乗継で利用したモスクワ・ドモジェドヴォ空港から、今度はサンクトペテルブルクへと向かいます。
今回は勿論エコノミークラス。国内線の短距離路線という事もあってサービスは限定的かと思いきや、機内食や新聞のサービスまであるという充実振り!しかしLCC並の激狭シートで、なかなか酷なフライトとなりました…。
優先搭乗は…殆ど無い?
今回のフライトは、モスクワ(ドモジェドヴォ空港)17:40発のサンクトペテルブルク行き(S7航空43便)。所要時間は1時間35分、両都市間の距離はおよそ630kmもあって、意外と遠いというのが印象です。
搭乗ゲートは41番。ラウンジのすぐ近くにあるので便利ですが、最も人が集まるターミナル中央付近にあるので、ゲート前はもの凄い混雑!
搭乗レーンはビジネス(プライオリティ)とエコノミーの2つあって、プライオリティの方はワンワールド・クリスタルまで対応。こちらには殆ど人が並ばずほぼ独占状態でしたが、どういう訳か“優先搭乗”という形は取られず、ビジネスとエコノミー両方のゲートが同時にオープンして搭乗開始(笑)こんなの意味無いじゃん!と思うのですが、今回利用したS7航空の5回のフライト全てこの方式だったので、これがS7航空の流儀なんでしょう。色々とナゾの多い航空会社ですね…。
オールエコノミーのA319
今回のフライトはA319という機材。3-3シート配列で、オールエコノミークラスの短距離仕様です。
S7航空のエコノミークラスはこれで2回目の搭乗ですが、足元が広くない通常の席は今回が初。
通常は別途料金が掛かる足元が広い席(1列目・11列目)は、エメラルド会員であれば無料で指定できるはずなのですが、どういう訳かオンラインチェックインで操作しても無料で指定する事が出来ず、止む無く諦める事に…。
シートは、スカイマーク等で使われている旧式の革張り仕様。私の席は通路側の3Cですが、運の悪い事にこの席だけ座面がボロボロです!かなり年季の入ったシート…、長い間ろくに改修もされていないのでしょう。
オンボロの超激狭シート!
シートピッチは超激狭!どんなに深く腰掛けても、膝がシートポケットに触れてしまうくらいの狭さです。“S7航空はLCCだ”という口コミも見受けられますが、こういう所を見るとそれも納得…。
テーブルはシート幅いっぱいの特大サイズ。旧式ならではの頑丈なテーブルですが、大分ガタが来ているのか手前に向かって傾いてしまっているので、迂闊にドリンクすら置く事が出来ません…。
そして勿論、機内はド満席!久々に体験する奴隷船に、テンションダダ下がりです…。短時間なので我慢できますが、これはなかなか過酷なフライトになりそうです。
機内食が出る
さて、このフライトの機内サービスですが、短距離路線の割には充実していて、出発直後には新聞のサービスがありました。JAL等でも昔はありましたが、今はすっかり無くなっていますから、これはなかなか珍しいですね。
そしてベルトサインが消灯すると、ドリンクと一緒に配られたのはなんと機内食!まさかこんな短距離路線の国内線でも機内食が出るなんてビックリです!
箱の中身はサンドイッチが二つ。どちらも具は一緒で、スライスチーズとトマト、レタスが入っているだけの簡単なもの。ライ麦パン(?)は若干パサつきますが、特別不味いものではありません。
成田~ウラジオストクで出てきたサンドイッチの方が、パンがしっとりしていて美味しかったですが、まぁこれはこれで腹の足しにはなるでしょう。(参考→S7航空(成田~ウラジオストク)搭乗レポート!機内食はサンドイッチ)今や、ソフトドリンクすら有料となる航空会社もある中、これはなかなか貴重ですよね!
席はLCC、サービスはレガシー
と言う訳で、思いのほか順調に飛行して、あっと言う間にサンクトペテルブルクに到着!座席はLCC並ですが、サービス自体はレガシーキャリア並、そんな印象を受けたフライトでした!
S7航空のこの他のフライトについては、こちらのカテゴリーにまとめています→S7航空