スペイン・マドリード最後の夜は、地元で大人気のタブラオLa Taberna de Mister Pinkleton(現在はFlamenco La Quimeraという名前に変更)でのフラメンコショー!爆発的な口コミの良さを誇るこのタブラオで、今回はディナー付きのプランを予約してみました!
どの様な料理が食べられるのか?またそのコスパの善し悪しなど、レポートしていきたいと思います。
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口コミ最強!マドリードで人気のタブラオ
今回訪れたタブラオLa Taberna de Mister Pinkleton(Flamenco La Quimera)ですが、場所はマドリードにあるマヨール広場の裏手。Opera界隈からも歩いて来られる所にあります。
今回フラメンコを鑑賞するにあたって何故このタブラオを選んだかと言うと、それはズバリ口コミの良さ!例えばトリップアドバイザーの口コミ評価を見てみると、殆どの人が“とても良い”を選んでいて、悪い口コミは殆ど見られません。こういう口コミって、たまに充てが外れる事もあるのですが、これだけ評価が高いと流石に期待せずにはいられないですよね。
創業は1961年という事で、半世紀にも渡る歴史を持つFlamenco La Quimera。今回はテアトロレアルでオペラを観た後に訪れましたが、徒歩で向かってもほんの5分少々で到着しました!
店舗HPから予約
このLa Taberna de Mister Pinkleton(Flamenco La Quimera)で行われるフラメンコショーの予約は、公式HPから行えます。“Book Ticket”から入って、人数やチケットの種類、日時を選び、最後に予約名やEメールアドレス等を入力すれば完了!
プランは2種類あって、食事付きか否かを選択する事になります。食事は別の所で済ませてショーだけを観るというのが一般的の様ですが、どの様な食事が提供されるのか知りたくて、今回は食事付き€60のプランを選択しました!※価格は為替レート等により常に変化します。
尚、ここでは決済は行われず、精算は店内で公演後に行われます。
席の指定はできない
店に入ると入口付近に店員がいて、予約名を伝えるとすぐに席まで案内してくれました。
店内は小じんまりとしていて、客席数は50も無いくらいです。先日お伝えしたCASA PATASのタブラオよりも狭い感じがしますが、これでもスペインのタブラオの中では標準的な広さなのかもしれません。
今回は21時開演の7分前に到着とかなりギリギリの時間だったのですが、それでも私が殆ど一番乗りだったのでビックリ!でもその後続々と他の客がやって来て、開演時刻には満席!みんなギリギリの時間にやって来るのがセオリーの様です。
席は予め指定されていて、こちらが自由に選ぶ事はできません。私が案内されたのはステージの横。ステージの側近なので人が邪魔で見えない事は無いのですが、またもやステージ正面の席には座れなかった…。
各誌ガイドブックによると、食事付きの予約をした場合は良い席を優先的に宛がわれる様ですが、この席が良いか悪いかは後ほど!
選べる料理は3品、パエリアは別料金
さて、今回は食事付き€60のプランという事でメニューを見てみると、ハムやチーズ、サラダなどコールドミールが中心で、加えてタパスっぽい一品料理が少し。
システムとしては、この中から好きな料理を3品とデザート1品を選ぶ事が出来、ドリンクはアルコール(基本的なグラスワインなどに限る)も含めて2杯まで付いてくるとの事。
但し、パエリアは別料金、また一部料金の高いメニューも選ぶ事が出来ません。概ね€7~€12のメニューを中心に選ぶ事になりますが、ちょっとお得感が減ってしまいますよね。
ドリンクはグラスワインの赤を選択しましたが、これがなかなかの美味!味のバランスが良く、整った甘みのある上質なワインです。
ちなみにドリンクのグランドメニューはコチラ。ワインがとても充実していて、シャンパンのボトルはなんと9種類!ドンペリやクリュグなど有名な銘柄もありますが、ボトル一本€330!あぁいつかこんな所でシャンパンを空けられる身分になってみたいものです…。
料理は“おつまみ”が中心
そして、注文したメニューがコチラ!まず最初に2品、「Iberian pork loin plate」と「Manchego cheese」が一緒に運ばれてきました。1名用の狭いテーブルなので、これだけでかなり一杯一杯です。
ハムが12枚、味はまぁ普通のサラミという感じ。悪くはないですが、サンミゲル市場で食べた生ハムの方が美味しかったかもしれません。チーズも特に風味が引き立つ事もないですし、まぁこれらは完全に酒の肴ですね。
3品目は「Spanich Omelette」。この中で唯一料理らしいメニューですが、味は上々!ふっくらでしっとり、ジューシーでなかなか美味しいスパニッシュオムレツ。
でも単一の味なので、他のメニューと交互に食べないと飽きてしまいそう…、またこれだけで結構なボリュームがあって腹いっぱいです。
デザートは「Cheese Cake」。甘さ控えめ、味も控えめでちょっと残念…。もう少しチーズの風味が引き立てば美味しいのですが。
因みに、お通しとして最初からテーブルにあったポテトチップスとクラッカー。ポテチは良いですが、このクラッカーは粉薬の様でクソ不味い!サンミゲル市場の生ハムについてきた物と一緒ですが、スペインの人はよくこんな物を普通に食べられるよなぁと…。
参考:「サン・ミゲル市場」で生ハム三昧!Barでの注文の仕方と予算は?
ディナー付き€60のコスパは微妙?
今回食べた料理は、個別に注文すると合計€36。ディナー無しプランとの差額(€30)を考えると、ある程度元は取れたかなとは思いますが、同じ30ユーロも出せば普通のレストランで幅広いメニューから食べられますし、そういう意味ではちょっと割高な感は否めないですね。
美味しいメニューやワインもあるので一概には言えませんが、ディナー無しプランでも1ドリンクは付いてきますので、やはりガイドブック等の助言どおり食事は外で済ませてきた方が良いと感じました。
と言う訳で、次回は肝心のフラメンコショーの内容をじっくりとレポートしていきます!→フラメンコ観賞のポイント!用語とリズムについて詳しく!マドリードのタブラオ
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