グリニッジ世界標準時(GMT)でお馴染み、イギリス・ロンドン郊外にあるグリニッジ天文台。行ってみると、広い自然公園の中の小高い丘の上にあって、なかなか雰囲気の良い所です!
天文台の中は博物館になっていて、入場料は無料!どの様な展示が見られるか?また天文台へのアクセス等も含めてレポートしたいと思います。
♪こちらも合わせてどうぞ→「ロンドン」記事一覧と旅行ガイド
目次
場所とアクセス
グリニッジ天文台ですが、場所はロンドン市街中心部から南東へおよそ10キロ弱。ちょっと不便な所にありますが、地下鉄Jubilee線のCanary Wharf駅からライトレール(DLR)で15分、都心部からでも40分程度で着きます。
最寄駅は、DLRのCutty Sark for Maritime Greenwich駅。ここはグリニッジ観光の玄関口にもなっていて、駅前にはレストランやカフェなどが林立、結構賑わっていました。
駅前には「カティーサーク号」という帆船も展示。これは19世紀中頃、中国からイギリスへ紅茶を運ぶ為に使われていた船で、中は紅茶の博物館になっています。
尚、天文台へのアクセスには一つ隣のGreenwich駅からも行けますが、こちらは住宅街なので駅前には何もありません。今回私はこの駅からアクセスしましたが、店一軒見当たらないのでちょっと寂しい…。天文台へのアクセスは、上記のCutty Sark for Maritime Greenwich駅の利用がおススメです!
Greenwich Parkを歩いて行く
さて、グリニッジ天文台はGreenwich Parkという広い公園の中にあります。駅から天文台の方へ歩いて行くと公園の正門が見えて来るので、そのまま中へ入って進みます。
ここはロンドンにある王立公園の一つで、総面積は74ヘクタールという広大な広さ。この時は紅葉がとても綺麗でした!春には桜が満開になるそうです。
なだらかな上り坂の一本道を進んで展望台の方へ。天文台への道のりは、基本的にメインストリートを真っ直ぐ進めば良いだけなので、迷う事は無いと思います。
途中には道案内標識も。でもこれ、余りにも複雑に絡みすぎてどっちがどっちだか分からない…。
天文台の中は無料の博物館
公園の正門から歩く事およそ10分、グリニッジ天文台へ到着!赤レンガの建物で、教会の様な丸いドーム屋根が特徴的です。
実はここ、既に天文台としての役割を終えているそうで、現在は博物館になっています。
入場は無料!展示は写真パネルや模型等が主で、かつてどの様な天体観測が行われていたかが分かる様になっています。
しかし本格的な観測機器やダイナミックな写真などが見られる事を期待していましたが、望遠鏡はコンパクトなレプリカですし、宇宙の写真は小さいものばかりでネットで見るのとあまり変わらず…。展示エリアも2フロア(内1フロアは子供向け)しかなく、かなり見応えに欠ける残念なミュージアムです。まぁ無料なんで仕方ないか…。
尚、この中にはプラネタリウムもあるので、天体に興味のある方は最初からこちらへ行くのが良いかもしれません。プラネタリウムの入場料は£8、子供(15歳以下)は£5.35です。
展望スポットと子午線の場所
その他、天文台から少し先へ進むと、18世紀の陸軍士官ジェームズ・ウルフ(General James Wolfe)将軍の像が建つ広場があります。ここは見晴らしが良く、ちょっとした展望スポットになっています。
ここから望む景色がコチラ!テムズ川を挟んでちょうどグリニッジの北側にあるCanary Wharf地区の高層ビル群が一望できます。その手前にあるのは、グリニッジ大学の建物。
尚、この広場の横にはFlamsteed Houseというもう一つの建物があって、建物の屋根についている赤い玉「時の玉」や、敷地内にある「子午線」が有名です。17時で閉まってしまう為、今回は時間が無くて入れず…。
自然を満喫できるスポット
と言う訳で、ロンドンにあるグリニッジ天文台を訪れてみましたが、“天体”スポットというよりは自然を満喫しながらのんびり過ごす事のできるスポットだと感じました。
訪れるなら、是非晴れた日に来るのがおススメ!また公園内は結構歩くので、歩き易い服装で訪れる様にすると良いと思います。
Royal Museums Greenwich
- 営業時間:10:00~17:00(博物館)
- ホームページはコチラ
「ロンドン」記事一覧と旅行ガイドはこちら↓