スペイン・マドリードで芸術鑑賞!2つのオペラ座と1つのコンサートホール

スペインと言えば、フラメンコでお馴染み「タブラオ」ばかりが注目されがちですが、首都マドリードにある本格的なオペラ座やコンサートホールはどの様なものなのか?マドリードでは1週間程の滞在でしたが、その間に2つのオペラ座と1つのコンサートホールで公演を観る事が出来ました!

今回は、そのオペラ座やコンサートホールについてざっくりとダイジェストでご紹介していこうと思います。

テアトロレアル

テアトロレアル

先ずは定番「テアトロレアル」。王宮のすぐ向かい側にあって、メトロのオペラ駅出口を出てすぐの所にあるので、マドリード観光の際は誰もが一度は見る機会のあるオペラ座だと思います。

公演の無い時は内部が公開されていて見学も出来るのですが、もちろん今回はオペラをしっかり鑑賞してきました!

テアトロレアルの内部

内部はパリのガルニエ程のゴージャス感はありませんでしたが、“王立”を意味するRealの名前が入っている事もあって、金の装飾が施された美しい馬蹄型のオペラ座です。

ここで鑑賞したのは《Die Soldaten》という現代オペラなのですが、これがとんでもない演出の超問題作でした!その内容やオペラ座の詳細についてはコチラ→オペラ【Die Soldaten】の衝撃!テアトロ・レアル鑑賞記と客席をレポート!

サルスエラ国立劇場

サルスエラ国立劇場の外観

続いて、「サルスエラ国立劇場(Teatro de la Zarzuela)」。こちらはマドリードにあるもう一つのオペラ座なのですが、テアトロレアルに比べると日本人にはあまり有名では無い様で、口コミ情報も少ないです。

サルスエラ国立劇場の内部

でも内部はしっかりとした馬蹄型をしていて、典型的なヨーロッパのオペラ座になっています。テアトロレアルと同様、1850年代からの歴史を持つ劇場なのですが、あまりきちんと改修されていないのか、金の装飾がかなり黒ずんでしまっている所も。

チケット料金も安めの設定なので、気軽にオペラ座の雰囲気を味わうには良いかもしれません。詳しくはコチラ→【サルスエラ国立劇場】鑑賞レポ!Teatro de la Zarzuela/チケットと客席

マドリード国立音楽堂

マドリード国立音楽堂の外観

もう一つ、こちらは「マドリード国立音楽堂」。1988年に出来た比較的新しいコンサートホールの一つで、スペイン国立管弦楽団などの公演が主に行われている他、世界的に名を馳せる有名アーティストのソリスト出演も多くある様です。

マドリード国立音楽堂シンフォニックホール

今回は、大ホール「シンフォニックホール」でラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を鑑賞しましたが、ホールはシドニーのオペラハウスやシンガポールのエスプラネードコンサートホールにも引けを取らない、斬新な照明設備とパイプオルガンがあって、見ごたえの程はなかなかのもの。

肝心のピアノの演奏はかなり残念なものでしたが、良くも悪くも演奏者の良し悪しが分かる、優れたホールなのかもしれません。鑑賞レポートはコチラ→【マドリード国立音楽堂】レポート!眺望・音響・シートMAP・チケットなど

ウィーンと比べると敷居はかなり低い

madrid-concert

と言う訳で、マドリードで鑑賞した3つのコンサートですが、比較的ラフな格好で来ている観客も多く、ウィーンの様な“社交界”の体で行ったら拍子抜けしてしまいました!それだけ市民に近いコンサートホールという事なのでしょうけど、その分演奏の質も…?

各々のホール詳細については、また追ってレポートしたいと思います。スペイン・マドリードに関する情報、観光スポット一覧など「スペイン・マドリードの観光ガイドと“一人旅”体験レポート!」も併せてご覧下さい。

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