今回は、成田空港からロシアのウラジオストクへ行くのに利用したS7航空の搭乗レポート!初めて乗るS7航空ですが、LCCとも囁かれているロシアの航空会社は、果たしてどの様なサービスなのか?
シートや機内食、サービスの質など詳しくレポートしていきたいと思います。
優先搭乗が無い?
今回のウラジオストク行きは、成田空港T2サテライトの91番から出発。乗客は殆どがロシア人で、日本人はまばらです。
搭乗レーンはBusinessとEconomyの2つ。Businessの方はワンワールドのエリートステータス(ルビー以上)でも利用できます。
しかしこのクラス別の案内は搭乗開始まで表示ず、またBusinessの優先搭乗も無くいきなりエコノミークラスと一緒に搭乗開始…。大したアナウンスも無いですし、なんだか初っ端からロシアのいい加減さを見せ付けられた様な気がします…。
A320エコノミークラス
さて、今回の機材はA320。エコノミークラスは3-3配列シート、通路が真ん中に一つだけの小型機です。
前方2列はビジネスクラス。個室感の無い椅子だけの短距離仕様ですが、なかなか立派なシート。欧州国内線のビジネスクラスも、こういうシートになってくれれば良いですけどね。
対してエコノミークラスは、何の変哲も無い標準的なシート。ちょっと年季の入った革張りシートですが、座席幅は45cm程度と標準的。しかしモニター等のエンタメ機能は一切ついておらず、完全な国内線仕様です。
足元の広いExtra Spaceシート
私の席は、エコノミークラスの最前列に当たる3列目。ここはビジネスクラスのすぐ後ろに当たる席ですが、足元が広くて快適です!
実はこの席、Extra Spaceという名前がついていて、通常指定には別料金が掛かる(2,500円~3,000円程度)のですが、今回JALの特典航空券で予約したところ、何故か無料で指定する事が出来ました!
エメラルドステータスがあるお陰かなとも思いましたが、この後利用した便(全てS7航空HPから発券)では無料で指定する事が出来なかったので、恐らくシステム上の問題もあるのではないかと。
ただ、足元が広いのは良いですが、通路側だとこの様にビジネスクラスのカーテンが足に当たります。上空ではカーテンが閉められるのでそれほど気になりませんが、これはちょっと改善して欲しいところ。
機内食はサンドイッチ2つ
ベルトサインが消えたら、早速サービス開始。先ずはドリンクサービスですが、メニューはコーヒーか紅茶、又はジュース(オレンジ・アップル・トマト)の選択。無料で頂けますが、JALの様にアルコールはありません。
ドリンクに続いて機内食。と言っても、ケースに入ったサンドイッチ2つのみという簡単な軽食ですが、チキンかチーズかを選択出来ます。
今回はチーズを選択しましたが、中身は固めのパンにレタス、トマト、チーズ、そしてマヨネーズが少し。まぁスーパーで買ってきて合わせただけという感じの簡素な味ですが、パンはそれほどパサつく事は無く、食べ出すとあっと言う間に完食!でも2つあるのだから、どうせならチキンとチーズ一つずつ入れてくれても良いのに…。
サービスの質は…?
今回初体験だったS7航空。巷ではLCCとも囁かれている航空会社ですが、今回搭乗してみた限りではその様な事は無く、寧ろ短距離なのに機内食が出たりドリンクが無料で飲める等、大手キャリアとそれほど遜色の無いサービスだったと感じました。
ただ、愛想の無いCAの対応やエンタメ機能の無いシート等を鑑みると、やはりJALやANAの様なフルサービスキャリアとの違いは明らか。まぁ“ロシア”というお国柄が影響している事も確かでしょうけど、大手に比べて割安な価格を考えると、コスパは良いのかもしれません。
と言う訳で、遅れも無くウラジオストク空港へ到着!次回からは、ウラジオストクについて色々とレポートしていきたいと思います。
S7航空のチケット予約については、コチラをご覧下さい→S7航空予約のポイント!JALマイル積算率とプライオリティ