セラルボ美術館/19世紀の美しい貴族の邸宅へ!スペイン・マドリード

私が訪れたスペイン・マドリードの観光スポットの中で意外とおススメだったのが、今回ご紹介する「セラルボ美術館MUSEO CERRALBO」。これは19世紀までに使われていたセラルボ侯爵という人物の邸宅を改装した美術館なのですが、低廉な入場料の割に物凄く豪華な内装の美術館で、見応え抜群です!

ネット上では結構話題になっているのに、何故か各誌ガイドブックには掲載されていない物も多く、意外と穴場なスポットなのかもしれません。

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セラルボ美術館の場所

セラルボ美術館の場所ですが、スペイン広場のすぐ近くにあって、最寄駅はメトロ3号線10号線のPlaza de España駅。Renfeも乗り入れるPríncipe Pío駅も近い所にありますが、テポー神殿のある丘を超えて行くか、或いは周り道して行かなくてはならない為、地下鉄の利用が吉です。

セラルボ美術館への行き方

周囲の建物に埋もれた所にあるのでちょっと分かり難いですが、“museo Cerralbo”と書かれた標識が出ているので、それに従って進んで行けば迷わず行けるかと思います。

エントランス/セラルボ美術館

エントランスには警備員が立っていますが、チケットカウンター等は全て中にあるので、ここでは何も見せる事なくそのまま素通りして構わない様です。混雑時にはここで入場規制が掛けられる様で、私が帰る時に見たら行列が出来ていました。

豪華な大階段/エントランスホール

大階段/セラルボ美術館

エントランスを抜けると、拭きぬけの階段が豪華なエントランスホール。このセラルボ美術館は、ここを基点に2つのフロア(中2階と2階)に分かれています。

大階段の拭きぬけ/セラルボ美術館

ネオバロック調とロココ調を融合したとされるデザインは、落ち着いたテイストながらも重厚感がありますね!大理石をふんだんに使用した、何とも贅沢な内装です。

Antonio de Pereda

階段の途中にある大きな絵画は、17世紀の画家Antonio de Peredaの作品。王宮を初め、スペイン各地にある美術館や博物館などにも多数出展されている著名な画家です。

チケット購入とガイドブック

観光導線/セラルボ美術館

観光の手順としては、先ずエントランスホールに入って左の階段へ進み、その奥の右側にある部屋の窓口でチケットを購入します。

チケットブース/セラルボ美術館

ここにはロッカーもあって、リュック等の荷物はここへ預ける必要があります(€1コイン変換式)。

セラルボ美術館のガイドブック

チケット購入と共に渡されたのがガイドブック。このセラルボ美術館の展示品について詳しく解説されているのですが、残念ながらヨーロッパの言語のみで日本語は無し。

だいぶ使い古した感がありますが、これは貸与品なので見学が終わったら返却しなければなりません。

セラルボ美術館の英語ガイド

尚、これと全く同じものが公式HPに公開されているので、後で詳しく知りたい場合はこちらを活用すると良いと思います(ダウンロードはコチラ)。

下のフロアから見学スタート!

セラルボ美術館の順路

さて、このセラルボ美術館の観光導線としては、先ず下の階(中2階)を見学し、それから大階段を上がって上階へと進みます。順路を示す矢印などは書かれておらず、至る所に係員が居て、こっちへ行け、あっちへ行けと指示していました。

寝室/セラルボ美術館

ダイニング/セラルボ美術館

下の階は、主にセラルボ侯爵が日常生活を送る上で使用していた寝室やダイニング、また友人が訪問した際に使用していたとされるラウンジルームが幾つか存在しています。

廊下/セラルボ美術館の絵画

どの廊下を歩いても、壁には絵画がズラリ!建物中が余す事なく美術品で埋もれています!

この美術館には、絵画から彫刻、ガラス製品、武器など5万点以上が展示されていますが、その多くがいずれもセラルボ侯爵自身がヨーロッパ各地を旅行の際に各地で収集したコレクションなんだそう。

更に豪華な2階のフロア!

2階入口/セラルボ美術館

続いて2階のフロアへ!最初から上階へ行こうと思えば行けてしまいますが、係員が目を光らせていて、導線から外れるとすぐ注意されてしまいます…。

2階の回廊/セラルボ美術館

2階はMain Floorという事で、より一層豪華な内装になっています。規模は違いますが、先日お伝えした王宮に匹敵するほど!

2階の豪華なダイニング/セラルボ美術館

ダイニングルームを見比べてみても、下の階よりも圧倒的に豪華さが増していますね!19世紀後半、各界の著名人達がこのダイニングで顔を合わせた事もあったのだとか。

Ball-room/セラルボ美術館

そして、最も豪華な部屋がコチラ!見学導線のラストにあるBall roomという部屋で「舞踏室」の意味を持つ部屋ですが、まぁ何とも煌びやかで豪華な造り!部屋の名前に因んだダンスをする銅像や、大きな鏡も見事ですね!

鏡/セラルボ美術館

尚、部屋の手前にロープが張られていて中へ入る事は出来ませんが、2箇所から部屋の中を見る事が出来る様になっています。

入場無料の時間帯を狙え!

入場無料/セラルボ美術館

この様に豪華な内装のセラルボ美術館。通常の入場料金は€3ととても良心的なのですが、なんと更に入場無料になる時間帯が設けられています!入場無料になるのは、具体的に次のとおり。※価格は為替レート等により常に変化します。

  • 土曜日の14時以降
  • 日曜日、および特定の祭日(4/18、5/18、10/12、12/6)

今回私が訪れたのは日曜日だった為、入場は無料!かと言って人でごった返す様な事は無く、少なくとも午前中は混雑も無くゆっくりと鑑賞する事が出来ました!

尚、入場無料であっても受付でチケットを受け取る必要があり、勝手に入って観る事は出来ないので注意が必要です。

セラルボ美術館の入場料金

低廉な価格ながら豪華で美しい内装のセラルボ美術館。先日お伝えした王宮をコンパクトにした様な印象ですが、王宮と変わらないクオリティは顕在!ここはなかなかお得なスポットだと感じました!

マドリードへ起こしの際は、是非訪れてみて頂ければと思います。

セラルボ美術館の基本情報

  • 住所:Calle Ventura Rodríguez, 17, 28008 Madrid
  • 営業時間:9:30~15:00(日曜・祝日は10時Open、木曜は17:00~20:00)
  • 休館日:月曜日、1/1、1/6、5/1、11/9、12/24、12/25、12/31
  • 公式ホームページはコチラ

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