改修工事中→プラハ国立歌劇場The State Operaはこんな所!

プラハの国立歌劇場The State Opera座席図と見え方をチェック!

昨日はチェコ・プラハの「国民劇場」をご紹介しましたが、プラハには他にも馬蹄型の講堂を持つ美しいオペラ座があります。今回は私が訪れた「国立歌劇場The State Opera」の講堂、及びオーケストラの演奏や演劇の質などについてレポートしたいと思います。

プラハ本駅近くの国立歌劇場へのアクセス

国立歌劇場The State Operaはプラハ本駅(Hlavní Nádraží)のすぐ近くにありますが、最寄にMuseum(ムゼウム)という地下鉄の駅があります。両駅間の距離はものすごく近く、プラハ本駅からでも300mほどしかありませんが、幹線道路を渡る必要があるなどアクセスはちょっと不便です。

プラハの国立歌劇場The State Opera座席図と見え方をチェック!

外観は、昨日ご紹介した国民劇場と比べるとやや小ぶりな感じ。この建物の歴史は国民劇場と同じ19世紀から続いていますが、これまでに「新ドイツ劇場」や「スメタナ劇場」など何度か名称を変え、1992年に現在の名前になったそうです。

古めかしくも重厚感のある美しい講堂

プラハの国立歌劇場The State Opera座席図と見え方をチェック!

外観はそれほどでもありませんが、講堂は歴史的な重みを感じます。古い感じは否めませんが、国民劇場よりも重厚感があって私は好きです。バルコニー席も、こちらの方が角度がついているので後方でも見やすそうです。

プラハの国立歌劇場The State Opera座席図

客席のキャパは国民劇場とさほど変わりませんが、平土間の席数は若干多く、講堂の空間自体も広く感じます。今回は、最前列のど真ん中24番席で鑑賞しました。

プラハの国立歌劇場The State Opera座席図と見え方をチェック!

この国立歌劇場もオーケストラピットの奥行きがあるので、最前列と言えどもステージとは程よい距離があります。しかし正真正銘のど真ん中の為、指揮者の頭でダンサーが見えなくなる事もしばしば…。そのかわり指揮者の息遣いや指示、リードの様子がよく分かって良かったです。指揮者と演奏者、そしてダンサーの“三位一体”を感じるには最適の場所かもしれません。

音楽の聴こえ方については、国民劇場の最前列と比べるとこちらの方が良く聴こえます。天井の方に音が全て抜けてしまう会場と違って、客席の方にも響き渡っている感じがしました。

プラハの国立歌劇場The State Opera座席図と見え方をチェック!

尚、国立歌劇場の公演チケットは国民劇場と同じNational TheatreのHPから購入できますが、現在当該のページを見ると“Reconstruction”の文字があってチケットを購入する事が出来ません…。調べてみると、この国立オペラ座は現在大規模改修工事をしていて閉鎖されている様ですね。工事完了は2018年との事ですから、かなり大規模な工事が行われているのだと思います。

ダンサーとオーケストラの腕前は…

私は今回この国立歌劇場で「くるみ割人形」、そして国民劇場では「眠れる森の美女」「カルメン」を鑑賞しました。いずれも有名な演目で退屈する事はありませんでしたが、バレエやオペラの内容に関しては期待ハズレ…。

プラハ国立歌劇場The State Operaの客席と演奏の質は?

舞台セットの質感は安っぽいものでしたし、バレエダンサーの腕前もイマイチ…。出演者からカリスマ性が感じられません。

またオーケストラの演奏にも不満があって、曲の終わりのキメのタイミングを外すなど音の処理があまり上手ではない模様。「眠れる森の美女」3幕のPDDに出てくるあの有名なVn.ソロの演奏など、巧みな個人技は随所に見られましたから、プレーヤー個々の腕前は悪いものではないとは思いますが…。オケ全体のまとまりが無いという感じがします。これって国民性?それとも指揮者の力量?

満足感は価格相応…

残念ながら、公演を観終わった後の満足感はウィーンの数分の一。事実、この国立オペラ座で「くるみ割人形」を観た翌日にウィーンで同じ演目を鑑賞しましたが、舞台セットの質感やオーケストラの演奏などどれを取っても桁違いの内容で感動しました。やはり運営側もチケット収入の上で成り立っているのでしょうから、値段相応のパフォーマンスというのはあるのかもしれませんね。

プラハ国立歌劇場The State Operaの客席と演奏の質は?

やや不満の残る公演内容ではありましたが、この国立歌劇場、そして国民劇場共に、その歴史的な建物は一見の価値があると思います。チケットが安いというのは大きな魅力ですから、手軽なバレエ・オペラ鑑賞や見学目的に格安チケットで入るのも良いと思います。

現在改修工事中の国立歌劇場が、2018年にどの様な姿に生まれ変わるのか楽しみです。

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