今回はザルツブルクで「聖トリニティ教会」というミラベル宮殿に近い所にある教会に宿泊しましたが、この教会では定期的にミニコンサートが開かれていて、ちょうどタイミングが合ったので聴きに行ってみる事にしました!
普段、教会内は一般に公開されていないのですが、コンサートの時にだけ入場可能!そんな教会コンサートについて、チケットの買い方から講堂の様子まで、詳しくレポートしていきたいと思います。
普段は公開されていない教会
今回ご紹介する教会コンサートの会場はコチラ。ザルツァハ川の北側、ザルツブルク中央駅から旧市街への道のりの途中にあり、ミラベル宮殿のすぐ近くにある教会です。
ここは「聖トリニティ教会」という教会。実はこの教会の中にはホテルがあって、今回私はここへ宿泊したのですが、心洗われるとてもステキなホテルでした!詳しくは「ザルツブルクで教会に泊まる!Gästehaus im Priesterseminar Salzburg」の記事をご覧下さい。
この教会、講堂の部分は一般には公開されておらず、正面入口の扉を開けるとこの様に鉄格子があって中へ入る事が出来ません。
しかしこの講堂では定期的にコンサートが開催されていて、その時に限っては中へ入る事が出来ます。コンサート開催の日にはこの様に正面入口前に看板が出るので、分かり易いですね。
チケットの購入方法
この教会コンサートですが、残念ながら(?)無料のコンサートではありません。有料のチケットを購入する必要があり、チケットはこの教会の中にあるホテルのレセプションで買う事が出来ます(レセプションの場所等は上記のホテル記事へのリンクをご覧下さい)。
チケット料金は€25。この内€5をレセプションで支払って、残りの€20を後から会場で支払うというシステム。こんなデポジットを最初に取られるなんて、初めてですよ。※価格は為替レート等により常に変化します。
座席と服装
さて、チケットを手に入れたら、いざコンサートへ!開演時刻のおよそ30分程前になると、この様に正面入口が開いて中へ入れる様になります。
扉から入るとすぐ横に受付担当者が居るので、ここでチケットのチェックと残りの代金の支払いを行います。とても親切丁寧な対応でGood!
中へ入ってみると、楕円形の講堂を取り囲む様に座席が配置されています。なんだか一般的な教会の講堂とはちょっと異なっていますよね。
席は自由席。一応クッションは敷かれていますが、私の座った所には無かった…。この日の観客はおよそ20名ほど、みんな私服ではありますが、あまりラフな格好の人は居ませんでした。
プログラムは12曲
今回のプログラムはコチラ。出演者はVnとOrg、ソプラノの計3名、「オンブラ・マイ・フ」や「タイスの前奏曲」など有名な作品もあって素人でも楽しめる内容ですが、テンポが安定しないなど演奏者の実力はいまひとつ…。でも教会の豊かな音響の中、特にヴァイオリンの高い音が心地よく響くので、聴き応えはあると思います。
客席の前まで来て演奏してくれるのかと思いきや、演奏者は終始パイプオルガンの横。このパイプオルガンは教会入口側の上階にあるのですが、この事を知らずに私は入口付近の席に座ってしまったので、演奏者の姿が全く見えませんでした…。
演奏風景が見たい場合は、入口から一番遠い祭壇の前の席を確保するのが良いと思います。
終演後は撮影のチャンス!
コンサートはおよそ1時間で終了。終演後は解散となりますが、このコンサートでMCを務めた方から「ここは普段入れない所だから是非写真に収めて欲しい」との案内があった事から、この時間を利用して教会内をちょっと見てみました!
教会内はステンドグラスも無い質素な造り。煌びやかな装飾もありませんが、落ち着いた色合いで洗練されたデザインではあります。
天井にはフレスコ画。恐らくこの教会で一番の見所はココかなと。この楕円形の形、ウィーン旧市街にあるペーター教会とかなり似ていますね(参考→シュテファン大聖堂のすぐ近く《ペーター教会》が美しい!オーストリア・ウィーン)
パイプオルガンはコンパクトですが、コンサートでの演奏を聴いていると、これでも低音がかなり響いてきます。教会の大きさに合わせたサイズなんでしょう。
こんな小さな教会でも、簡易的な電子オルガンで済ませないのは、流石オーストリアといった所ですね。
オーストリアならではの体験
と言う訳で、ザルツブルクにあるDreifaltigkeitskircheでの教会コンサートの模様をお伝えしました!コンサートだけではなく、ホテルへの宿泊も合わせれば、オーストリアならではの体験ができると思います。
教会内のホテルについてはコチラの記事をご覧下さい→ザルツブルクで教会に泊まる!Gästehaus im Priesterseminar Salzburg
その他、ザルツブルク観光に関する記事一覧はコチラ→ザルツブルク