香港から搭乗したのは、クアラルンプール行きキャセイドラゴン航空のエコノミークラス。最近ビジネスクラスに慣れてしまった体には厳しい詰め込み式の激狭シートでしたが、上級会員への対応は流石キャセイ!
そんなキャセイドラゴン航空のサービス、シート、機内食などについてレポートしたいと思います。
※キャセイドラゴンはコロナ騒動の影響を受けて2020年に廃止、現在は同路線をキャセイパシフィック航空が引き継いでいます。
キャセイドラゴンの優先搭乗
今回の香港発KL行きキャセイドラゴン航空は、20:25発。今度こそ石に齧り付いてでも乗り遅れまいと、出発の40分前にゲートへ到着(笑)。
522番搭乗口は沖留めなのでバスで移動となりますが、一応優先搭乗は行われていました。キャセイパシフィック航空はファースト(エメラルド)→ビジネス(サファイア)とに分けられていましたが、今回は緑も青も区別なく一色単にされています。
キャセイドラゴン航空は、キャセイパシフィック航空の子会社。LCC等の格安航空会社ではなく、ワンワールドアライアンスに加盟のレガシーキャリアの一つです。なので、サービスもマイレージ制度も、基本的にはキャセイパシフィックと遜色ありません。日本で言うと、JALの傘下にあるJTA(日本トランスオーシャン航空)やRAC(琉球エアコミューター)の様な位置づけと考えて良いかもしれませんね。
A330-300のシート
今回のクアラルンプール行きの機材は、A330-300。307名乗りのやや大きな機材で、エコノミークラスのシート配列は2-4-2。所によってシートのカラーが異なるのが特徴的ですね。
今回は、キャセイパシフィック航空の厚意によって乗変されたチケットの為、座席は勝手に決められたものですが、それでも足元の広い非常口座席の通路側を手配してくれました!
キャセイのエメラルド会員に対する心意気がこういう所にも表れているのかと、改めて実感します。
ちなみに窓側だと、この様に非常口の出っ張りがあってちょっと座り難い席になっています。この便は満席らしく、隣席ブロックも叶わないので、こういう狭い空間に座るのは避けたいところ。
かなり狭いシート幅
シート幅を計ってみましたが、目方でおよそ44cm。成田発香港行きの777-300は50cmくらいありましたから、その差は歴然です!幸いにして隣が女性だったので助かりましたが、やっぱ肩が凝るなぁと…。
尚、非常口座席なのでモニターとテーブルは肘掛部分から出す仕組み。このモニターがかなり曲者で、角度調節が上手くいかず、また隣の席のモニターがすぐ近くにあるので、眠りたい時も眩しくて敵いません…。
こんな所も、満席のエコノミークラスの悩みですよね。ビジネスクラスばかりに乗っていると、こういう点を忘れてしまうので良くないです(笑)
機内食はまぁまぁの味
機内食はコチラ!チキンかフィッシュの選択で、私が選んだのはチキン。メインのプレートが一つに小鉢が一つ、今回はハーゲンダッツが最初から入っていました。
メイン料理は、クリームシチュー的なもの。味はフツーですが、たまにチキンの軟骨をゴリッと噛む事があります。
小鉢は…何だろう?サツマイモっぽい食感のものにヒヨコ豆やレタス、プチトマトが入っています。やや酸味のある味付けですが、これは結構イケる味!
気圧でパンパンに膨れた袋の中身は、ミルククッキーでした。パッケージからしてキャセイオリジナルのものかと思いますが、こちらも味は良し。
ハーゲンダッツはクッキークリーム味。ほろ苦いチョコの美味しい味を期待しましたが、機上だとこうも味気なくなってしまうのか…。これなら普通のバニラの方が良かったです。
エメラルド会員へ個別の挨拶
さて、成田発のキャセイパシフィック航空では、3度に渡りCAさんが個別に挨拶に来てくれましたが、今回も出発直後にCAさんがペットボトル水を持って挨拶に来てくれました!勿論これは、ワンワールド・エメラルド会員である私にだけの特別なサービス。
ペットボトルはやや小ぶりの330mlで、フタが壊れているのか若干水漏れがしていましたが、まぁそこはお咎め無し!新聞の希望も同時に聞いてくれましたが、恐らく英字新聞オンリーなのでパス。無料で乗変してくれた上にこんなサービスまでしてくれて、ほんとキャセイはエメラルド会員を大切にするんだなぁと改めて実感しました!
と言う訳で、クアラルンプールへ到着!定時の0:30に着いたので、1:00発のKLIAエクスプレス最終列車に間に合ってヨカッタ!それでもギリギリ2分前だったので、この便でKLIAエクスプレスを狙っている人はご注意を!
KLIAエクスプレスは最近また値上がりし(と言うかマスターカード割引が無くなった)、決済のクレジットカードに関わらず往復RM90となっています。片道RM35で乗れたあの頃が懐かしい…。