今、沖縄の那覇に来ています!寒い関東を離れて避寒場所として訪れた那覇ですが、今年の10月末に惜しくも火災に遭った「首里城」が今どの様になっているのか、ちょっと見て来たのでお伝えしたいと思います。
※この記事は2019年12月執筆のもので、火災直後の様子を記録しています。
火災に遭った首里城、かつての姿
首里城があるのは、沖縄県那覇市。市街地からはやや離れていますが、モノレール(ゆいレール)から徒歩10分程度で行けるので、車が無くても手軽に行く事が出来ます。
首里城と言えば、今年10月末の火災によって正殿が全焼。見るも無残な姿に、ショックを受けた人も多いのではないでしょうか?私も渡航中の海外からニュースで知りましたが、炎と黒煙に包まれた映像を見ると、胸が痛む思いです・・・。
これまで何度も沖縄を訪れている私ですが、首里城を最後に訪問したのは2013年。当時はまだ中国人観光客も今ほど多くは無かった時期ですが、それでも正殿内部の見学導線には行列が出来るなど、人気の高さが伺えました。
首里城は復元されたものなので建物の間新しさは目立ちますが、それでも本州の寺院では決して見られない独特の色合いやデザインがあって、なかなか見応えのある所でした!
これがもう見られないというは本当に残念ですよね…。
一部再開された見学コース
そんな首里城ですが、行ってみると意外にも普通に営業していました!守礼門をはじめその先にある歓会門、また首里杜館のある広場の売店も通常通り営業(営業時間は多少異なる場合有り)。
首里城と言っても、チケットが必要なのは正殿とその周りにある建物だけで、複数の門や展望台のある首里城公園は元々無料で開放されていました。火災で焼失したのは正殿とその周りの建物のみなので、以前から無料で開放されているエリアに限っては、今でもその殆どの区画で入る事が出来る様です。
具体的な進入可能区域は、首里城の公式HPを参照。現地にも案内の看板が出ています。
また、現地には現在の入場可能エリアを隈なく散策出来る「復興モデルコース」の案内も。
見るも無残な正殿の姿…
さぁそれでは、焼失してしまった正殿の方へ!正殿のあった御庭には入れませんが、その手前にある下之御庭までは行く事が出来ます。
下之御庭から正殿の方を臨んでみましたが、完全焼失した正殿の痕跡は見る影も無く・・・。また御庭との境にある奉神門も屋根の一部が焼けてしまって、骨組みが剥き出しになっているのが分かりますね。
あぁ何とも痛ましい…。今回の火災では鎮火までに8時間も要したそうで、正殿の周りの建物にもかなりの大きな被害が出てしまったのだとか。
しかし幸いにも、すぐ横にある広福門は火災を免れた様で、門の中をくぐって隣の広場へ出る事が出来ます。こちらからは正殿の手前にある北殿を臨む事が出来るのですが、まぁ何とも見るも無残な姿…。
それでも外壁を含めた建物本体の大部分が焼けずに残っているので、この辺りの復興は割りと早く進むのではないかと。
いずれ再建が進めば、正殿が見える御庭までは入れる様になるかもしれませんね。
正殿の焼け跡は見られない
と言う訳で、火災で焼失した首里城の今の様子を見てきましたが、数々の外門をはじめ首里城公園自体は営業しているので、今観光で訪れてもそれなりに楽しめるのではないかと思いました。
今の所、焼け残った残骸の一部も見られますが、正殿に限っては焼け残った周囲の建物に囲まれている為、その焼け跡を見る事は出来ません。いずれにせよ、一日も早い復興を願うばかりです。
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