マドリードのタブラオはこんな所!フラメンコ鑑賞レポート「CASA PATAS」

スペイン・マドリードで有名なタブラオの店「CASA PATAS」。今回は、ここで観たフラメンコ公演の鑑賞レポートや予約の仕方等についてお伝えします!マドリードはスペインの首都というだけあって、各地から指折りの実力者が集うとガイドブック各誌に書かれていますが、観光客で賑わう超有名店で観るフラメンコの内容や如何に?

そんなタブラオCASA PATASでのチケット予約から鑑賞まで、その一連の流れやフラメンコの様子等を、一通りレポートしていきたいと思います。

※CASA PATASは残念ながらコロナ騒動を機に閉店となりました(公式HP発表)。いつの日か別の場所で再開の可能性が示唆されているので、期待したいところです。

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公式HPから予約

casa-patas-madrid

それでは先ずは予約方法から。CASA TAPASのフラメンコショーの予約は、同店の公式HPから行います。トップページから入った場合はBookingをクリックして予約ページへ進み、希望の日時や人数、予約名やメールアドレスを入力していきます。

casa-patas-madrid/メール

予約が完了すると、確認のメールが送られてくるので、それを印刷して当日持って行けばOK。予約の時点で決済はされず、支払いは当日店で行います。

メチャクチャ遅いサイトなのでページが表示されるまで時間が掛かりますが、気長に待ちましょう!

CASA PATASの場所

CASA PATASの場所はココ。最寄駅はメトロ1号線のAntón Martín駅となりますが、Opera方面からだと乗り換えもあってちょっと行き難いので、私はSol駅から歩いて向かいました。

Sol駅から歩くとメトロの一駅分に相当しますが、それでも10分ほどで到着!

casa-patas-madrid/アクセス

今回は22:30開演なので22時前に着く様に行きましたが、入口に立っていた店員に予約がある旨を伝えると、22時になったら開場するのでそれまで外で待つ様に言われました。

空いていれば店内で待たせてもらえるそうですが、この日は満席との事。

店内奥で受付をする

casa-patas-madrid/店内

22時になったので店内へ入ってみると、確かに凄い人人人!ここはレストランになっていて、フラメンコの劇場は店内奥にあります。

casa-patas-madrid/劇場入口

店の一番奥に扉が2つあって、右側の扉が劇場の入口、左側の扉の所に受付カウンターがあって、ここで予約時に送られて来たメールを提示する様に言われました。

casa-patas-madrid/フラメンコの料金

フラメンコの公演は、ワンドリンク付で€38(2018年7月現在)。ここで精算をし、ドリンクチケットを貰って劇場の中へ入って行きます。決済にはクレジットカードが使えますが、JCBのシールも貼ってあったので、恐らく使えるのではないかと。

席は勝手に指定される

casa-patas-madrid/劇場

劇場内はこんな感じ。正方形に近いステージと、その2辺を囲む様に客席がある構造です。先日お伝えしたセビリアのフラメンコシアターとは、またちょっと雰囲気が違いますね(参考セビリア「フラメンコ博物館」チケットとショー鑑賞のポイント!

casa-patas-madrid/椅子とテーブル

casa-patas-madrid/ポスター

椅子とテーブルでゴチャゴチャした客席ですが、座ってみるとそこまでせせこましい感じはしません。壁には名だたるプレーヤーの写真やポスターがズラリ!

casa-patas-madrid/指定席

今回は、ステージ横の前から2列目の席へ案内されましたが、テーブルには私の名前と人数が書かれたプレートが置かれていました。どうやら、席は勝手に指定されてしまうらしい…。

好きな席に座る事は出来ませんが、良い席を取る為に早めに来て並ぶ必要も無いので、この方が気軽で良いかも?

サービスドリンク・料理メニュー

casa-patas-madrid/ワンドリンク無料

テーブルに着くと、サービスドリンクのオーダーを取りに着たので、赤ワインを頂きました!渋みと甘みのバランスが良く、まぁまぁ美味しいワインです。

casa-patas-madrid/ドリンクメニュー

2杯目以上のドリンクは別途有料となりますが、メニューを見てみると赤ワインの価格は€4。1杯1,000円もする日本のライブレストランからすると、信じられないほど良心的な価格ですよね。

casa-patas-madrid/料理メニュー

料理メニューはコチラ(画像の解像度を上げています)。一品料理は€5~、コース料理は€24~€48ですが、タブラオの料理はコスパが悪いとガイドブックに書いてあったので、今回はパス!

タブラオの料理は、この次に訪れたフラメンコの会場で食べましたので、その時にレポートしたいと思います。

充実した内容のフラメンコ!

casa-patas-madrid/フラメンコ

さて、フラメンコの公演は10分遅れでスタート!MC等はなく、演奏に合わせてダンスが淡々と進められていきます。出演者は計6名、前半40分の後10分休憩があり、更に後半が40分あって、公演時間は合計およそ90分。

casa-patas-madrid/ペアでダンス

casa-patas-madrid/女性ダンサー

ダンスは、ソロの時もあれば男女ペアで踊る場合もあり、いずれも感情を限界まで高めた白熱の演技が繰り広げられます!

casa-patas-madrid/男性ダンサー

ダンス主体の公演なので、音楽家としてはもっと音楽を聴かせて欲しいと思うところですが、フラメンコ独特の12拍子はなかなか興味深いものがあります。これについては、この次に訪れたタブラオの記事で詳しくお伝え出来ればと思っています。

因みに出演者や内容は全然違いますが、CASA PATASのHPに紹介VTRがあったので拝借。後半の方を観ると、独特のリズムが何となく分かるかと思います。

終演は0時過ぎ

casa-patas-madrid/フラメンコの終演時刻

なかなか面白かったCASA PATASのフラメンコ公演!ワンドリンク付で€38、この価格でこのボリューム容なら文句ナシ!セビリア博物館で見たフラメンコよりもずっと本格的ですし、観光客相手だからと言って抜かりは無いという、ガイドブックの助言どおりの充実した内容でした!

casa-patas-madrid

尚、終演は0時を過ぎますが、夜が遅いスペインなので電車は普通に動いています。心配は方はタクシーを手配してもらうのも手ですが、車がスムーズに入れないくらいの狭い路地にあるので、店に付けるのはあまり得策じゃないかもしれません。

以上、マドリードのタブラオCASA PATASのフラメンコ鑑賞レポートでした!

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