ対策も無いですし、美しい眺めに浸りながら心地良い時間が過ごせる、そんな素敵なカフェは行く価値アリです!
尚、緊急事態宣言中でも問題なく営業していましたが、遠方から訪れる際は事前に電話で確認しておく事をおススメします。
亜熱帯茶屋
- 住所:沖縄県国頭郡本部町字野原60
- 営業時間:11:00~日暮れ頃(不定休)
- 電話:0980-47-5360