ロンドン・ヒースロー空港からパリCDG空港までは、ブリティッシュエアウェイズのエコノミークラス。今回は、そのシートや機内サービスについてレポートしていきたいと思います。
チケットはおよそ1万円
今回の搭乗は、ロンドン・ヒースロー空港20:30発のBA326便パリ行き。この便は元々19:30発だったのですが、出発の1ヶ月ほど前になって突然時刻が変更になり、更に当日は遅延が重なって、結局ロンドンを出発したのは21:30のこと…。
このチケットはブリティッシュエアウェイズの公式HPから購入しましたが、運賃はおよそ1万円。エコノミーの“Plus”運賃で予約しました。※価格は為替レート等により常に変化します。
“Basic”だと£45(≠6,700円)で行けるのですが、この運賃ではスーツケースを無料で預ける事が一切できず、預けるには当日空港で手荷物料金を支払う必要があります。これはワンワールドの最上級ステータス(エメラルド)を持っていても不可避なんだとか。
因みに、荷物を預ける場合の料金はこのとおり。運賃が倍増してしまうので、これを支払う事だけは避けたいところ。
優先搭乗は2種類
さて、ブリティッシュエアウェイズの優先搭乗ですが、この時は「Group 1」および「Group 2&3」の2種類に分かれていました。私はエメラルドなのでGroup 1、サファイアとルビーはGroup 2&3で一緒です。
Group 1のレーンの足元には、この様な絨毯が!一応多少なりともVIP扱いはしてくれている様です。
A320革張りシート
機材はA320。短距離向けの小型機で、シート配列3+3。最近更新されたばかりなのか、真新しい革張りのシートです。
シート幅は、肘掛間がおよそ46センチあって、まずまずの余裕っぷり!これもエアバスならでは。同じ3+3配列でも、ボーイング737ではなかなかこのシート幅は出てこないです。
テーブルも十分な大きさと安定感があります。前後のシートピッチは特別広いものではありませんが、エコノミークラスの標準仕様なので問題なし。
ヘッドレストもあって、両サイドはこの様に跳ね上げる事ができる仕様になっています。これは仮眠の時に重宝しますね。
ビジネスクラスシート
尚、この便の前5列はビジネスクラス仕様になっていますが、欧州国内線なのでシート自体はエコノミーと一緒。その代わり、中央の席に備え付けのテーブルが置かれています。
これがあると、機内食の時にナイフやフォークを置く事ができるので、とても便利!
しかしながら、今回のフライトは超ガラガラなので、あまりビジネスクラスの優位性は無いですね。特に私の指定した8列目付近は殆ど人がおらず、エコノミークラスなのにほぼ貸しきり状態でした!
機内食なし、ドリンク有料
安定飛行に入ると、ドリンクのワゴンが周って来ました。ドリンクは?と聞かれたので「Tea」と答えると、カード?キャッシュ?という返答が…。そう言えば、ブリティッシュエアウェイズのエコノミークラスは、2017年よりドリンクも含めて全て有料化されたそうですが、うっかり忘れていてオーダーしてしまった…。
もう後には引けないので、仕方なく「イングリッシュ・ブレックファースト」という紅茶を注文。価格は£2.45、何てこと無いティーパック一つにお湯の入ったカップを渡されるだけ…。
しかし飲んでみると、渋みが一切無い上品な味。胃にも優しくて飲み易く、なかなか上等な紅茶です!まぁ“英国航空”の名の下、そんなに悪い紅茶を出す訳にもいかないでしょう。
タップリのミルクを一緒にくれるのもイギリスの航空会社ならでは!でもミルクを入れると味がだいぶ薄くなってしまうので、ストレートで飲むのがベターかと。
サービスは必要最低限
と言う訳で、ガラガラで快適だった今回のエコノミークラス。大幅に遅れての出発となってしまいましたが、飛んでしまえばパリまであっという間。CAの対応は多少淡白な感じも受けましたが、必要最低限の事はしっかりやってくれています。
ただ、パリのバゲッジクレームで私のスーツケースが出てくるのが異様に遅いなぁと思ったら、なんとプライオリティタグがついていませんでした!恐らくチェックインの時の係員が付け忘れたのだと思いますが、こういうヌケがあるのもBAの特徴なんでしょうか…?
以上、ブリティッシュエアウェイズのエコノミークラス搭乗レポートでした!ビジネスクラスについてはコチラ→BAの格安ビジネスクラスが酷かった…!E190シート&機内食レポート