シンガポールでは、エスプラネード・コンサートホールで行われたシンガポール交響楽団(Singapore Symphony Orchestra)の公演を鑑賞してきました。今回は、その公演チケットの手配や会場アクセス等についてお伝えしようと思います。
シンガポール・シンフォニーの創立は1979年という事で、西洋の有名オケと比べるとかなり歴史の浅いオーケストラですが、年間50公演をこなすシンガポール随一のプロオーケストラなのだそう。また団員は地元出身者が大半を占めるそうで、そんなシンガポール・シンフォニーの演奏がどの様なものか、また会場となるエスプラネード・コンサートホールがどの様なホールなのか、レポートしたいと思います。
チケットはHPから
今回のシンガポール・シンフォニーの公演チケットは、Singapore Symphony OrchestraのHPから購入しました。日本語への対応はありませんが、難しい操作は無く簡単に行えます。
購入にはアカウントの登録とクレジットカードが必要です。予め登録しておかなくても、チケットを選んで購入する画面へ行くと登録を促す画面が出てきます。
座席の細かな選択も可能です。チケット価格は、公演にもよりますが1stカテゴリーで$100くらい、一番安いカテゴリーで$25くらいです。決済が完了するとバーコード付きのEチケットが発行されるので、それを印刷して当日会場へ持って行けばOK。※価格は社会情勢により随時変動します。
尚、チケットには幾つか種類があって、色々な会員に向けた割引制度がある様ですが、我々一般の利用者はSTANDARDチケットを選んでおけば間違いありません。
エスプラネード・コンサートホールへのアクセス
シンガポール・シンフォニー公演の会場となるエスプラネードコンサートホールがあるのは、シンガポールの中心部。最寄り駅のCity Hallからは少し離れていますが、地下通路で繋がっています。
マーライオンパークに架かる歩道橋Jubilee Bridgeから見えるギザギザ屋根の建物がそれです。ここはシアターやショッピングモールなどが終結した複合施設で、その中の一つがコンサートホールになっています。
Googleの衛星写真で見るとよく分かりますが、このギザギザ屋根の建物が綺麗に線対称で2つ並んでいますが、コンサートホールは湾に近い側。エントランスは2つの建物の中央付近にあります。
エスプラネードの中は常時開放されていて、コンサートやその他イベントが無い時でも誰でも入る事が出来ます。冷房が効いているので、街歩きの休憩にちょっと涼みに来るのもアリでしょう。尚、ここから地下へエスカレーターを降りて行くと、MRTのCity Hall駅方面へ行ける地下通路へと繋がっています。コンサートホールは、入って右側。この時、開演の40分ほど前でしたが、既に開場されていました。
プログラムは無料!
本日の演目は、ジャック・イベールのフルート協奏曲とショスタコーヴィッチの交響曲第5番ニ短調。ソリストはJIN TAというアジア系のフルート奏者です。
さぁ、それでは会場へと入って行きましょう!入口では、HPでチケット決済時に発行されたEチケットを見せればOK。その場でバーコードをスキャンされて、中へ入れます。
入ってすぐ、幾つかの冊子が山積みになったコーナーがあって、ここには本日のプログラムが置いてありました。
なんとプログラムは無料!確かロンドンでオーケストラ公演を聴いた時も無料でしたが、無料でも簡素なものではなく、しっかりとした作りの冊子です。
本日分の演目も挟み込みではなく、ちゃんと印刷されています。この点もロンドンと同じですね。全36ページのプログラムは若干広告が多いものの、出演者情報やプログラムノートも充実していますし、財力の強さを実感する所です。
次回はシンガポール・シンフォニーの鑑賞レポート、およびホワイエや客席の様子などをお伝えします。→エスプラネード・コンサートホール観賞記!‐シンガポール交響楽団
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