シドニーからの帰り、乗継先のクアラルンプールへ向かう時に利用したマレーシア航空A330型機のビジネスクラス。今回は左側のA席に座りましたが、その居住性は往路で座ったK列の座席を比べると大差!とても同じ飛行機のビジネスクラスとは思えない程でした。
そんなA330型機ビジネスクラスのA席とK席の違いなど、詳しくレポートしていきます。
A330型機マレーシア航空MH122便
今回のフライトは、シドニー発クアラルンプール行きMH122便。ラウンジから搭乗口までが思いのほか遠く、10分近くかかってしまいました!シドニーから搭乗の際は、余裕を持って搭乗口へ向かう様に心がけた方が良いかもしれません(参考→シドニー・カンタス航空ビジネスラウンジ徹底レポ!)
ここからクアラルンプールまでは、地図上で見ると日本へ飛ぶよりも断然近い様に見えますが、実際のフライトタイムは8時間50分と、成田へ飛ぶのとあまり変わりません。この先、クアラルンプールで成田行きに乗り継いで、成田到着は翌朝の7:40…、たかがシドニー⇔成田に20時間もの移動時間を費やすなんて、好きじゃなきゃやってられませんよね。マレーシア航空A330型機。今回のシドニー旅行では4回ともこの機材になり、新型ビジネスクラスシートを体験する事が出来ました!今回も、上空でどの様な世界が待っているやら~。
スタッガード配列の2A席
さて、今回アサインしたのは2Aの席。往路では2回とも右側のK席を体験したので、帰りは全てA列を指定しています。窓の位置が座席とピッタリな2Aの席!
スタッガード配列の為、前後の席は椅子とサイドテーブルが逆になっています。通路側に座席があると、道行く人にぶつけられる恐れがありますし、何より個室感に乏しいのであまり人気無いですよね。
しかしながら、サイドテーブルが両脇にあるK列の奇数席と比べると、当然ながら占有面積は減少。勿論これでも十分な広さなのですが、“玉座”とも称されるあのVIP感は感じられませんね。
とは言え、足元のスペースにはそれほど大差は無いと感じました。寝返りは難しいですが、足を延ばして寝るだけならこれで十分かもしれません。
座るとかなり窮屈…
座席周りはそれほど狭さを感じなかった2Aの席ですが、いざ座ってみるとこれがかなり窮屈!と言うのも、窓際に殆ど余裕なスペースが無い上に、壁が上部に向かってカーブしているので視界が物凄く狭くなります。平均的な身長の私でさえ、頭と壁の距離は僅か15cm…。
飛行機の形状の都合上これは致し方ないのですが、A330程の大型機がこんなにカーブが激しい構造をしているなんて意外でした。B777なんかはここまで斜めに張り出していなかったと思います。まるでエコノミークラスの窓側に座っているかの様な気分…。
収納スペースはK列の半分以下
また、K列の玉座に比べると、このA席の座席周りの収納スペースは半分以下。サイドテーブルの下のスペースも中途半端な広さで使いにくく、かといって小物を入れるのにも適していないので、とても使いにくいです。
しかも偶数番号の席は通路側にサイドテーブルがあるので、テーブルに置いた小物が道行く人に当たって落ちる恐れや、また盗難の心配も捨て切れません。物を置く際は、積極的に扉つきの収納ボックスへ入れる様にしましたが、中身を取り出すのに一々覗き込まないといけないので面倒くさい…。この様に、視界・使い勝手ともにK列の独立シートとの差は見た目以上です。マレーシア航空A330のビジネスクラスに乗る際は、K席一択で決まり!K席に関しては以下の記事で詳しくレポートしているので、併せてご覧下さい。
ウェルカムドリンクのアップルジュース
さて、ウェルカムドリンクは“アップルジュース”を選択。成田~KLで飲んだオレンジジュースは果汁の甘さを感じて良かったですが、このアップルはちょっと人口甘味料の味…。
この他、シドニー発の機内食は果たして美味しいのか?機内食レポートは次回お伝えします→マレーシア航空ビジネスクラス機内食レポート!シドニー~KLのランチメニュー
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