無料で入れるスイス･ジュネーブの観光スポットの一つに「美術･歴史博物館」があります。100年を超える歴史的な建物の中に、ヨーロッパ中のあらゆるジャンルの美術品が数万点も展示されているというこの博物館。どのくらい楽しめる所なのか？レポートしたいと思います。
アクセスとレセプション
ジュネーブにある美術･歴史博物館の場所はココ。市街地からちょっと離れますが、サン=ピエール大聖堂らかもほど近く、歩いて5分くらいで着く距離です。
どーんと身を構える大きな美術館！この建物は1910年に建設されたもので、中には7000㎡の展示スペースと65万点もの作品が所蔵されているそうです。
入口はシャルル=ガラン通り沿いにあって、中へ入るとエントランスホールとレセプション。常設展ならば無料で入れるので、特別展（有料）を観るのでなければレセプションは素通りしてOK！
リュック等の荷物は、レセプションのあるグランドフロアの一番奥にあるコインロッカーへ預けます。1ユーロか1フランのコイン式。
テーマに添った3つのフロア
さてこの美術･歴史博物館の展示エリアは、上階･地上階･地下の3つのフロアに分かれています。総展示エリアは7000㎡あるとは言え、60000～70000㎡もあるパリのルーブル美術館などとは比べ物にならず、今回ザックリと観て周ったら1時間もかかりませんでした。
各階はそれぞれテーマに添った展示がされていて、地上階は「工芸」、上階は「美術」、地下は「考古学」。紀元前から近代に至るまで、幅広い年代や分野の美術品が集まっているのだそう。
フロアMAPはコチラ（英語）
各階の展示エリア
各フロアの展示内容ですが、地上階「工芸」は武器や衣装が主。銃や剣など様々な武具が揃っていますが、殆どがガラスケース入りなのでちょっと臨場感に欠けるかなと…。
この階には古楽器のコレクションや17世紀の王族の城を再現した部屋などもあって、ちょっとした王宮の様なエリアもあります。
上階の「美術」エリアは、絵画･彫刻･造形美術などが展示されていますが、絵画は1800年代後半から1900年代前半にかけての作品が多く、スイスやフランス出身の画家の作品が主。
個人的な見所としては、地元ジュネーブ出身の画家による絵画作品。風景画なんかを見ると、当時のジュネーブ様子が分かって興味深いです。
地下の「考古学」エリアは、ギリシャやローマ、エジプト等、先史時代の遺跡や出土品などが展示。象形文字が書かれた石盤の展示が充実していて、状態が良いものも多いです。
中庭には石碑とカフェ
尚、地上階からは中庭へ出る事が出来ます。回廊には石碑の展示が少々、かなり古い石なので、文字が彫られているのがヒビが入っているのか見分けがつかないものも。
中庭にはカフェもあって、夏場はここにテラス席が設けられる模様。勿論、扉から入って中で頂く事も出来ます。
見応えは…イマイチ？
と言う訳で、ジュネーブにある美術･歴史博物館をザックリと観て周ってみましたが、展示内容は“浅く広く”と言った感じ。あまり見応えのある所では無かったです。
まぁ無料で観られるものとしては、これで十分なのかと。特別展は年間を通して10回ほど開催されているそうなので、興味のある人は初めからそちらへ行った方が良いかもしれません。
美術･歴史博物館（ジュネーブ）
- 住所：Rue Charles-Galland 2, 1206 Genève
- 開館時間：11:00～18:00（月曜定休）
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