JAL787-9ビジネスクラスシートが改悪!採算性重視のSky SuiteⅢへ

JAL-skysuite (7)

JALより、驚愕のプレスリリースが発表されました!現在Sky SuiteⅠのビジネスクラスシートを持つ787-9ですが、この度新たにSky SuiteⅢを導入した787-9が7月末より成田~クアラルンプール線で就航を開始するとの事。

Sky SuiteⅢは昨年登場したばかりの最新型ビジネスクラスシートですが、採算性を重視した為か詰め込み仕様のヘリボーン式で、口コミの評価もあまり良い声が聞こえてきません。“世界最高峰”と思っていたJALの787-9が、こんな形で改悪されるなんてガッカリ!

Sky SuiteⅢ化による座席数の大幅増

JALのプレスリリースによると、新造される787-9はこれまでと同じビジネス・プレエコ・エコノミーの3クラス仕様。プレエコとエコノミーに関しては、これまで通りSky PremiumおよびSky Widerで座席数も変わらず、他社と差別化した“新感覚”のシートピッチは維持されるのだそう。

JALスカイスイート3の座席数

しかしビジネスクラスに限っては、現行のSky SuiteⅠからⅢへと変更される事により44席から52席へと大幅に増加!実に18%増、つまりその分一人当たりの占有面積が減る事になる訳です。同じSky Suiteブランドのビジネスクラスシートでも、ⅠとⅢとでは随分と違う事が分かりますね。

就航開始時期は7月末の成田~クアラルンプールからですが、“順次路線を拡大”とあるので、今後新たに導入される787-9は全てSky SuiteⅢになる事が予想されます。

体験したSky SuiteⅢの狭さ

JALスカイスイート3の中央席

昨年に登場したJALのSky SuiteⅢ。私も六本木の体験ブースで試してみましたが、座った時に感じる容赦ない圧迫感!座席周りから足元に至るまで、重苦しい家具に囲まれた出来損ないのヘリボーン式シートでした。

JALスカイスイート3は足元がクロス

加えて、中央席の足元は右の席と左の席とで足元がクロスするという奇形な仕様。これによって、シートをリクライニングしただけで、左右の席で座面の高さが大きく異なってしまうというとんでもないシートです。

ヘリボーン式のビジネスクラスシートは他社でも多数採用されていますが、ここまで座り心地の悪いシートは他にあるでしょうか?(詳しくは「JALビジネスクラスSky Suite Ⅲを体験!」の記事にまとめています)

「Ⅰ」では採算が合わないらしい…

一方、Sky SuiteⅠのビジネスクラスにはこれまで何度か搭乗しましたが、その快適な乗り心地は言うまでもありません。いずれも窓側を指定しましたが、ファーストクラスのJAL Suiteをも上回る個室感と、足元まで広い占有面積!それでいて全席通路アクセスと、JALも随分工夫したなぁとJALの本気度に感心したものです(参考→結局、選ぶべきはJAL-SUITE?それともSKY-SUITE?ファーストクラスの優位性を考える)。

JALスカイスイートⅠ

そもそもSky SuiteⅠは、前世代のSHELL FLAT NEOから変更されたもの。その際“座席数を減らして一人当たりのスペースを拡大”というのがモットーだったはずです。今回の「Ⅲ」への改悪は、それに逆行する形となる訳ですから、これは採算性重視へシフトしたものと考えざるを得ませんね。

その上、現行のSky SuiteⅠは、経営再建中のJALにとって一番の看板商品だったはず。その後、経営が軌道にのってゆく中で矢継ぎ早に導入されたSky SuiteⅡやⅢは、いずれも「Ⅰ」に比べて占有面積の少ない改悪されたものでしたから、結局「Ⅰ」の様な広大な面積のビジネスクラスシートを提供していては、採算が合わないのでしょう。

JAL-SkySuite787-9

下手をすると、既にSky SuiteⅠが導入されている787-9をはじめ、787-8や777-300erに関しても、将来的には詰め込み型のⅢに改変される恐れも出てきましたね。787-9はJALで最高の機材だったのに、ちょっと裏切られた気分!Sky SuiteⅠならJALを選びますが、Ⅲなら間違いなく他の航空会社を選びます。

JALの経営戦略に疑問

JALの経営戦略

8.10ペーパーが切れてからと言うもの、メルボルン線の開業以外では特に目立ったトピックスが無いJAL日本航空。今年10月以降に決まった成田~パリの運休をはじめ、かなり弱気の経営が見え隠れしていますよね。

長年JALを愛用してきた自分ですが、ANAのマイルも貯まってきた事ですし(ハピタスで)、こんな事が続くようであれば、そろそろ本気で乗り換えを検討しようかな…。

株主にばかり良い顔をすれば良いというものでは無いのですよね。現行の快適なSky SuiteⅠが少しでも長い間飛び続ける事を願うばかりです…。

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