アルムデナ大聖堂/無料で入れるマドリードの観光スポット!

前回の記事でスペイン・マドリードにある教会を幾つかご紹介しましたが、その中でもやっぱり一番の目玉はこちらの「アルムデナ大聖堂」。全長100mを超える巨大な教会ですが、なんと入場は無料!

どの様な観光スポットなのか、詳しくレポートしていきたいと思います。

王宮のすぐ側にある大聖堂

マドリードの王宮のすぐ側に建つアルムデナ大聖堂。“アルムデナ”とは城砦の意味を持つそうです。

アルムデナ大聖堂の全容

王宮のアルメリア広場から見ると、すごい迫力ですよね!まるでイスラムの宮殿の様な、シンメトリックなデザインが美しい~!

この大聖堂は当初16世紀から建設計画はあったものの、着工が遅れに遅れて完成したのはなんと1993年!あまりにも最近なのでびっくりです!

アルムデナ大聖堂の入口

教会の入口はアルメニア広場側ではなく、バイレン通りの方にあります。大きな扉が3つ開いていますが、個人客は左の扉から入って行きます。入場は無料!セキュリティチェックも何もありませんでした。

教会のMAP

アルムデナ大聖堂のMAP

大聖堂のHPにあるMAPによると、教会への入場は左サイドから入って行く形になります。アルメリア広場側にも扉は付いている様ですが、ここから出入りは出来ません。

アルムデナ大聖堂の内部

中へ入ると、天井の高い大きな空間が広がっています!教会の全長は102mもあるので、端から端までが果てしなく遠い…!

アルムデナ大聖堂/静かに

この時は校外学習の子供の団体が居て、メチャクチャ賑やか!本来、教会は静かにしなければなりませんね。

巨大なバシリカ式の教会

アルムデナ大聖堂/バシリカ式

団体が出て行った隙に撮影開始!先ずはアルメリア広場側から主祭壇を眺めてみました。両側に側廊を持つ典型的なバシリカ式、重厚な柱が何本も立っていますが、装飾は限定的。

この教会の中ではここから祭壇までの距離が一番長く、その為か座席の数が半端ないです!

アルムデナ大聖堂のパイプオルガン

後ろを振り向くと、大きなパイプオルガンがお目見え!これは1999年に設置されたそうですが、メタリックなデザインが独特です。

このオルガンの設計は、Gerhard Grenzingというロシア生まれのオルガン建築家。1942年生まれだそうで、まだご健在の様です。

アルムデナ大聖堂の主祭壇

そして、主祭壇のデザインもまた独特!オレンジ色の傘の様なドーム屋根の下に、無造作なデザインのステンドグラス、そしてクッキリとしたラインで描かれた絵画の背景が光を帯びて反射し、なんとも独特な雰囲気をかもし出してます。

アルムデナ大聖堂のドーム屋根

高さ73mもあるというドーム屋根の裏側は、ブルーを基調とした色鮮やかなデザイン!ここには4つの要素(土、海、火、空気)がモチーフとして反映されているそうです。

この色使い、いかにもスペインと言う感じがします。

黄金の祭壇が間近で見られる

アルムデナ大聖堂の祭壇の階段

主祭壇を見て右側の袖廊へ行くと、なにやら立派な階段の先に黄金の祭壇があります。誰でも上って行ける様なので、ちょっと行ってみましょう!

アルムデナ大聖堂の黄金の祭壇

この祭壇は、マドリッドの守護聖人と崇められているVirgen de la Almudenaに捧げられた祭壇で、子を抱く聖母の像がその象徴なんだとか。背後には18枚のパネルに聖人の絵画が描かれています。

アルムデナ大聖堂/聖母の像

この聖母の像、煌びやかに出来ていますが、実は松の木で作られているのだそう。服のシワとか見事ですよね!この黄金の祭壇が、大聖堂の中で一番豪華です。

入場無料が嬉しい観光スポット!

アルムデナ大聖堂の営業時間

と言う訳で、マドリードのカテドラル「アルムデナ大聖堂」を見てきましたが、広大な空間にスペインらしい独特のデザインもありました。ロンドンのSt.ポール大聖堂などと比べると大分見劣りしますが、一見の価値はあると。何より、入場無料なのが嬉しい限り!

尚、観光客が大勢居て賑やかな教会内ですが、一応宗教施設なので服装や声のトーンは注意しておいた方が良いと思います。

マドリードにあるこの他の教会については、昨日の記事をご覧下さい→スペイン・マドリードの美しい教会4選!定番から穴場まで/入場無料!

アルムデナ大聖堂 Catedral de la Almudena

  • 営業時間:概ね9:00~20:30(ミサの時間は入場不可)
  • ホームページはコチラ

その他、スペイン・マドリードに関する情報、観光スポット一覧など「スペイン・マドリードの観光ガイドと“一人旅”体験レポート!」も併せてご覧下さい。