シンガポール老舗菓子店「東興」のエッグタルトとココナッツタルト

昨日ご紹介した「鳳凰餅家」から日を改め、今度はチャイナタウンにある「東興」でエッグタルトの味を確かめてみました。

こちらも同じくシンガポールでは有名な老舗中華菓子店で、多くのガイドブックにも載っています。「鳳凰餅家」のエッグタルトはパイ生地が柔らかすぎてすぐ崩れてしまう程、味も中の上くらいでしたが、こちら「東興」はどの様な味わいなんでしょうか?

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チャイナタウンの中華菓子店

東興があるのは、シンガポール・チャイナタウンのSouth Bridge Rd(サウス・ブリッジ・ロード)沿いです。

近くにはスリ・マリアマン寺院があります。Chinatown駅からは少し離れていますが、それでも徒歩5分ほどで着く距離です。

シンガポールのチャイナタウン

カラフルな建物が特徴のチャイナタウン。ペンキの塗りが新しく、古い建物は殆ど見かけません。

シンガポール「東興」

東興の営業時間は9:00~:19:00。HPを見たところ休業日が書かれていなかったので、恐らく基本的に年中無休なのだと思います。シンガポールで独立店舗はここだけですが、西の方にあるBoon Lay駅前のSCにも入っている様です。

商品名は日本語併記

シンガポール「東興」の店内

店内は、一般的な菓子店の広さがあって、ショーケースの他イートインスペースもあります。

シンガポール「東興」はカフェとしても利用出来る

カフェとしても利用できる様で、コーヒー$2.5、ジャスミンティー$1.6等の他、Steamed Egg Dessertというプリンみたいな物もあります。Ginger入りのもあってどんな味がするのか気になる所ですが、この日は時間がなかったので次の機会に…

シンガポール「東興」生菓子のラインナップ

生菓子のラインナップは結構種類が多く、16~17種類くらいあったかと思います。エッグタルトの他にも月餅など定番の中華菓子が揃っていますが、価格は「ミニ月餅」が$2.8と少し高めな印象。

シンガポール「東興」の商品名は日本語併記

驚いたのは、商品名に日本語が併記されていた事。定番のエッグタルト以外にも、ほぼ全ての商品名に日本語が書かれていました。この時は居ませんでしたが、日本人の来客もさぞかし多いのでしょう。

シンガポール「東興」のエッグタルトとココナッツタルト

今回はエッグタルトの他に、この「ココナッツタルト」も試してみたいと思います。両方とも$1.9(≠152円)と、こちらもあまり安くはないですね。※価格は社会情勢により随時変動します。

屋外スペースで試食!

シンガポール「東興」のイートインスペース

店内にもイートインスペースはありますが、晴れていたので店前に設けられた屋外スペースで試食します。購入の際に「店内で食べます」と言わなかったので、テクアウト向けに袋に入れて渡されました。これを店内で開けて食べたら文句言われるか少し心配しましたが、特に何も言われず。

シンガポール「東興」のエッグタルト

先ずはエッグタルト。卵の部分はプルップルでプリンの様、とろける様な食感で良いですが、甘さ控えめで味も控えめ。パイ生地は鳳凰餅家よりもしっかりしていて歯応えもあります。それでもまだ柔らかめですが、あちらよりはポイント高いです。

シンガポール「東興」のココナッツタルト

続いてココナッツタルト。基本ベースのエッグ風味は変わらず、こちらも甘さ・味ともに控えめで、後味に残る余韻は少なめです。

シンガポール「東興」のココナッツタルトはシャリシャリとした食感

割ってみると、小さくて細長いココナッツの粒が沢山。食べてみると、シャリシャリとした食感が口いっぱいに広がります。こちらも美味しい方だと思いますが、味の主張が少ないのか、ちょっと物足りない感じ…。

東南アジアの中では極上の味!

シンガポール「東興」の美味しさ

これら2つとも、鳳凰餅家のエッグタルトと比べると味は上だと思いますが、特別な美味しさを求めるとガッカリするかもしれません。でも東南アジアで食べるクセの強いその他のスイーツと比べたら、これは極上の味!甘さ控えめな点は日本人向きですし、食べて損は無いと思います。

1つ150円とあまり安くはないですが、一度試してみる価値はありそうです。シンガポールで食べられるエッグタルトについては、次の記事も併せてご覧下さい→鳳凰餅家のエッグタルト‐100年以上の歴史を持つその味やいかに?

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