ロンドンのRoyal Festival Hallでコンサート!ロイヤル・フィルハーモニーwithシャルル・デュトワの演奏を聴く

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先日のロンドン旅行の主な目的は“コンサート巡り”です。この日はサウスバンクセンターにある「ロイヤルフェスティバルホール」で、ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団の演奏を聴いてきました。

ロンドンには、他にも似た名前の「ロイヤルアルバートホール」というのがあるのですが、全く違うので間違えない様にしないといけませんね。因みに“アルバートホール”は、毎年夏にあの有名な「BBCプロムス」が開催される会場で、8,000人ものキャパを誇るマンモスホールです。いつかは聴きに行ってみたいと思うのですが、近年はクラシック音楽に特化したものでは無くなっている様です…。

Waterloo 駅から向かう

サウスバンクセンターは“ビッグベン”のある「ウエストミンスター」から程近い所にありますが、テムズ川を越えた先にあります。今回は“最寄”と思われるWaterloo駅から向かう事にしました。

ロイヤルフェスティバルホール (1)

地下鉄Bakerloo線で向かいます。古くて狭い車両ですが、Waterloo駅にはホームドアーが付いていたのでビックリ!しかしBakerloo線は、このロンドン滞在中、空港発着のターミナルとなるPaddington駅を通過してしまうので、非常に不便でした。

ロイヤルフェスティバルホール (2)

駅に降りると凄い混雑!平日夕方のラッシュなので仕方ありません。Waterloo駅は、ロンドン南部へ向かう列車のターミナルにもなっているので、この辺りは池袋と変わらない光景ですね。

ロイヤルフェスティバルホール (3)

“エキナカ”もロンドンにしては充実していました。

ロイヤルフェスティバルホール (4)

駅前はロンドンっぽくないですね。赤いバスが唯一の証?

尚、このWaterloo駅からのアクセスはある意味失敗でした。

ロイヤルフェスティバルホール (5)

というのも、ホールまでの距離はそれ程でもないのですが、その道中は幹線道路を渡る横断歩道ばかり。信号待ちで時間がかかる上、人の混雑もあってスムーズに歩けません。テムズ川を渡ったEmbankment駅からのアクセスの方がスムーズだと、後から知りました。

ロイヤルフェスティバルホール (6)

やっと到着!ホール外観は特別着飾った装飾などは無く、シックな印象です。

ロイヤルフェスティバルホール (7)

このサウスバンクセンターは、建物全体が大きな施設になっていて、小さなショップが沢山入っていました。コンサート鑑賞目的以外にも多くの人が来ている様です。

コンサートホールとは思えない内装

ロイヤルフェスティバルホール (9)

中へ入ると、そこはBarカウンターを備えたカフェ?の様な感じ。我々が知る一般的なコンサートホールのエントランスとはかなり違っています…。

ロイヤルフェスティバルホール (12)

それでも奥へ行くに従ってホール感が増して来ます。どうやら公共の場とコンサートホールとの明確な線引きをしていない模様。

ロイヤルフェスティバルホール (8)

その一角にあるカウンターでは、公演プログラムの他ペットボトル水やチョコレートを販売していました。

ロイヤルフェスティバルホール (11)

プログラムは£3.5。本日の演目や出演者のリストが別紙で挟み込まれたものではなく、全てきちんと冊子に収録されていました。

ロイヤルフェスティバルホール (14)

本日のメイン・プログラムはメンデルスゾーンのVn.協奏曲ホ短調。“世界三大Vn.協奏曲”の一つとしても名高い名曲で、私も3楽章をピアノソロに編曲するほど思い入れのある作品です。これをフランスの名指揮者Charles Dutoit氏が振るという事で、私は何ヶ月も前から目星を付けていました。

£40の座席から見たステージ

ロイヤルフェスティバルホール (13)

さて、エントランスから階段を上がると早くもホール客席入口です。不思議な事に、この扉の前で初めてチケットチェックが行われました。つまり、チケットを持たずともこの扉の前まで誰でも来られてしまうという事です。これだけゆるいのも、紳士の国イギリスだからこそ実現できるのでしょうね。

ロイヤルフェスティバルホール (16)

キャパシティは2,900。平日にも関わらず、見た限りでは満席でした。上階バルコニーの張り出しデザインが斬新で素敵ですね!ロビーとは違い、男性のジャケット率は50%を超えている様に見えましたが、平日の為仕事帰りという方も多いのではないかと思います。

ロイヤルフェスティバルホール (17)

チケット一般発売日に押さえた座席は、平土間の前から5列目の通路側。そのお値段£40と超お値打ち!

視界は超良好!指揮者やソリストと同じ目線の高さでありながら、ステージ奥の木管楽器まで見えますし、視界前方が通路側に開けている為、前の客の頭が邪魔になる事も一切ありません。

洗練された演奏

ロイヤルフェスティバルホール (24)

肝心の演奏はというと、音の透明感は少ないものの、洗練されていて良く纏められている感じ。“メンコン”は三楽章まで全てアタッカで演奏。勢いはあって良いのですが、もう少しメリハリを付けて欲しいところ…。最後の盛り上がりもイマイチ欲求不満でした。

ロイヤルフェスティバルホール

ですが、この女性ソリストの腕は確かで、私が普段聴いている数枚のCDのいずれよりも速いテンポでありながら、完璧なメカニックと幅広い表現力で魅了してくれました。このヴァイオリンの音がデッドに聴こえるのは、演奏者との距離が近いからなのかもしれません。

休憩時間の社交場を歩く

ロイヤルフェスティバルホール (23)

さて、休憩時間になりました。欧州のコンサートホールでは“大人の社交場”がお馴染みの光景となっているハズですが、このホールではその様な雰囲気は限定的。一応Barカウンターで注文して~という一連の流れは他と変わり無いのですが…

ロイヤルフェスティバルホール (22)

どこを見渡しても“カフェで気軽にお喋り”と言った雰囲気です。それもそのはず、客席以外の場所は誰でも立ち入れる交流スペースだからなのかもしれません。

ロイヤルフェスティバルホール (21)

しかも館内が非常に広いので、Barから離れれば閑散としていて、開演時刻を忘れてしまいそうです。ここで寛いでいる人達にとっては、地域の公民館で本を読む様な感覚なのかもしれません。

ロイヤルフェスティバルホール (20)

さて、館内をぶらついていると見つけたのが、公演チラシ等が陳列されたラック。

ロイヤルフェスティバルホール (19)

この中に、サウスバンクセンターの公演案内が書かれた冊子を見つけました。

ロイヤルフェスティバルホール (18)

中を見てみると、イタリアの巨匠マウリッツォ・ポリーニ氏の公演案内を発見!来年3月の公演という事ですが、そのチケット価格が£65~£10と安くてビックリ!ポリーニ氏の演奏を£10から聴けてしまうなんて驚きです。

私が学生の頃、ポリーニ氏の来日公演の際には一番安くて¥9,000しましたから、いかにロンドンのクラシックコンサートが低廉でお得かが分かります。

サウスバンクセンター レストラン (14)

わずか£40のチケットで楽しむコンサート、とても満足のいく内容でした!終演後はサウスバンクセンター内のレストランで食事、その模様は次回へ。

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