スペイン・マドリードにある小さなカジュアルレストランEl Rincon de Madrid。今回は、ここで食べた真っ黒なライスの「イカ墨パエリア」をレポートします!
店頭でメニューを見てフラッと立ち寄ったレストランなのですが、ここも一人前からパエリアが注文可能!あまり流行ってなさそうなレストランですが、その味、そしてコスパは如何程か?
※残念ながらこちらのレストランは閉店しました。
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目次
カジュアルレストラン「El Rincon de Madrid」
今回イカ墨パエリアを食べたのは、マドリードにあるEl Rincon de Madridというカジュアルレストラン。場所はマヨール広場の近く、先日お伝えしたチュロスが食べられるカフェLa Rollerieのすぐ近くです。
テラス席も6席しか置けないほど、間口の小さなレストラン。今回はランチにパエリアが食べられる店を探していた所、たまたま通り掛かったこの店のテーブルの上に置いてあったパエリアのメニューを発見!店員が出てきたので、パエリアの一人前が可能か尋ねたところ、「人数に合わせて用意しますよ~」との嬉しい回答を貰ったので、入ってみる事にしました。
店内は小じんまりとしていて、テーブル席が12席、他はカウンターが数席あるのみです。インテリアはスペインっぽい色使いではありますが、世間で言う所謂“インスタ映え”とはちょっと程遠い感じ。
裏路地の目立たない立地もあってか、昼時だと言うのに店内はガラガラ。ちょっと味の心配もありますが、なにより一人で気兼ね無く過ごせるのは良いですね。
パエリアのメニューは7種類
メニューを見てみると、パエリアは7種類。しかしその内2種類は「No」の表示があって、注文できません。価格は何れも一人前が€14.95と、マドリードの中では標準的なプライスです。
パエリア以外にもアラカルトメニューが幾つかありますが、何れも簡単なタパスの様な一品料理ばかり。その割に、価格は€6~10前後と少々割高な感も否めませんね。
ドリンクメニューの種類も、一般的なレストランと比べると少なめ。でもグラスワインは€2.5で飲む事が出来ます。
オリーブの実が美味しい!
先ずはドリンクという事で、赤ワインのグラスを頂きました。何だかんだ言ってスペインに来てから昼も夜もワインばかり…、たまには休肝日も設けないと!
この赤ワイン、甘さも渋みも全て控えめなワインですが、味のバランスが取れていて悪くありません。少なくとも、日本で出てくる300円のグラスワインと比べたら、ピカイチの美味しさ!
ところで、注文と同時に持って来られたのがこのオリーブ。食べてみると、豊潤な風味が広がってなかなか美味しい!日本の様に、変に作られた様な酸味が無く、幾らでも食べられてしまいそうです。
そう言えば、スペインはオリーブの生産で世界一なんですよね。こういうさり気無い所で美味しいオリーブが食べられるというのは嬉しいところ!
イカ墨パエリアの味は?
注文から20分余り、注文したパエリアが運ばれて来ました!パエリアは他の料理と比べて調理に時間がかかる事が一般的なので、急いでいる時は避けた方が無難です。今回は真っ黒なライスが特徴のArroz negro(アロス・ネグロ)というメニュー。直訳すると“黒い米”という意味になりますが、調べてみた所によると、これはスペイン東部(バレンシア等)発祥の料理で、イカ墨を用いるのが伝統的な調理法なんだとか。
食べてみると、米はつぶつぶの食感が引き立ってGood!しかし相変わらず水っぽさは否めず、パラパラライスを期待して日本からやって来た人間としては、ちょっと期待にそぐわないかなと。
また、具材はイカ・えび・ムール貝など入っていますが、イマイチ味が引き立って来ないです。えびは香ばしくて美味しいですが、全体的には…う~ん60点。
コスパ良い?一人パエリア可能なレストラン
今回のお会計は€17.45。ランチとは言え、ワイン1杯入れてこのお値段ならば、まずまずのコスパですね。
別に特別美味しいパエリアが食べられるという訳ではありませんが、一人前からパエリアが注文可能ですし、無料で出てくる美味しいオリーブと格安赤ワインもあって、コスパはまずまずだと思います。
と言う訳で、フラッと訪れたレストランEl Rincon de Madridをレポートしました!
El Rincon de Madridの店情報
- 住所:de los, Calle Coloreros, 4, 28013 Madrid
- 営業時間:12:00~23:45
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