ハノイ・ノイバイ国際空港から成田空港へ向かうJALビジネスクラスの機内食レポートです。近距離路線の為か、およそビジネスクラスとは思えない簡単な朝食だったのですが、その中のフルーツを食べたところ、直後に腹痛をもよおしトイレに駆け込む事態となってしまいました!
今回は、そんなハノイ~成田の機内食、およびJALビジネスクラスのサービス内容についてお伝えしようと思います。
目次
ハノイ発成田ゆきSky-Suite787
今回搭乗するのは、ハノイ0:25発の成田行き。近距離のフライトながら、B787-8のSky-Suite機材です。
それにしても、優先搭乗の人数はいつ見ても多過ぎ!この日の優先搭乗の人数を数えてみましたが、ダイヤ&プレミア(エメラルド)が15人、それ以外(クリスタル以上)が35人でした。この便の定員は161名(満席時)ですから、少なくとも10人に1人は最上級会員という事になりますね。私も今年はプレミアまで到達しましたが、それだけ上級会員も珍しいものでは無いという事。
席はいつも通り、窓側の3Aを選択。Sky-Suiteの窓側は、ほぼ完全な個室になるので、深夜便には最適ですよね!このシートに関しては、往路の記事に詳しく記載しています→コスパ最高!JAL Sky-Suiteの格安ビジネスクラス(成田~ハノイ搭乗記)
朝食のリクエスト
さて、今回の便は深夜便の為、朝食を食べるか否かをリクエストする様になっています。私は普段朝食を全く食べませんが、今回は味のレポートもあるので頂く事に。
“到着の2時間前に”とありますが、ギリギリまで寝ていたいので、挨拶に来たCAさんに「到着の1時間前にお願い」と伝えておきました。
離陸後、初めのドリンクサービスが提供されましたが、ドリンクと共に出されたのが、まさかの「あられミックス」!これってエコノミークラスと同じなのでは?
温かい物とまでは言いませんが、せめてワンランク上の乾物を用意するくらいの心意気が欲しいなぁと…。
2時間なんかじゃ眠れない…
成田まではおよそ4時間半。ただでさえ眠る時間なんて殆ど無いというのに、消灯するまで離陸後およそ1時間も要してしまいました!朝食が着陸の2時間前だとすると、消灯時間はたったの1時間半しか無いという事になりますね。
それでも今回はSky-SuiteⅠ。眠る環境としてはとても恵まれているのですが、流石に1時間半や2時間程度じゃ眠れるはずもなく、ウトウトとするだけで終わってしまいました…。
しかもCAさんに起こされたのが、到着の1:20前!こんな時こそ、この20分のフライングがどんなに惜しいと思うことか。
「洋朝食」のメニュー
さて、朝食メニューは「和朝食」と「洋朝食」の2種類。アラカルトメニューは一切無く、他はカップ麺があるのみです。ドリンクメニューは往路と一緒、昼夜関係なくシャンパンからワイン、ソフトドリンクまで一通り揃っています。
私がオーダーした洋朝食がコチラ。エコノミークラスの様に全ての料理がワンプレートに乗せられて運ばれてきましたが、前菜・メイン・パン・フルーツと一応3コース料理になっている模様です。
尚、和と洋共通のメニューとして「夢工房くまの カラマンダリンジュース」がありますが、これがなかなかの美味!オレンジの豊潤な甘さを感じながら、後味スッキリの美味しいジュースでした!
どれもパッとしない朝食の味…
前菜は「ヨーグルト シナモンアップル添え、プロシュートと野菜のサラダ」。プロシュート(イタリア産の生ハム)が3枚ほどありますが、塩味はしっかりしているものの、あまり風味立ってきません。
バルサミコドレッシングも、パッとしない味の割りに凄くオイリーなので、朝にはちょっと合わないかなぁと…。パンに付けるものでも無いですし、ちょっとこれはマイナス評価。
そしてメインは「チーズオムレツ ラタトゥイユソース チキンソーセージ添え」。オムレツの味自体は悪くありませんが、卵はだいぶ固まってしまっています。
以前はエコノミークラスでもトロットロのオムレツが出てきたと言うのに、これはちょっと頂けませんねぇ(参考→往復でこんなにも違う!JALエコノミークラス機内食の朝食を比較する)
パンに関しても、冷えたクロワッサンが一つ置いてあるだけ。香ばしい香りを漂わせながらバスケットに入ったパンが運ばれて来る、なんてJALで期待したら駄目なのかな…。
デザートは、フルーツの盛り合わせ。マンゴーにスイカ、メロン、そして白いつぶつぶはドラゴンフルーツ。マンゴーは臭みが無いですし、ドラゴンフルーツも入っている所を見ると、流石は南国の国発のフライトと言ったところ!
直後に腹痛が襲ってきた…
しかし!このフルーツを食べてから20分後、急に腹痛が襲って来ました!ベルト着用サインが着陸のかなり前から点灯していたので、これは着陸まで我慢か…と半ば諦めかけていた所、着陸の直前に偶然にも消灯したので、その一瞬の隙をついてトイレに猛ダッシュ!
恐らく原因は、このドラゴンフルーツ。この南国フルーツは栄養満天ながら、人によっては腹を下し易いとされていますよね。以前私はマレーシア航空の機内食でドラゴンフルーツを食べた時は何も無かったので、今回もイケると思って食べたのですが、それが甘かった…。生物の状態は、その生産国や保存状態などでかなり違ってきますから、やはり海外旅行で生物は控えておくのが正解なのかもしれませんね。
これがビジネスクラスか…
と言う訳で、JALビジネスクラスでハノイから成田まで搭乗しましたが、良くも悪くも想像通り。Sky-Suiteのシートは良いですが、やはりサービス内容は2流レベルと言わざるを得ず、満足度はかなり低いです。
腹を壊したのは私自身の問題だとしても、あの機内食じゃ満足なんて到底ムリ。+αの演出があってこそ、ビジネスクラスの醍醐味だと思うのですけどね。今回はJALパックの格安運賃で乗りましたが、これに正規の運賃を払って乗るなんて到底考えられません。
以上、JALビジネスクラス(ハノイ~成田)の模様をお伝えしました!往路の記事も併せてご覧下さい→コスパ最高!JAL Sky-Suiteの格安ビジネスクラス(成田~ハノイ搭乗記)
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