2018年より、シンガポール航空が最新機材B787-10を就航させて話題になっていますが、それに伴って客席シートも一新!昨日訪れた「スーリズムEXPOジャパン」では、シンガポール航空のブースで早速この新型シートの展示があったので、試してみました!
今回は、大人気のビジネスクラスシートをレポートしたいと思います。
スタッガード式シート、座り心地は?
今回のビジネスクラスシート体験ですが、ブースには2つの席が設置されていて、それぞれスタンダードポジションとベッドポジションに分かれています。
先ずはスタンダードポジションから。ブラウンとグレーに統一された落ち着いてカラーのシート、ANAのビジネスクラスと同じスタッガード式の配列ですが、パーティションが大きく張り出しているので、個室感があってGood!
シート幅は最大66cmもあって非常にゆったりしていますが、奥行きも異常に長いので、どんなに深く座っても背もたれに腰が付きません…。これでは腰当てにクッションが無いと、疲れてしまいますね。
またレッグレストは無く、足を伸ばしたい時は椅子を前方に移動させて、オットマンに乗せるしかありません。まぁこれは最近の個室タイプシートにありがちな仕様ですが、座るだけなら旧タイプの玉座シートの方が座り心地は良いと思います。
座席周りの設備
続いて座席周りの設備ですが、サイドテーブルはやや小ぶりなサイズながら、淵には落下防止の溝があって、ドリンクホルダーやヘッドフォンのフックも完備!
扉つきの小物入れの中にコンセントとUSB端子があるので、ここにスマホを入れて閉まっておけば安心ですね。
また、ツマミを引っ張り出すと鏡が登場。近年、女性を意識した仕様が各社で見られる様になってきましたが、男の私でもあれば便利だなぁと感じる事はあります。
テーブルは、2段階の折りたたみ式。サイズは十分ですが、下支えが無いので安定感にはちょっと不安があります。重い物を置くとかなり沈んでしまいますし、これだと飛行機の揺れでワインがこぼれてしまうかもしれません。
パーティションの所には3つのライトがあって、それぞれ3段階の調光機能がついています。機内の読書灯はどの航空会社でも光量が不十分な場合が多いので、3つも付いていると有りがたいです。また、このシート裏の凸凹した素材は“アルカンターラ”という素材で、これによって防音効果を高める役割があるのだとか。
ノイズキャンセリングヘッドフォンと、シートコントローラー。TVのスイッチが手元にあるのは便利ですよね。
ベッドポジションの寝心地は?
次に、ベッドポジションの方を見てみましょう!シートの座面が前方へ移動し、オットマンと繋がってフルフラットのベッドになります。
肘掛部分も下がって、ベッドの一部に。JALやANAよりもシートとの隙間が少なくて、収まりが良いですね!
寝そべってみたところ、ベッド幅はまずまず。シンガポール航空のB777に搭載されているキングサイズのベッドとは比較の対象になりませんが、少なくとも肘を普通に下ろして仰向けになっても、両サイドにまだ余裕があるくらいです。
寝具は、枕代わりのクッションとブランケットのみ。JALやANAの様にマットレスは無いですが、このステリア・エアロスペース社製というシートがベッドにしても丁度良い柔らかさなので、寝心地は全く問題なし!肌触りの良いクッションもGood!
お得に乗れる方法もある
そんなシンガポール航空の新型ビジネスクラスですが、実際に乗ろうと思うと、東京⇔シンガポールの正規運賃は最安値でも20万円超え!エコノミークラスの3~4倍という脅威の数字、流石になかなか手が出ませんよね。※価格は為替レート等により常に変化します。
しかし今回、会場でこんなチラシが配布されていました!シンガポール航空ビジネスクラス利用、2泊4日で109,000円~という破格のツアー。諸条件はありますが、正規運賃のおよそ半額で乗れる事になりますね!※こちらのツアーは既に終了しています。
一見すると敷居の高いビジネスクラスですが、お得に乗れる方法は案外あるものです。
と言う訳で、シンガポール航空のシート体験。次回はエコノミークラスのシートをレポートします。→シンガポール航空B787-10の新しいエコノミークラスシート!
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