クラスJ の空席待ち人数がヤバイ!+1100円~3300円の価値が見出せない件

那覇から羽田へ向かうJALに搭乗の際、ふと見たクラスJ空席待ちの人数が物凄い事になっていたのでビックリ!クラスJは、広々シートにプラス1,000円で乗れるとあって大人気となっていますが、それ故どんなにガラガラな便でもクラスJだけは満席なんて事も多いですよね。

そんなクラスJに1,000円を支払って乗る価値はあるのか?今回はそんなクラスJの実態とシートの座り心地、また意外と空席の多い非常口座席について話をしていこうと思います。

※クラスJ料金は現在、1,100円~3,300円に値上げされています。ますます価値を見出せなくなりました!

ほぼ100%満席になるクラスJ

それにしてもJALのクラスJって、ほんと人気ですよね!どんなに閑散期の閑散時間帯であっても、乗る便乗る便全て満席!

classJ2

そりゃ確かに、国際線で言う“プレミアムエコノミー”と同じくらいの広さを誇る席にプラス1000円で乗れるというのは、お得ではあると思います。しかもこの1000円という価格は、消費税増税の際にも値上げされる事無く維持されていますから、JALの腰の入れようが伺えますよね。

満席のクラスJ

今回、私が利用した那覇→羽田のフライトも、もちろんクラスJは満席!シートは広くても、周りの人口密度が半端無いので、あまりリラックスできません…。

空席待ち人数がヤバイ!

そんなクラスJの人気は、空席待ちの人数にも表れています。今回搭乗した那覇→羽田便は、B737(クラスJ=20席/普通席=145席)の小型機にも関わらず、空席待ち人数がヤバイ!

クラスJ空席待ち人数

種別Sが33人、Aが53人、Bが64人、合せると150人となり、普通席の145を越えてしまいますから、単純にこの人数がそのまま空席待ちの人数に当てはまるかは疑問ですが、それを考慮しても凄い数ですよね!

沖縄線は距離が長いので+1000円のコスパも最強ですから、みんな駄目元でもとりあえず空席待ちを申し込むのかもしれません。

意外と良くないクラスJの座り心地…

そんな大人気のクラスJですが、シートの座り心地はイマイチ…。私自身、最近何度か乗る機会があったのですが、どうも体にフィットしないのか、快適性をあまり感じられません。

classJのシート

具体的には、シートの横幅に対して奥行きが短いので、変に浅く座っている様な感覚になります。またシートが変に窪んでおり、深く座ろうとすると前の方にずり落ちてきてしまいます。

恐らくこれは、元々グリップ力の高い布製の生地だったシートが、Sky Next化によって滑り易い皮製に変わった事が原因かと思われますが、シートを張り変えただけで座席の仕様は一切変わらなかったので、本来得られるはずの座り心地が得られなくなっています。

クラスJの肘掛

滑り易い皮張りのシートに変わった事によって結果的に腰を支える事が出来なくなり、これが長時間のフライトでの疲労の原因に…。

機材によっても多少の違いがある様で、B777よりもB737のシートの方がよりこの傾向があって、座り心地は悪いです。

クラスJのフットレスト

また、フットレストが無い事も大きな問題点!レッグレストを上げてリクライニングを倒しても、このフットレストが無いが為にふくらはぎに強い負担がかかって、リラックス出来たものじゃありません。

“プラス1,000円の座り心地”なんてキャッチフレーズだけ!現在のクラスJシートは、出来損ないのシートです。

ねらい目は非常口座席

満員御礼のクラスJを知り目に、意外と空席になり易いのが「非常口座席」。ここは普通席(エコノミー)の中でも足元が特に広い人気席なので、事前に指定出来る上級会員で埋まってしまう事も多いのですが、いざ搭乗してみると空席が目立つ事も多いです。

非常口座席JAL

理由は恐らく、この非常口座席を指定していた上級会員が、優先空席待ちを利用してクラスJへ移った事が原因かと思います。特にクラスJを無料で利用できる企業マンの多くは最優先“S”の種別を持っているので、空席待ちの当選率も高く、この様な傾向になるのだと考えられます。

JALの空席率

事実、私はここ数ヶ月の間に10回ほどJALへ搭乗する機会がありましたが、この非常口座席に座った場合はいずれも隣席ブロックが実現!一方、クラスJを指定した場合は100%満席…。どちらが快適かは、言うまでも無いですよね。

但し、非常口座席の中でも事前指定出来る席(上級会員に限る)は、殆どの場合前日までに満席になってしまうので、出発当日カウンターへ行って当日開放枠に変えてもらうのがおススメ!便によっては設定が無い場合もありますが、B737は高い確率で用意されている模様です。

満席時以外には利用価値なし!

クラスJシートの価値についてまとめると…

  • 価格○(+1,000円で広々シート)
  • 座り心地×(滑り易い素材/フットレスト無し)
  • 空席率×(空席待ち種別Sだけで埋まる)
  • 隣席ブロック×(ほぼ100%満席になる)

クラスJに価値があるのは満席時のみ。しかしそんな便こそ空席待ちに当選する確率は低くなる訳ですから、尚更クラスJ空席待ちは意味の無いものになりますよね。

と言う訳で、現在のクラスJは狙って座る必要なし!1,000円でも浮かせて、美味しい沖縄そばの店にでも行く事をおススメします!