引き続き、イスタンブール~ポルト(ポルトガル)で利用したターキッシュエアラインズ・ビジネスクラスの模様から、今回は機内食をレポートします!
シンガポール発の便では全然美味しくなかったトルコ航空の機内食。今回は欧州圏内の短距離路線ながら、3コースの豪華なメニューが提供されましたが、その味や如何に…?
目次
機内食メニュー(イスタンブール~ポルト)
この便の機内食メニューはコチラ!シンガポール発の時と同じ、先の尖った特徴的なデザインのメニュー表ですが、短距離向けという事でそれよりも半分程のサイズになっています。
機内食は、前菜・メイン・チーズ&デザートの3コース。メインはBeef・Fish・Vegetableから選べる様になっていて、パンも付いています。短距離路線とは言え、ポルトまで4時間55分も掛かるフライトとあって、なかなか豪華な献立ですね!
かなりクセの強い「ターキッシュ赤ワイン」
ドリンクは“SHAMPAGNE”とか“SPIRITS”としか書かれておらず銘柄が分かりませんが、ワインが欲しいと言ったらターキッシュワインの赤と白の用意があるとの事なので、赤ワインをチョイスしてみました!
Egeo Kavaklidere(エゲオ・カヴァクリデレ)という、ちょっと珍しいトルコのワインですが、飲んでみるとかなり特殊な味!変に沸き立って来る気持ち悪さがあって、これはちょっと口に合わないかな…。
ボトルの市場価格は概ね3,000円弱。日本で買えるワインからするとまぁまぁ高級ですが、恐らくこれはトルコのワインという希少性あっての価格でしょう。まぁ後学の為の試飲という事で…。
前菜、パン、デザート、チーズ
ドリンクに続いては前菜のプレート。テーブルクロスは敷かれず、代わりに機内食を乗せたトレーにテーブルクロスが巻かれています。
前菜のメインプレートは「モッツァレラとグリル野菜」ですが、トマトやナスの鮮度はまずまず。しかし特に美味しい味付けがされている訳ではなく、ただグリルした野菜にモッツァレラチーズが添えられているだけのメニュー。
チーズも味が引き立って来ないし、特別美味しい料理では無いかな…。
3つの小鉢は、それぞれ「チーズセレクト」「グリーンフレッシュサラダ」「レモンタルト」。食後のデザートが前菜と一緒に運ばれてくるのは、欧州国内線ではよくあるパターンです。
チーズは何れもクセが無く食べ易いですが、特別なおいしさは無し。レモンタルトは柑橘系の風味が引き立ちますが、物凄く甘いので私でもあまり沢山は食べられないかな…。
パンはバスケットから選択可能。4種類ある様ですが、私の所へ来た時は既に2種類しか残っていなかった…。
ラウンジのパンが美味しかったので期待しましたが、この機内食のパンは全然美味しくない…。バターも普通のマーガリンだし、これはかなり期待はずれ!
ラウンジにあったあの香ばしくて美味しいパンとミルキーなバター、それを機内に搭載する事は出来なかったのだろうか…?(参考→イスタンブール新空港ラウンジ MILES & SMILES 美食と魅惑の宝庫へ!)ワゴンから選ぶメインディッシュ
メインディッシュは3品からの選択ですが、事前にCAから聞かれるのでは無く、この様にワゴンから選ぶ形になっています。見た所、お目当てにしていたFishは既に品切れ…(泣)
泣く泣く選んだこちらはVegetable Casseroleというメニュー。“Casserole(キャッセロール)”とは、肉や野菜を煮込んだフランスの鍋料理を指すのだそう。
食べてみると、味は普通のトマトシチュー。ナスやニンジン、そして甘みのある玉ねぎなど具沢山ですが、何か今ひとつ物足りない様な、ちょっと譜に落ちない味。
具が柔らかいのは良いですが、素材の味がスープに染み出ておらず、味の深さは皆無です。
ターキッシュ・ティー、その味は…?
食後には、再びワゴンサービスで食後のドリンク。コーヒー・紅茶の他、VSOPやコアントローなど定番のリキュールもあります。
コーヒーや紅茶はいずれも“ターキッシュ”の名がつく御当地ドリンクとの事なので、ターキッシュ・ティーを頂いてみました!
ミルクを入れてもらいましたが、飲んでみるとバターミルクの様な味わい。確かに普通のアールグレイ等とは一線を画す味ですが、まぁこれも特に美味しいものではないかな…。ターキッシュ・コーヒーも勧められましたが、あれは粉っぽい口当たりが好きじゃないのでパス!
ラウンジは美味しいのに機内食は残念…
ん~…やはり機内食は期待ハズレ。本拠地イスタンブール発の便だったので少しは期待していましたが、特に美味しいメニューには巡り合えず…。
イスタンブールのラウンジではあんなに美味しい料理ばかりだったのに、それと同じ物を出せないのでしょうか?不味い訳ではないですが、見た目ばかり重視して肝心の味の方がないがしろになっている、そんな気がします。
まぁそれでもガラガラのビジネスクラスでCAのサービスも手厚く、とても快適なフライトだったのは良かったですが。カーテンの隙間から見える混沌としたエコノミークラスとは雲泥の差!まぁこれぞビジネスクラスの醍醐味ですね。
と言う訳で、ターキッシュエアラインズ・ビジネスクラスの搭乗レポートでした!B737-900の座席については前回の記事をご覧下さい→ターキッシュエアラインズB737-900ビジネスクラス搭乗記!IST~OPO
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