マドリード「プラド美術館」で有名な絵画をチェック!アクセス・チケットなど

夏に訪れたスペイン旅行の話題から、今回はマドリードにある「プラド美術館」についてお伝えします!

プラド美術館といえば、スペイン屈指の大美術館の一つ。1000点を超える展示品の中には、かつて学校の教科書で見た事のある有名な絵画もあって、なかなか楽しむ事が出来ました!

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プラド美術館へのアクセス

マドリードのプラド美術館ですが、場所はアトーチャ(Atocha)駅に近いこちらの場所。メトロのアトーチャ駅出口を出て、植物園沿いのプラド通りを500m程歩くと到着します。

プラド美術館/外観

この美術館は元々は1819年に王立美術館としてオープンし、その後1868年にプラド美術館と改名されたのだそう。2万点以上のコレクションがありますが、常時見られるのは1500点ほど。それでも丸一日では見切れないほどのボリュームがあります。

チケットの種類とガイドブック

プラド美術館/チケット価格

プラド美術館のチケットですが、一般の大人は€15。学生は無料になる他、年間2回訪問できる割引券(€22)や団体割引(€14)、また開館時刻の1時間前から入れる特別なチケット(€50)もあり、実に多彩です。※価格は為替レート等により常に変化します。

プラド美術館/ガイドブック付チケット

その他、一般チケットにガイドブックが付いた€24のチケットもあります。差し引き€9のガイドブックがどんなものか気になったので、今回はこちらのチケットを購入する事に。

プラド美術館ガイドブック

そのガイドブックがコチラ!総ページ478ページの大ボリュームで、1kgを超える重さがあります。中身は400点もの絵画がフルカラーで掲載されていて、日本語の詳しい解説も書かれている優れもの!

後で単体の値段を見たら€19.5もしたので、これが差し引き€9で買えるというのはなかなかお得ですよね!尚、ガイドブックはチケットブースでは受け取れず、館内にあるブックストアでレシートと引き換える形になります。

チケットブースとエントランス

プラド美術館/チケットブース

プラド美術館の入口およびチケット売場は、建物の北側にあります。整列用のパーティションがありましたが、平日の午後12時頃に訪れたところ行列は無く、ほとんど待たずにチケットを購入する事が出来ました!

チケットはWebでも買えますが、その場合は日付指定が必要なので、自由が利かないのが辛いところ。よほどの繁忙期でない限り、当日購入でも問題なさそうです。

プラド美術館/エントランス

エントランスは、チケットブースの両側にある階段を上った所にあります。中へ入るとチケットチェックの後に手荷物検査がありますが、あまりきちんと見ていないので逆に心配…。

プラド美術館/館内マップ

プラド美術館/パンフレット

館内は撮影禁止なので写真はありませんが、インフォメーションカウンターには日本語のMAPもあるので忘れずにもらっておきます。このMAPには主要な作品の絵とその位置が詳細に書かれているので、とっても便利!

“裸のマハ”は行列必至?

裸のマハ

さて、プラド美術館の見所ですが、やはり先ずはスペインの画家ゴヤ(1746~1828)の作品は見逃せないところ。特にこちらの“裸のマハ”は有名ですよね!

パリのルーブル美術館にあるモナリザの様に行列必至かと思いきや、この絵の周りには殆ど誰も居なかったので拍子抜け!この絵が特に有名なのは日本人だけなのかも?

我が子を食らうサトゥルヌス

また、同じくゴヤの作品で「わが子を食らうサトゥルヌス」もあります。我が子に殺されるという幻想を抱いたサトゥルヌスが子供を頭から食うという衝撃的な絵画。

エルグレコ/胸に手を置く騎士

その他、エル・グレコ(1541~1614)の作品も豊富にあって、有名なのは「胸に手を置く騎士」。これは若い騎士を描いたとされるものですが、肖像画家として名高いエルグレコの作品の原型とも言える名作なんだとか。

他にも、似た構図の「老いた騎士の肖像」もあって、見比べてみるとなかなか興味深いものがあります。

アダムとエヴァ

アルブレヒト・デューラー(1471~1528)の「アダム」と「エヴァ」も忘れてはならない作品。とにかくこの美術館は、裸婦を描いた作品が多いのも特徴です(笑)。

有名な作品は無料で観られる?

と言う訳で、スペイン・マドリードで有名なプラド美術館へ訪れてみましたが、かつて学校の教科書で見た有名な絵画の実物が生で見られるというのは良いですね!絵画の前には柵も無く間近で眺められますが、分厚いガラスケースに入れられているので、筆圧まではちょっと判り難いかもしれません。

プラド美術館/営業時間

尚、閉館の2時間前になると入場料が無料になるので、混雑しても構わないのであればその時間帯に訪れるのも手です。ただ、1時間くらい前から並ばないと入場出来ないという話もあるので、時間がある人向けです。※社会情勢により変更となる可能性あり

プラド美術館 Museo del Prado

  • 営業時間:10:00~20:00(日曜・祝日は19:00閉館)
  • 短縮営業日(10:00~14:00):1/6、12/24、12/31
  • 閉館日:1/1、5/1、12/25
  • ※閉館2時間前は無料開放(短縮営業日を除く)

プラド美術館の公式Webサイトはコチラ

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