【スハーノフ博物館】でプチ恐怖体験!? ウラジオストクの観光スポット

ロシア革命の先駆者として知られるコンスタンティン・スハーノフ(Константин Суханов 1894~1918)。彼とその一家が住んでいた邸宅がウラジオストクにあって、「スハーノフ博物館(Дом чиновника Суханова)」として一般に公開されています。

100年以上も前の建物ですが、内部はリアルな生活感が当時のまま保存されていて、まるで現在でも人が住んでいるかの様。実際に私が鑑賞していた所、誰も居ないはずの部屋で人の気配がするなんて事も…?

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スハーノフ博物館への行き方

スハーノフ博物館の場所はコチラ。昨日お伝えした「鷹の巣展望台」のすぐ近くにあって、セットで観光する人も多いのだとか。私も展望台へ行った後に訪れましたが、市街地の方から徒歩で向かう場合は、すぐ近くにある地下道を渡ると便利です。

Sukhanov-Museum/外観

博物館は、幹線道路沿いに建つ木造2階建ての建物。1895年~1922年まで実際に個人宅として使用されていた建物ですが、とても博物館とは思えないですよね。

Sukhanov-Museum/エントランス

エントランスは、正面の扉。まるで人様の家に勝手に入る様でちょっと躊躇いますが、勝手に入って全然OK!古い家の扉なので、固くて開け難いです。

靴にビニル袋をかぶせて中へ

Sukhanov-Museum/玄関

中へ入ると玄関があり、ここで靴にビニル袋を被せてから中へ入って行きます。この時はちょっと戸惑いましたが、ロシアの博物館では意外とこういうシステムの所は多いです。

Sukhanov-Museum/廊下とレセプション

玄関の先は廊下があって、この横の扉を入った部屋にレセプション。ここでチケット(200RUB)を購入します。来乗客が少ない為か、私が玄関を開けたらすぐに係員が寄って来て、靴のビニル袋の被せ方からレセプションの場所まで、凄く丁寧にアテンドしてくれました!

Sukhanov-Museum/パンフレット

Sukhanov-Museum/日本語ガイド

廊下には簡単なパンフレットが置いてあって、なんと日本語訳の用意もありました!ちょっと解読不可能な訳もありますが、全体的な意味合いは十分理解できます。

当時のまま保存された室内

Sukhanov-Museum/リビング

さてこのスハーノフ博物館ですが、2階建ての家に計9つの部屋があって、見学導線は自由。1階はリビングやダイニング、主の書斎などがあり、2階に子供部屋が配置されています。

Sukhanov-Museum/ダイニング

かなり古い普通の邸宅ですが、置かれている小物やインテリアはなかなか立派!恐らく当時としてはかなり裕福な家庭だったのだと想像します。

Sukhanov-Museum/家系図

1階にはこのスハーノフ家の家系図も展示されています。この家の主であるアレクサンドルは1853年生まれ、そして革命家で若くして無くなったコンスナティンは下から2番目の子供で1894年生まれ。

年代から鑑みると、彼は生涯この家で過ごしたという事になりますね。

2階にある子供部屋

Sukhanov-Museum/階段

続いて、中央の階段を上がって2階へ。階段も含めて家中に緑の絨毯が敷かれていますが、これに限っては真新しいので、後から敷かれたものなのかもしれません。

Sukhanov-Museum/男の子の部屋

2階は子供部屋が二つあり、一つは“男の子の部屋”。パンフレットによると、この部屋は長男のグレゴリ、次男のパウェル、そして末っ子のコンスタンティンが使用していたとの事。

Sukhanov-Museum/チェス

Sukhanov-Museum/ギター

Sukhanov-Museum/望遠鏡

チェスや望遠鏡、ギターなど、確かに男の子が好みそうな物ですよね。次男のパウェルは楽器の演奏や歌が得意だったそうで、地域のコンテストでの優勝経験もあるのだとか。

“女の子の部屋”がかなり不気味…!

Sukhanov-Museum/女の子の部屋

そして、男の子の部屋の隣が“女の子の部屋”。女の子だからと言ってピンクの花柄模様があるという訳ではなく、家具や装飾品は至ってシンプル。

Sukhanov-Museum/ベッドの人形

Sukhanov-Museum/写真

一見すると何の変哲も無い部屋に見えるのですが、何か不気味な感覚を覚えるのは私だけ…?

妙に視線を感じる人形たち、そして古びた写真に写る少女と人形…。何だかこの部屋で遊んでいた子供の声まで聞こえてきそうな気がして、かなり不気味な部屋です。

Sukhanov-Museum/人形

Sukhanov-Museum/怖い人形

使われていた当時のまま保存されているとあって、色々な意味でリアルな女の子の部屋…。この部屋に一人で入る時は、多少の覚悟は必要かも(笑)!

19世紀当時のリアルな邸宅へ

Sukhanov-Museum

と言う訳で、最後はちょっとオカルト的な体験もありましたが、革命家が過ごした当時の生活状況を知るには良いかもしれません。王宮の様な華やかさは無いですが、19世紀に建てられた個人宅の実状を知る事も出来るので、興味のある方は是非!

スハーノフ博物館Дом чиновника Суханова

  • 住所:ул. Суханова, 9, Владивосток, Приморский край, 690091
  • 営業時間:10:00~19:00

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